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公開番号2024045759
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2024026168
出願日2024-02-26
発明の名称有害生物防除方法
出願人住友化学株式会社
代理人個人,個人
主分類A01N 43/56 20060101AFI20240326BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】有害生物の防除方法を提供すること。
【解決手段】式(I)
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024045759000088.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">26</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">64</com:WidthMeasure> </com:Image> 〔式中、Zは、C6-C10アリール基等を表し、R1及びR2は、同一又は相異なり、C1-C6鎖式炭化水素基等を表し、R3は、C1-C6鎖式炭化水素基等を表し、隣接するR1とR3は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、C4-C7脂環式炭化水素等を形成していてもよく、隣接する2つのR3とR3は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、C4-C7脂環式炭化水素等を形成していてもよく、pは、0、1、2、又は3を表し、pが、2又は3である場合、2又は3つのR3は、同一又は相異なっていてもよい。〕で示される化合物若しくはそのNオキシド又はそれらの塩は有害生物を防除することができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
式(I)
TIFF
2024045759000087.tif
25
65
〔式中、
Zは、C6-C10アリール基、又は5-10員芳香族複素環基{該C6-C10アリール基、及び該5-10員芳香族複素環基は、群Dより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい}を表し、

1
及びR
2
は、同一又は相異なり、群Aより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよいC1-C6鎖式炭化水素基、C3-C8脂環式炭化水素基、3-8員非芳香族複素環基、C6-C10アリール基、5-10員芳香族複素環基{該C3-C8脂環式炭化水素基、該3-8員非芳香族複素環基、該C6-C10アリール基、及び該5-10員芳香族複素環基は、群Cより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい}、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、NR
8

9
、OR
10
、S(O)
k

11
、C(O)R
12
、C(O)OR
13
、C(O)NR
4

5
、又はCR
6
=N-O-R
7
を表し、

3
は、群Aより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよいC1-C6鎖式炭化水素基、C3-C8脂環式炭化水素基、3-8員非芳香族複素環基、C6-C10アリール基、5-10員芳香族複素環基{該C3-C8脂環式炭化水素基、該3-8員非芳香族複素環基、該C6-C10アリール基、及び該5-10員芳香族複素環基は、群Cより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい}、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、NR
8

9
、OR
10
、S(O)
k

11
、C(O)R
12
、C(O)OR
13
、C(O)NR
4

5
、又はCR
6
=N-O-R
7
を表し、
隣接するR
1
とR
3
は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、C4-C7脂環式炭化水素、5-7員非芳香族複素環{該C4-C7脂環式炭化水素及び該5-7員非芳香族複素環は、群Bより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい}、ベンゼン環、又は5-7員芳香族複素環{該ベンゼン環及び該5-7員芳香族複素環は、群Eより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい}を形成していてもよく、
隣接する2つのR
3
とR
3
は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、C4-C7脂環式炭化水素、5-7員非芳香族複素環{該C4-C7脂環式炭化水素及び該5-7員非芳香族複素環は、群Bより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい}、ベンゼン環、又は5-7員芳香族複素環{該ベンゼン環及び該5-7員芳香族複素環は、群Eより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい}を形成していてもよく、

4
、R
5
、R
6
、R
7
、R
8
、R
9
、R
10
、R
11
、R
12
、及びR
13
は、同一又は相異なり、群Aより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよいC1-C6鎖式炭化水素基、C3-C8脂環式炭化水素基、3-8員非芳香族複素環基、C6-C10アリール基、5-10員芳香族複素環基{該C3-C8脂環式炭化水素基、該3-8員非芳香族複素環基、該C6-C10アリール基、及び該5-10員芳香族複素環基は、群Cより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい}、又は水素原子を表し、
pは、0、1、2、又は3を表し、
pが、2又は3である場合、2又は3つのR
3
は、同一又は相異なっていてもよく、
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
植物の栽培担体が、土壌である、請求項1に記載の有害生物の防除方法。
【請求項3】
請求項1に記載の式(I)で示される化合物若しくはそのNオキシド又はそれらの塩と、群(a)、群(b)、群(c)、群(d)、群(e)、群(f)、群(g)、群(h)、群(i)及び群(j)からなる群より選ばれる1以上の成分とを含有する組成物:
群(a):殺虫活性成分、殺ダニ活性成分及び殺線虫活性成分からなる群;
群(b):殺菌活性成分;
群(c):植物成長調整成分;
群(d):薬害軽減成分;
群(e):共力剤;
群(f):忌避成分;
群(g):殺軟体動物成分;
群(h):昆虫フェロモン;
群(i):除草活性成分;
群(j):生物防除資材。
【請求項4】
請求項3に記載の組成物の有効量を有害生物、有害生物の生息場所、植物、又は植物の栽培担体に施用する工程を含む有害生物の防除方法。
【請求項5】
植物の栽培担体が、土壌である、請求項4に記載の有害生物の防除方法。
【請求項6】
請求項1に記載の式(I)で示される化合物若しくはそのNオキシド又はそれらの塩、又は、請求項3に記載の組成物の有効量を保持してなる種子又は栄養生殖器官。
【請求項7】
請求項1に記載の式(I)で示される化合物若しくはそのNオキシド又はそれらの塩、又は、請求項3に記載の組成物を、植物又は土壌に施用する工程を含む、植物病害の防除方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は有害生物防除方法に関する。
続きを表示(約 4,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、有害生物を防除する殺菌剤の有効成分として、多くの化合物が知られている(例えば、非特許文献1参照。)
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
The Pesticide Manual 18th Edition(BCPC刊)ISBN 978-1-9998966-1-4
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、有害生物の防除方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、有害生物に対して優れた防除方法を見出すべく検討した結果、式(I)で示される化合物が、有害生物に対して優れた防除効力を有することを見出した。
【0006】
すなわち、本発明は以下のとおりである。
〔1〕式(I)
TIFF
2024045759000001.tif
25
65
〔式中、
Zは、C6-C10アリール基、又は5-10員芳香族複素環基{該C6-C10アリール基、及び該5-10員芳香族複素環基は、群Dより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい}を表し、

1
及びR
2
は、同一又は相異なり、群Aより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよいC1-C6鎖式炭化水素基、C3-C8脂環式炭化水素基、3-8員非芳香族複素環基、C6-C10アリール基、5-10員芳香族複素環基{該C3-C8脂環式炭化水素基、該3-8員非芳香族複素環基、該C6-C10アリール基、及び該5-10員芳香族複素環基は、群Cより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい}、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、NR
8

9
、OR
10
、S(O)
k

11
、C(O)R
12
、C(O)OR
13
、C(O)NR
4

5
、又はCR
6
=N-O-R
7
を表し、

3
は、群Aより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよいC1-C6鎖式炭化水素基、C3-C8脂環式炭化水素基、3-8員非芳香族複素環基、C6-C10アリール基、5-10員芳香族複素環基{該C3-C8脂環式炭化水素基、該3-8員非芳香族複素環基、該C6-C10アリール基、及び該5-10員芳香族複素環基は、群Cより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい}、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、NR
8

9
、OR
10
、S(O)
k

11
、C(O)R
12
、C(O)OR
13
、C(O)NR
4

5
、又はCR
6
=N-O-R
7
を表し、
隣接するR
1
とR
3
は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、C4-C7脂環式炭化水素、5-7員非芳香族複素環{該C4-C7脂環式炭化水素及び該5-7員非芳香族複素環は、群Bより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい}、ベンゼン環、又は5-7員芳香族複素環{該ベンゼン環及び該5-7員芳香族複素環は、群Eより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい}を形成していてもよく、
隣接する2つのR
3
とR
3
は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、C4-C7脂環式炭化水素、5-7員非芳香族複素環{該C4-C7脂環式炭化水素及び該5-7員非芳香族複素環は、群Bより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい}、ベンゼン環、又は5-7員芳香族複素環{該ベンゼン環及び該5-7員芳香族複素環は、群Eより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい}を形成していてもよく、

4
、R
5
、R
6
、R
7
、R
8
、R
9
、R
10
、R
11
、R
12
、及びR
13
は、同一又は相異なり、群Aより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよいC1-C6鎖式炭化水素基、C3-C8脂環式炭化水素基、3-8員非芳香族複素環基、C6-C10アリール基、5-10員芳香族複素環基{該C3-C8脂環式炭化水素基、該3-8員非芳香族複素環基、該C6-C10アリール基、及び該5-10員芳香族複素環基は、群Cより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい}、又は水素原子を表し、
pは、0、1、2、又は3を表し、
pが、2又は3である場合、2又は3つのR
【発明の効果】
【0007】
本発明により、有害生物を防除することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
まず、本化合物について説明する。
【0009】
本発明における置換基について説明する。
ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子を意味する。
置換基が2以上のハロゲン原子又は置換基で置換されている場合、それらのハロゲン原子又は置換基は、各々同一でも異なっていてもよい。
本明細書における「群Xより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい」(XはA、B、C、D、E、F、A
a
、B
a
、C
a
、D
a
、E
a
、F
a
、D
b
、F
b
、B2
a
、D2
a
、D3
a
、B2、及びD2のいずれか1つを意味する)との表記は、群Xより選ばれる置換基が2つ以上存在する場合、それらの置換基は各々同一でも異なっていてもよい。
本明細書における「CX-CY」との表記は、炭素原子数がX乃至Yであることを意味する。例えば「C1-C6」との表記は、炭素原子数が1乃至6であることを意味する。
鎖式炭化水素基とは、アルキル基、アルケニル基又はアルキニル基を表す。
アルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、1,1-ジメチルプロピル基、1,2-ジメチルプロピル基、ブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、ペンチル基、及びヘキシル基が挙げられる。
アルケニル基としては、例えばビニル基、1-プロペニル基、2-プロペニル基、1-メチル-1-プロペニル基、1-メチル-2-プロペニル基、1,2-ジメチル-1-プロペニル基、3-ブテニル基、4-ペンテニル基、及び5-ヘキセニル基が挙げられる。
アルキニル基としては、例えばエチニル基、1-プロピニル基、2-プロピニル基、1-メチル-2-プロピニル基、1,1-ジメチル-2-プロピニル基、2-ブチニル基、4-ペンチニル基、及び5-ヘキシニル基が挙げられる。
アルコキシ基としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、tert-ブトキシ基、ペンチルオキシ基、及びヘキシルオキシ基が挙げられる。
アルキルスルファニル基としては、例えば、メチルスルファニル基、エチルスルファニル基、イソプロピルスルファニル基、及びヘキシルスルファニル基が挙げられる。
アルキルスルフィニル基としては、例えば、メチルスルフィニル基、エチルスルフィニル基、イソプロピルスルフィニル基、及びヘキシルスルフィニル基が挙げられる。
アルキルスルホニル基としては、例えば、メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、イソプロパンスルホニル基、及びヘキサンスルホニル基が挙げられる。
アルキルカルボニル基としては、例えばアセチル基、及びプロピオニル基が挙げられる。
アルコキシカルボニル基としては、例えばメトキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、及びヘキシルオキシカルボニル基が挙げられる。
脂環式炭化水素としては、例えば、シクロブテン環、シクロペンテン環、シクロペンタジエン環、シクロヘキセン環、シクロヘキサジエン環、及びシクロヘプテン環が挙げられる。
脂環式炭化水素基としては、例えばシクロアルキル基及びシクロアルケニル基が挙げられる。
シクロアルキル基としては、例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、及びシクロヘキシル基が挙げられる。
シクロアルケニル基としては、例えばシクロペンテニル基及びシクロヘキセニル基が挙げられる。
アリール基としては、例えばフェニル基及びナフチル基が挙げられる。
非芳香族複素環としては、例えば、ジヒドロフラン環、ジヒドロチオフェン環、ジヒドロピロール環、1,3-ジオキソール環、ピラン環、及びジヒドロピラン環が挙げられる。
芳香族複素環としては、例えば、フラン環、チオフェン環、ピロール環、ピラゾール環、イミダゾール環、オキサゾール環、イソオキサゾール環、チアゾール環、イソチアゾール環、トリアゾール環、オキサジアゾール環、チアジアゾール環、ピリジン環、ピリダジン環、ピリミジン環、及びピラジン環が挙げられる。
芳香族複素環基としては、例えばピロリル基、フラニル基、チエニル基、ピラゾリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、オキサジアゾリル基及びチアジアゾリル基等の5員芳香族複素環基;ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、トリアジニル基及びテトラジニル基等の6員芳香族複素環基;並びにベンゾフラニル基等の二環式芳香族複素環基が挙げられる。
非芳香族複素環基としては、例えば、アジリジニル基、オキシラニル基、チイラニル基、アゼチジニル基、オキセタニル基、チエタニル基、ピロリジニル基、テトラヒドロフラニル基、テトラヒドロチエニル基、ピラゾリニル基、ピラゾリジニル基、イミダゾリニル基、イミダゾリジニル基、オキサゾリニル基、チアゾリニル基、オキサゾリジニル基、チアゾリジニル基、イソオキサゾリニル基、イソオキサゾリジニル基、イソチアゾリニル基、イソチアゾリジニル基、ジオキソラニル基、ジオキサニル基、ピペリジル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、ピラニル基、ジヒドロピラニル基、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロチオピラニル基、アゼパニル基、オキセパニル基、及びチエパニル基が挙げられる。
【0010】
式(I)で示される化合物のNオキシドは、式(I)で示される化合物に含まれる少なくとも1つの窒素原子がオキソ基で置換された構造を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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