特許ウォッチ

公開番号2024045893
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-03
出願番号2022150970
出願日2022-09-22
発明の名称電気掃除機
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類A47L 9/04 20060101AFI20240327BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】汚れの度合いなどに応じて優れた使い分けをすることのできる電気掃除機を提供する。
【解決手段】本開示に係る電気掃除機は、パイプがクリーナヘッドに対して回転移動可能になるようにクリーナヘッドとパイプとの間をつなぐヒンジを備える。ブラシ中心軸及びヒンジ中心軸に平行な方向から見たときにパイプが被清掃面に対して第一方向へ傾斜した第一使用形態と、ブラシ中心軸及びヒンジ中心軸に平行な方向から見たときにパイプが被清掃面に対して第一方向とは反対の第二方向へ傾斜した第二使用形態とで使用可能である。第一使用形態においてクリーナヘッドが第二方向へ進むと、その進行方向に対して正回転となるように回転ブラシが回転しながら被清掃面に接する。第二使用形態においてクリーナヘッドが第一方向へ進むと、その進行方向に対して逆回転となるように回転ブラシが回転しながら被清掃面に接する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
被清掃面に対して平行なブラシ中心軸を中心として一方向に回転する回転ブラシを有するクリーナヘッドと、
使用者が把持するハンドルと、
前記クリーナヘッドと前記ハンドルとの間に設けられたパイプと、
前記ブラシ中心軸に平行なヒンジ中心軸を中心として前記パイプが前記クリーナヘッドに対して回転移動可能になるように前記クリーナヘッドと前記パイプとの間をつなぐヒンジと、
を備える電気掃除機であって、
前記ブラシ中心軸及び前記ヒンジ中心軸に平行な方向から見たときに前記パイプが前記被清掃面に対して第一方向へ傾斜した第一使用形態と、
前記ブラシ中心軸及び前記ヒンジ中心軸に平行な方向から見たときに前記パイプが前記被清掃面に対して前記第一方向とは反対の第二方向へ傾斜した第二使用形態とで使用可能であり、
前記第一使用形態において前記クリーナヘッドが前記第二方向へ進むと、その進行方向に対して正回転となるように前記回転ブラシが回転しながら前記被清掃面に接し、
前記第二使用形態において前記クリーナヘッドが前記第一方向へ進むと、その進行方向に対して逆回転となるように前記回転ブラシが回転しながら前記被清掃面に接する電気掃除機。
続きを表示（約 520 文字）【請求項２】
前記パイプの長手軸を中心として前記ハンドルを回転移動可能とするハンドル回転機構を備える請求項１に記載の電気掃除機。
【請求項３】
前記クリーナヘッドの底部に設けられ、前記回転ブラシに対して前記第一方向の位置にある第一負圧維持部材と、
前記クリーナヘッドの底部に設けられ、前記回転ブラシに対して前記第二方向の位置にある第二負圧維持部材と、
前記第一使用形態のときには前記第一負圧維持部材を突出させるとともに前記第二負圧維持部材を退避させ、前記第二使用形態のときには前記第二負圧維持部材を突出させるとともに前記第一負圧維持部材を退避させる負圧維持部材移動機構と、
を備える請求項１または請求項２に記載の電気掃除機。
【請求項４】
前記第一使用形態のときの前記回転ブラシの回転速度よりも前記第二使用形態のときの前記回転ブラシの回転速度を高くする制御部を備える請求項１または請求項２に記載の電気掃除機。
【請求項５】
前記クリーナヘッドの本体に対する前記ブラシ中心軸の鉛直方向の位置を変更可能なブラシ位置調整機構を備える請求項１または請求項２に記載の電気掃除機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、電気掃除機に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
下記特許文献１には、電動送風機を内蔵する掃除機本体に連通するように接続され、吸口基体に形成した吸い込み開口からの吸い込み気流を床面に作用させて該床面の塵埃を吸い込む電気掃除機の吸口において、底面に吸い込み開口を形成した吸口基体の前記吸い込み開口に進退する床面摺擦部材と、前記掃除機本体を接続する接続管を接続するために吸口基体に前後方向に転角可能に設けた接続管継手を備え、前記接続管継手の転角に連動させて前記床面摺擦部材を進退させるようにしたことを特徴とする電気掃除機の吸口が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０００－２５４０４７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１のものでは、汚れの度合いなどに応じて優れた使い分けをすることが、必ずしも容易ではないという課題がある。
【０００５】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされた。本開示の目的は、汚れの度合いなどに応じて優れた使い分けをすることのできる電気掃除機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に係る電気掃除機は、被清掃面に対して平行なブラシ中心軸を中心として一方向に回転する回転ブラシを有するクリーナヘッドと、使用者が把持するハンドルと、クリーナヘッドとハンドルとの間に設けられたパイプと、ブラシ中心軸に平行なヒンジ中心軸を中心としてパイプがクリーナヘッドに対して回転移動可能になるようにクリーナヘッドとパイプとの間をつなぐヒンジと、を備える電気掃除機であって、ブラシ中心軸及びヒンジ中心軸に平行な方向から見たときにパイプが被清掃面に対して第一方向へ傾斜した第一使用形態と、ブラシ中心軸及びヒンジ中心軸に平行な方向から見たときにパイプが被清掃面に対して第一方向とは反対の第二方向へ傾斜した第二使用形態とで使用可能であり、第一使用形態においてクリーナヘッドが第二方向へ進むと、その進行方向に対して正回転となるように回転ブラシが回転しながら被清掃面に接し、第二使用形態においてクリーナヘッドが第一方向へ進むと、その進行方向に対して逆回転となるように回転ブラシが回転しながら被清掃面に接するものである。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、汚れの度合いなどに応じて優れた使い分けをすることのできる電気掃除機を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施の形態１に係る電気掃除機を示す図である。
実施の形態１に係る電気掃除機を示す図である。
実施の形態１に係る電気掃除機が備えるクリーナヘッドの付近の断面側面図である。
実施の形態１に係る電気掃除機が備えるクリーナヘッドの断面平面図である。
実施の形態１に係る電気掃除機が備えるクリーナヘッドの付近の断面側面図である。
実施の形態２に係る電気掃除機が備えるクリーナヘッドの付近の断面側面図である。
実施の形態３に係る電気掃除機が備えるクリーナヘッドの付近の断面側面図である。
実施の形態３に係る電気掃除機が備えるクリーナヘッドの断面平面図である。
ブラシ位置調整機構を説明するための図である。
ブラシ位置調整機構を説明するための図である。
ブラシ位置調整機構を説明するための図である。
実施の形態３に係る電気掃除機が備える回転ブラシの断面側面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。なお、本開示で角度に言及した場合において、和が３６０度となる優角と劣角とがあるときには原則として劣角の角度を指すものとし、和が１８０度となる鋭角と鈍角とがある場合には原則として鋭角の角度を指すものとする。また、以下に示す実施の形態に示した構成は、本開示に係る技術的思想の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本開示に記載の複数の技術的思想を組み合わせることも可能である。また、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略または変更することも可能である。
【００１０】
実施の形態１．
図１及び図２は、実施の形態１に係る電気掃除機１を示す図である。これらの図に示すように、実施の形態１に係る電気掃除機１は、クリーナヘッド２と、使用者が把持するハンドル３と、クリーナヘッド２とハンドル３との間に設けられたパイプ４と、クリーナヘッド２とパイプ４との間をつなぐヒンジ５と、を備える。
（【００１１】以降は省略されています）

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