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公開番号2024048850
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154982
出願日2022-09-28
発明の名称情報処理システムおよび情報処理方法
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類G06F 11/36 20060101AFI20240402BHJP(計算;計数)
要約【課題】テストをより効率的に実行する情報処理システムおよび情報処理方法を提供する。
【解決手段】ソフトウェアに含まれる複数のソースに基づいて生成されるタスクのテストを実行してソフトウェアの開発支援をする情報処理システム1であって、情報処理装置は、生成されるタスクの基礎となる複数のソースをインテグレートして生成物を生成し、それを用いてタスクのテストを実行する制御部を備える。制御部は、登録条件が満たされる場合、生成物をストレージに登録し、満たされない場合、生成物をストレージに登録しない。登録条件は、生成物のファイルサイズが所定量未満であるか、生成物に要求される安全規格が所定の段階を超えるか、複数のソースをインテグレートするインテグレート時間から、生成物をストレージに登録する登録時間及び生成物をストレージから読み出す読出時間の合計時間を減算した差分値が、所定値を超えるかのうち少なくとも一つである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ソフトウェアに含まれる複数のソースに基づいて生成されるタスクのテストを実行することで、前記ソフトウェアの開発支援をする情報処理システムであって、
前記タスクの基礎となる複数の前記ソースをインテグレートして生成物を生成し、前記生成物を用いて前記タスクのテストを実行する制御部を備え、
前記制御部は、登録条件が満たされる場合、前記生成物をストレージに登録し、前記登録条件が満たされない場合、前記生成物を前記ストレージに登録しない、
情報処理システム。
ここで、前記登録条件は、以下の第1登録条件から第3登録条件のうち少なくともひとつである。
第1登録条件:前記生成物のファイルサイズが所定量未満である
第2登録条件:前記生成物に要求される安全規格が所定の段階を超える
第3登録条件:複数の前記ソースをインテグレートするインテグレート時間から、前記生成物を前記ストレージに登録する登録時間および前記生成物を前記ストレージから読み出す読出時間の合計時間を減算した差分値が、所定値を超える
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記登録条件を満たすか否かを判定する判定部をさらに備え、
前記制御部は、前記判定部の判定結果に基づいて、前記生成物を前記ストレージに登録するか否か決定する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記判定部は、
前記ストレージの空き容量が第1容量である場合、前記第1登録条件の前記所定量を第1所定量とし、前記第2登録条件の前記段階を第1段階とし、又は前記第3登録条件の前記所定値を第1所定値として、前記登録条件を満たすか否かを判定し、
前記ストレージの空き容量が前記第1容量よりも少ない第2容量である場合、前記第1登録条件の前記所定量を前記第1所定量よりも少ない第2所定量とし、前記第2登録条件の前記段階を前記第1段階よりも高い第2段階とし、又は前記第3登録条件の前記所定値を前記第1所定値よりも大きい第2所定値として、前記登録条件を満たすか否かを判定する、
請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記登録条件が満たされる場合、前記ストレージに既に登録されている前記段階が第1段階である前記生成物を削除して、前記ストレージに前記段階が前記第1段階よりも高い第2段階である前記生成物を新たに登録する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記ソフトウェアは、車両に搭載される車載装置にて実行されるソフトウェアであり、
前記安全規格は、ISO26262のASIL(Automotive Safety Integrity Level)である、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記制御部は、前記タスクが前記制御部へ入力された際に、読出条件が満たされる場合、過去に前記制御部へ前記タスクが入力された際に生成された前記生成物を前記ストレージから読み出し、前記読出条件が満たされない場合、今回に前記制御部へ入力された前記タスクに基づいて新たに前記生成物を生成する、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
ここで、前記読出条件は、以下の第1読出条件から第3読出条件のうち少なくともひとつである。
第1読出条件:前記生成物のファイルサイズが所定量未満である
第2読出条件:前記生成物に要求される安全規格が所定の段階を超える
第3読出条件:複数の前記ソースをインテグレートするインテグレート時間から前記生成物を前記ストレージから読み出す読出時間を減算した差分値が所定値を超える
【請求項7】
ソフトウェアに含まれる複数のソースに基づいて生成されるタスクのテストを実行することで、前記ソフトウェアの開発支援をする情報処理システムであって、
前記タスクの基礎となる複数の前記ソースをインテグレートして生成物を生成し、前記生成物をストレージに登録し、前記生成物を用いて前記タスクのテストを実行する制御部を備え、
前記制御部は、前記タスクが前記制御部へ入力された際に、読出条件が満たされる場合、過去に前記制御部へ前記タスクが入力された際に生成された前記生成物を前記ストレージから読み出し、前記読出条件が満たされない場合、今回に前記制御部へ入力された前記タスクに基づいて新たに前記生成物を生成する、
情報処理システム。
ここで、前記読出条件は、以下の第1読出条件から第3読出条件のうち少なくともひとつである。
第1読出条件:前記生成物のファイルサイズが所定量未満である
第2読出条件:前記生成物に要求される安全規格が所定の段階を超える
第3読出条件:複数の前記ソースをインテグレートするインテグレート時間から前記生成物を前記ストレージから読み出す読出時間を減算した差分値が所定値を超える
【請求項8】
ソフトウェアに含まれる複数のソースに基づいて生成されるタスクのテストを実行することで、前記ソフトウェアの開発支援をする情報処理方法であって、
前記タスクの基礎となる複数の前記ソースをインテグレートして生成物を生成する第1ステップと、
前記生成物を用いて前記タスクのテストを実行する第2ステップと、
登録条件が満たされる場合、前記生成物をストレージに登録し、前記登録条件が満たされない場合、前記生成物を前記ストレージに登録しない第3ステップと、
を備える、情報処理方法。
ここで、前記登録条件は、以下の第1登録条件から第3登録条件のうち少なくともひとつである。
第1登録条件:前記生成物のファイルサイズが所定量未満である
第2登録条件:前記生成物に要求される安全規格が所定の段階を超える
第3登録条件:複数の前記ソースをインテグレートするインテグレート時間から、前記生成物を前記ストレージに登録する登録時間および前記生成物を前記ストレージから読み出す読出時間の合計時間を減算した差分値が、所定値を超える

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理システムおよび情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ソフトウェアの開発において、継続的インテグレーション(CI:Continuous Integration)および継続的デリバリー(CD:Continuous Delivery)と称される手法が用いられる場合がある。なお、継続的デリバリーに代えて、継続的デプロイ(CD:Continuous Deployment)が実施される場合もある。このような開発手法は、開発途上のソフトウェアをこまめに自動検証することで、大規模な修正イベントを抑制し、修正に掛かるコストを低減することを目的としている。
【0003】
例えば、ソフトウェアの開発現場では、複数の開発者が各自、ソースを作成しており、単体のソースの動作確認が行われている。しかし、1個のソフトウェアとして複数のソースを統合した状態で動作させると、エラーが生じるおそれがある。この場合、いずれのソースの組合せにおいてエラーが生じたのかを1組ずつ検証する必要が生じるため、動作テストに時間が掛かるおそれがある。
【0004】
CI/CDに基づく開発手法では、例えば複数の開発者がそれぞれ作成したソースを、クラウド上のリポジトリに格納する(リポジトリへのプッシュ)。そして、GitHub(登録商標)等のソース管理ツール(SCM:Source Code Managementとも称される。)が、ソースの更新等の都度、リポジトリに格納されたソースに基づいて自動的にタスクを作成する(タスクのビルド)。タスクはJenkins(登録商標)等のCI/CDツールによって自動的にテストされる。
【0005】
このように、小さなサイクルによりインテグレーションを繰り返し行い、インテグレーションのエラーを頻回にチェックすることで、大規模な手戻りを抑制することができる。
【0006】
特許文献1には、テストの重要度、テストの実行時間に基づいて、実行するテストケースを選択する技術が開示されている。特許文献1の技術では、例えば重要度の低いテストケースを実行しないため、CIの自動テストに掛かる時間を抑制することができる。
【0007】
特許文献2には、前回のテスト結果等を実行結果データベースに格納し、テストを行う際に、実行結果データベースを参照して、前回のテスト結果がOKであり、かつ前回のテストに係るファイルと今回のテストに係るファイルとの間に変更がない場合に、今回のテストをスキップする技術が開示されている。特許文献2の技術では、判定の結果次第でテストに係る処理が省略されるため、テストの実行時間を短くすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2010-134643号公報
国際公開2020/166345号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ソフトウェアの開発は、年々大規模化の傾向にあり、これに伴ってテストに掛かる時間も長時間化している。このため、CI/CDに基づく開発手法を採用する場合に、テストをより効率的に実行することが要求されている。
【0010】
ここで、特許文献2のように前回のテスト結果等を実行結果データベースに格納し、新たなテストを実行する際に前回のテスト結果等を参照して新たなテストをスキップするか否かを判定する手法を採用する場合、当該実行結果データベースを作成する必要がある。
(【0011】以降は省略されています)

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