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公開番号
2024049754
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-04-10
出願番号
2022156175
出願日
2022-09-29
発明の名称
記録装置および吐出方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
2/165 20060101AFI20240403BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】 給紙後の記録時の画像品質の低下を抑制することを目的とする。
【解決手段】 給紙リトライ動作を実行した際に、予備吐出を行う。
【選択図】 図8
特許請求の範囲
【請求項1】
インクを吐出するノズルを有する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドのインクの吐出を制御する制御手段と、
記録媒体を収容するカセットと、
前記カセットから記録媒体を給送する給送動作を行う給送手段と、
前記給送手段によって搬送される前記記録媒体が通る搬送経路に設けられ、記録媒体を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果に基づいて記録媒体の給送が行われているか否かを判定する給送判定手段と、
を有し、
前記記録ヘッドは、画像を記録するためのインクではないインクの吐出を行う予備吐出を行うことができ、
前記検出手段によって前記記録媒体の給送が行われていると判定された場合には、前記制御手段は前記記録ヘッドによって第1の予備吐出を行わせ、
前記給送判定手段によって前記記録媒体の給送が行われていないと判定された場合には前記給送手段は記録媒体の給送動作を再度行うリトライ動作を行い、
前記制御手段は前記リトライ動作を行う前に前記記録ヘッドに第2の予備吐出を行わせることを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記給送判定手段が前記リトライ動作によって給送が行われていると判定した場合には、前記制御手段は前記記録ヘッドに前記第1の予備吐出を行わせることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記リトライ動作を行う場合、前回の予備吐出を行ってからの経過時間が第1の時間の場合には前記第2の予備吐出を行わないで前記リトライ動作を行い、前記経過時間が前記第1の時間より長い第2の時間の場合には前記第2の予備吐出を行ってから前記リトライ動作を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記リトライ動作を行うか否かを判定するリトライ判定手段を有し、
前記給送判定手段によって給送が行われていないと判定された場合には前記リトライ判定手段によって前記リトライ動作を行うか否かを判定し、前記リトライ判定手段が前記リトライ動作を行うと判定すると前記給送手段によって前記リトライ動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項5】
記録媒体を収容するカセットを複数有し、
前記リトライ判定手段は予め定められた優先順に基づいて前記リトライ動作を行うカセットを選択し、印刷指令の記録媒体の情報と選択されたカセットに収容された記録媒体の情報とを比較し、
前記リトライ判定手段が前記印刷指令の記録媒体の情報と前記選択されたカセットに収容された記録媒体の情報とが一致すると判断した場合には、前記リトライ動作を行い、前記リトライ判定手段が前記印刷指令の記録媒体の情報と前記選択されたカセットに収容された記録媒体の情報とが一致しないと判断した場合には、前記リトライ動作を行わないことを特徴とする請求項4に記載の記録動作。
【請求項6】
前記記録媒体の情報は、記録媒体の種類であることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
【請求項7】
前記記録媒体の情報は、記録媒体のサイズであることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
【請求項8】
前記リトライ判定手段は、前記カセットに記録媒体がない場合には前記リトライ動作を行わないと判定することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
【請求項9】
前記リトライ判定手段は、前記リトライ動作を行った回数が所定の回数を超えた場合に前記リトライ動作を行わないと判定することを特徴とする請求項4から8のいずれか1項に記載の記録装置。
【請求項10】
前記リトライ動作を行わない場合には、エラーであることを通知手段に通知させることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録装置及び吐出方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、給紙ローラによって供給される記録媒体の給紙状況を供給経路に設けられた用紙検出器によって検出し、給紙失敗が確認されると給紙リトライ動作を行うことが開示されている。
【0003】
特許文献2には、給紙動作の開始に平行して、記録ヘッドのノズルの詰まりを解消するためにインクを吐出するフラッシング動作を行うことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平8-169632号公報
特開2008-37006号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、給紙リトライ動作を実施する場合、給紙動作の開始と並行して記録ヘッドのノズルの詰まりを解消する予備吐出動作を行っても、記録媒体の供給に要する時間が想定よりも延びてしまう。そのため、記録ヘッドがキャップから解放されている期間が延びてノズル内の増粘が想定より進み、記録に影響が出てしまう可能性がある。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、給紙後の記録時の画像品質の低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、インクを吐出するノズルを有する記録ヘッドと、前記記録ヘッドのインクの吐出を制御する制御手段と、記録媒体を収容するカセットと、前記カセットから記録媒体を給送する給送動作を行う給送手段と、前記給送手段によって搬送される前記記録媒体が通る搬送経路に設けられ、記録媒体を検出する検出手段と、前記検出センサの検出結果に基づいて記録媒体の給送が行われているか否かを判定する給送判定手段と、を有し、前記記録ヘッドは、画像を記録するためのインクではないインクの吐出を行う予備吐出を行うことができ、前記検出手段によって前記記録媒体の給送が行われていると判定された場合には、前記制御手段は前記記録ヘッドによって第1の予備吐出を行わせ、前記判定手段によって前記記録媒体の給送が行われていないと判定された場合には前記給送手段は記録媒体の給送動作を再度行うリトライ動作を行い、前記制御手段は前記リトライ動作を行う前に前記記録ヘッドに第2の予備吐出を行わせることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、給紙後の記録時の画像品質の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係るインクジェット記録装置の斜視図である。
本実施形態に係る供給機構を示す詳細説明図である。
本実施形態に係る回復機構の斜視図である。
本実施形態に係る回復機構の模式図である。
本実施形態に係る記録ヘッドの模式図である。
本実施形態に係る記録装置の断面模式図である。
本実施形態に係る制御の構成を示すブロック図である。
第1の実施形態における給紙リトライ時の予備吐出動作制御のフローチャートである。
本実施形態における給紙リトライ実施判定のフローチャートである。
第2の実施形態における給紙リトライ時の予備吐出動作制御のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るインクジェット記録装置(以下記録装置とも称する)100を示す斜視図である。インク滴を吐出する記録ヘッド4はキャリッジ3に搭載されている。記録ヘッド4とインクを収容する液体容器11は、供給チューブ8によって連結され記録ヘッド4へとインクを供給する。
(【0011】以降は省略されています)
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