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公開番号2024048916
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022155082
出願日2022-09-28
発明の名称情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類G06F 11/36 20060101AFI20240402BHJP(計算;計数)
要約【課題】より優先度の高いタスクから先にテストを実行する。
【解決手段】車載装置にて実行されるソフトウェアの開発支援をする情報処理システムであって、前記ソフトウェアに含まれる複数のソースが格納されたリポジトリから提供されるタスクを、前記タスクがテストの実行待ちをするキューに追加する制御部を備え、前記制御部は、前記タスクに関する情報を含む優先度情報が格納されているストレージから、前記優先度情報を読み出し、前記優先度情報に基づいて、前記タスクの優先度を算出し、前記キューに既に蓄積されている前記タスクの優先度と、前記キューに新たに追加する前記タスクの優先度とを比較し、より高い優先度の前記タスクの実行順を先にした状態で、前記タスクを前記キューに追加する、情報処理システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車載装置にて実行されるソフトウェアの開発支援をする情報処理システムであって、
前記ソフトウェアに含まれる複数のソースが格納されたリポジトリから提供されるタスクを、前記タスクがテストの実行待ちをするキューに追加する制御部を備え、
前記制御部は、
前記タスクに関する情報を含む優先度情報が格納されているストレージから、前記優先度情報を読み出し、
前記優先度情報に基づいて、前記タスクの優先度を算出し、
前記キューに既に蓄積されている前記タスクの優先度と、前記キューに新たに追加する前記タスクの優先度とを比較し、より高い優先度の前記タスクの実行順を先にした状態で、前記タスクを前記キューに追加する、
情報処理システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記車載装置は車載ECUを含む、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記優先度情報は、テスト環境、前記タスクの過去のテストの結果、前記タスクの過去のテストの実行時点および前記タスクの過去のテストの所要時間のうち少なくともひとつに関する情報を含む、
請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記優先度情報は、前記タスクに要求される車両の安全規格に関する情報を含む、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記タスクは、第1タスクと、直近の実行時点が前記第1タスクの直近の前記実行時点よりも前である第2タスクと、を含み、
前記制御部は、前記第2タスクの優先度を前記第1タスクの優先度よりも高く算出する、
請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記タスクは、第1タスクと、前記所要時間が前記第1タスクの前記所要時間よりも短い第2タスクと、を含み、
前記制御部は、前記第2タスクの優先度を前記第1タスクの優先度よりも高く算出する、
請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記タスクは、直近の前記結果が成功である第1タスクと、直近の前記結果が失敗である第2タスクと、を含み、
前記制御部は、前記第2タスクの優先度を前記第1タスクの優先度よりも高く算出する、
請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記テスト環境は、
回路基板および前記回路基板の動作を測定する測定部を含むテストセットと、
前記キューから出力される前記タスクに基づいて、前記テストセットを制御することで、前記タスクのテストを実行する実行部と、
を有し、
前記優先度情報は、前記タスクと、前記タスクのテストにおいて使用される前記テストセットとを紐付けた環境情報を含み、
前記制御部は、前記環境情報に基づいて、前記タスクの優先度を算出する、
請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記テストセットは、複数の第1テストセットと、複数の前記第1テストセットよりも数が少ない第2テストセットと、を含み、
前記タスクは、前記環境情報において、前記第1テストセットに紐付けられている第1タスクと、前記第2テストセットに紐付けられている第2タスクと、を含み、
前記制御部は、前記第2タスクの優先度を前記第1タスクの優先度よりも高く算出する、
請求項8に記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記タスクは、第1タスクと、要求される前記安全規格が前記第1タスクに要求される前記安全規格よりも厳しい第2タスクと、を含み、
前記制御部は、前記第2タスクの優先度を前記第1タスクの優先度よりも高く算出する、
請求項4に記載の情報処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ソフトウェアの開発において、継続的インテグレーション(CI:Continuous Integration)および継続的デリバリー(CD:Continuous Delivery)と称される手法が用いられる場合がある。なお、継続的デリバリーに代えて、継続的デプロイ(CD:Continuous Deployment)が実施される場合もある。このような開発手法は、開発途上のソフトウェアをこまめに自動検証することで、大規模な修正イベントを抑制し、修正に掛かるコストを低減することを目的としている。
【0003】
例えば、ソフトウェアの開発現場では、複数の開発者が各自、ソースを作成しており、単体のソースの動作確認が行われている。しかし、1個のソフトウェアとして複数のソースを統合した状態で動作させると、エラーが生じるおそれがある。この場合、いずれのソースの組合せにおいてエラーが生じたのかを1組ずつ検証する必要が生じるため、動作テストに時間が掛かるおそれがある。
【0004】
CI/CDに基づく開発手法では、例えば複数の開発者がそれぞれ作成したソースを、クラウド上のリポジトリに格納する(リポジトリへのプッシュ)。そして、GitHub(登録商標)等のソース管理ツール(SCM:Source Code Managementとも称される。)が、ソースの更新等の都度、リポジトリに格納されたソースに基づいて自動的にタスクを作成する(タスクのビルド)。タスクはJenkins(登録商標)等のCI/CDツールによって自動的にテストされる。
【0005】
このように、小さなサイクルによりインテグレーションを繰り返し行い、インテグレーションのエラーを頻回にチェックすることで、大規模な手戻りを抑制することができる。
【0006】
特許文献1には、テストの重要度、テストの実行時間に基づいて、実行するテストケースを選択する技術が開示されている。特許文献1の技術では、例えば重要度の低いテストケースを実行しないため、CIの自動テストに掛かる時間を抑制することができる。
【0007】
特許文献2には、ソースコードに対応するチケットの属性情報に含まれる優先度属性などに基づいて、自動実行キューの実行対象情報の順序を変更する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2010-134643号公報
特開2021-105866号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
自動車等の車両に搭載される装置(車載装置)にて実行されるソフトウェアは、年々大規模化しており、車載装置用のソフトウェアにおいてもCI/CDに基づく開発手法が採用されてきている。
【0010】
ここで、車載装置用のソフトウェアの場合、タスクの動作テストのために、例えば開発用の回路基板や測定治具などのハードウェアリソースを使用する必要がある。このようなハードウェアリソースを多数設けると、テスト環境の構築にコストが掛かるため、ハードウェアリソースの数は制限されている。このため、車載装置用のソフトウェアでは、動作テストを多数並列して実行することが困難であり、より優先度の高いタスクからテストを実行することで、ソフトウェアの修正点をより迅速に発見することが要求される。
(【0011】以降は省略されています)

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