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公開番号2024049552
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022155841
出願日2022-09-29
発明の名称経口投与用製剤組成物
出願人株式会社Walky
代理人個人,個人
主分類A23L 33/10 20160101AFI20240403BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】II型コラーゲンを有効に摂取でき、関節への負荷を軽減することが可能で、人間や動物の関節ケアや運動機能改善に有用な経口投与用製剤組成物を提供すること。
【解決手段】L-カルニチンと非変性II型コラーゲンとを含有する経口投与用製剤組成物。ここで、L-カルニチン純分の含有量:非変性II型コラーゲン純分の含有量の質量比は、5:1~60:1の範囲であることが好ましい。本発明の経口投与用製剤組成物はまた、粉体物又は液状物であってもよく、顆粒製剤やカプセル剤とすることもできる。シリカ、さつま芋、りんご及び/又は黒砂糖等を含有していてもよい。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項1】
L-カルニチンと非変性II型コラーゲンとを含有する経口投与用製剤組成物。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
非変性II型コラーゲンの含有量に対するL-カルニチンの含有量の割合が、質量比で5~60の範囲である、請求項1に記載の経口投与用製剤組成物。
【請求項3】
前記製剤組成物は、粉体物又は液状物である、請求項1又は2に記載の経口投与用製剤組成物。
【請求項4】
前記製剤組成物は、粉体状の前記L-カルニチンと、粉体状の前記非変性II型コラーゲンとを混合した粉体物であり、かつ、
前記L-カルニチンは、酸味抑制剤でマスキングされている、請求項3に記載の経口投与用製剤組成物。
【請求項5】
前記酸味抑制剤は、シリカ、さつま芋、りんご及び黒砂糖のうちの少なくとも1つの材料で構成されている、請求項4に記載の経口投与用製剤組成物。
【請求項6】
前記製剤組成物は、前記L-カルニチンと前記非変性II型コラーゲンを水に溶解させて調製した液状物である、請求項3に記載の経口投与用製剤組成物。
【請求項7】
請求項4に記載の前記製剤組成物からなる顆粒製剤。
【請求項8】
請求項6に記載の前記製剤組成物を充填してなるカプセル剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、経口投与用製剤組成物に関し、具体的には、人間や動物の関節ケアや運動機能改善に有用な経口投与用製剤組成物に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、人間や飼育動物の運動機能を改善するための製剤組成物が、重要となっている。人間や、犬、猫、馬のような飼育動物においては、昨今、老化や運動不足、肥満等に起因する、変形性関節症等の関節トラブルが増加傾向にある。こうした関節トラブルの予防及びケア、さらには運動機能全般の改善を目的に、従来より様々な経口投与用製剤組成物が、栄養補助食品、健康補助食品、サプリメント等として供給されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、L-カルニチン類とグルコサミノグリカン類(コンドロイチン硫酸等の、グルコサミンを成分とするムコ多糖類)とを含む組成物が記載され、また、特許文献2には、グルコサミン類とミルク香料とを含んでなる経口投与用固形製剤が記載されている。さらに、特許文献3には、コラーゲンペプチド及びホエイタンパク質を有効成分とする筋損傷回復促進用組成物が開示され、コラーゲンと関節との関係についても言及されている。加えて、特許文献4には、イミダゾールペプチドとケルセチン配糖体とを含有する組成物、さらにはコラーゲンを含有する組成物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-53569号公報
特開2009-184967号公報
特開2022-40051号公報
国際公開第2013/132668号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
グルコサミンやコンドロイチン類等は、関節軟骨の主要成分の一つであり、その摂取によって関節障害を予防、治療、又は緩和し得ることが報告されている。しかし、水分を除く関節軟骨成分中で、グルコサミンやコンドロイチン類が占める割合は5~15質量%程度であるため、特許文献1及び2記載の組成物は、関節のケアのために十分有効とは限らない。しかもグルコサミン等は、体内に吸収され難い短所も有する。関節障害を予防、治療、又は緩和する上では、グルコサミン等よりも、軟骨成分の約80質量%以上を占めるコラーゲンを摂取する方が有用である。
【0006】
コラーゲンの内でも、脊椎動物中に最も大量に存在するコラーゲンはI型であり、関節軟骨に多く含まれるII型コラーゲンとは構造が異なる。関節を有効にケアするためには、II型のコラーゲンを、それも非変性の形で摂取することが望ましい。特許文献3に記載されたような、コラーゲンペプチドを含有する組成物では、たとえII型コラーゲンを原料に用いても、その構造が加水分解酵素等での処理によって失われてしまっている。そのため、ペプチドが栄養として吸収されるだけでコラーゲンとしては認識されず、関節のケアには必ずしも有効に機能し得ない。特許文献4ではII型コラーゲンについても言及されてはいるが、コラーゲンペプチドではなく非変性のコラーゲンを摂取することの重要性については、開示されていない。
【0007】
また、関節障害を予防又は治療する上で、関節周辺の筋肉を強化し、加えて体重をできるだけ低減して関節に掛かる負荷を軽減することも重要である。特許文献4で言及されているように、II型コラーゲンを含有しているだけでは、筋肉強化や体重低減を含めた総合的な関節ケアを図ることはできない。
【0008】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、関節軟骨の主成分であるII型コラーゲンを有効に摂取でき、しかも筋肉強化や体重低減を併せて行うことによって、人間や動物の関節障害を予防、治療、又は緩和するとともに、運動機能を改善することができる経口投与用製剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、人間や動物の関節障害や、運動機能の改善を達成するための検討を行ったところ、例えば高齢化すると、関節の軟骨成分が不足する傾向があるとともに、関節周りの筋肉も弱くなりがちであることが判明した。このため、本発明者は、不足しがちな関節の軟骨成分を、非変性II型コラーゲンで補給し、また、弱くなりがちな関節周りの筋肉を、L-カルニチンで補強することによって、人間や動物に発生する関節障害を緩和するとともに、運動機能の改善を図ることができることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0010】
すなわち、本発明は少なくとも下記の発明を提供する。
[1]L-カルニチンと非変性II型コラーゲンとを含有する経口投与用製剤組成物。
[2]非変性II型コラーゲンの含有量に対するL-カルニチンの含有量の割合が、質量比で、5~60の範囲である、[1]に記載の経口投与用製剤組成物。
[3]前記製剤組成物は、粉体物又は液状物である、[1]又は[2]に記載の経口投与用製剤組成物。
[4]前記製剤組成物は、粉体状の前記L-カルニチンと、粉体状の前記非変性II型コラーゲンとを混合した混合物であり、かつ、
前記L-カルニチンは、酸味抑制剤でマスキングされている、[3]に記載の経口投与用製剤組成物。
[5]前記酸味抑制剤は、シリカ、さつま芋、りんご及び黒砂糖のうちの少なくとも1つの材料で構成されている、[4]に記載の経口投与用製剤組成物。
[6]前記製剤組成物は、前記L-カルニチンと前記非変性II型コラーゲンを水に溶解させて調製した液状物である、[3]に記載の経口投与用製剤組成物。
[7]上記[4]又は[5]に記載の前記製剤組成物からなる顆粒製剤。
[8]上記[6]に記載の前記製剤組成物を充填してなるカプセル剤。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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