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公開番号2024043361
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2022148513
出願日2022-09-16
発明の名称野菜収穫機
出願人ヤンマーホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類A01D 27/04 20060101AFI20240322BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】位置揃え装置を構成するチェーンにおいて土や泥やゴミ等が溜まることを抑制することができるとともにチェーンのメンテナンスを容易に行うことができ、コンパクトな構成を実現することができる野菜収穫機を提供する。
【解決手段】野菜を土壌から引き抜いて収穫する野菜収穫機であって、野菜の茎葉部を挟持しながら後上方に向けて搬送する引抜搬送装置と、引抜搬送装置により搬送されている野菜の野菜本体部の高さ位置を揃えるための位置揃え装置とを備え、位置揃え装置は、左右一対の肩揃えチェーン71を有し、肩揃えチェーン71は、複数のチェーン要素を無端状に連結させた本体チェーン160と、本体チェーン160に取り付けられ下面を野菜本体部の接触を受ける位置揃え面181とした接触体180とを含み、接触体180は、位置揃え面181を、本体チェーン160の下端面175aより下方に位置させるように設けられている。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
野菜を土壌から引き抜いて収穫する野菜収穫機であって、
土壌から野菜を引き抜き、引き抜いた野菜の茎葉部を挟持しながら後上方に向けて搬送する引抜搬送装置と、
前記引抜搬送装置により搬送されている野菜の野菜本体部の高さ位置を揃えるための位置揃え装置と、を備え、
前記位置揃え装置は、対向側を野菜の搬送方向側に移動させる向きに回動する左右一対の無端回動部材を有し、
前記無端回動部材は、複数のチェーン要素を無端状に連結させた本体チェーンと、前記本体チェーンに取り付けられ下面を野菜の野菜本体部の接触を受ける位置揃え面とした接触体と、を含み、
前記接触体は、前記位置揃え面を、前記本体チェーンの下端面より下方に位置させるように設けられている
ことを特徴とする野菜収穫機。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記本体チェーンは、前記接触体を取り付けるための取付部を有し、
前記接触体は、前記取付部に対して締結具により着脱可能に取り付けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の野菜収穫機。
【請求項3】
前記接触体は、前記チェーン要素ごとに設けられている
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の野菜収穫機。
【請求項4】
前記接触体は、弾性部材により構成されている
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の野菜収穫機。
【請求項5】
前記接触体は、前記チェーン要素の連結軸の軸方向について対称的な形状を有する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の野菜収穫機。
【請求項6】
前記接触体は、前記取付部に対して下側に取り付けられ、前記無端回動部材の幅方向について前記本体チェーンとの間に、下側を開放側とした空間部をなすように設けられている
ことを特徴とする請求項2に記載の野菜収穫機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ニンジン等の根菜やタマネギ、ニンニク、百合根等の鱗茎菜を収穫するための野菜収穫機に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ニンジン等の根菜等の野菜を収穫対象とした野菜収穫機として、圃場に栽培された野菜を、土壌内から地上に延び出ている茎葉部を挟持しながら引き抜いて搬送し、その搬送中に茎葉部を切断して野菜本体部を収穫する構成のものが知られている。この種の野菜収穫機としては、地中から引き抜いた野菜を、茎葉部を挟持したまま吊り下げた状態で搬送する搬送装置と、野菜の茎葉部を切断して野菜本体部から切り離す切断装置と、野菜における切断装置による切断位置を一定にするために搬送装置による搬送中の野菜の高さ位置を揃えるための位置揃え装置(肩揃え装置)とを備えたものがある。
【0003】
位置揃え装置は、左右一対の搬送ベルト等からなる搬送装置の下方に配置されるものであり、チェーンやベルト等の無端状の回動部材により構成された搬送体を左右一対備え、左右の搬送体間に、搬送中の野菜の茎葉部を位置させるように構成されている。位置揃え装置に関し、次のような技術が知られている。
【0004】
特許文献1には、左右一対のチェーンの内・外のリンクプレートから横向きに突出させた挟持部により、バネによる付勢力を持って茎葉部を挟持した状態で野菜を移送する構成が開示されている。この構成においては、挟持部により、チェーンと野菜本体部との干渉が避けられる。特許文献2には、左右のチェーンからホルダを介してバネにより付勢されたローラを設け、左右のローラにより茎葉部を挟持するとともにニンジンの当接を受ける構成が開示されている。
【0005】
特許文献3には、位置揃え装置において、左右の各チェーンを構成する各リンクに、チェーンの上下両側および茎葉部に対する接触側を覆うコの字型のガイドカバー(板体)を取り付けた構成が開示されている。チェーンの各リンクをガイドカバーで覆った構成によれば、チェーンが野菜に直接接触することによる野菜の傷付きが防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実開平5-76222号公報
特開平7-8051号公報
特許第5272925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1,2に開示されているように、左右のチェーンのリンク等の各チェーン要素から延出した板やローラ等を挟持部として野菜の茎葉部を挟持する構成の場合、チェーンの本体部に野菜本体部が接触しないように、チェーンの本体部分と野菜との間の距離を確保する必要がある。このため、位置揃え装置の横方向の寸法が大きくなるという問題がある。また、挟持部が野菜の茎葉部に作用する位置がチェーンの本体部から遠くなるため、茎葉部を挟持した状態で野菜を搬送する搬送装置による野菜の引き上げ作用に対してチェーンの捻じれ等を生じさせないように、左右のチェーンを含む位置揃え装置において剛性を確保する必要がある。このことは、装置の軽量化やコンパクト化を妨げる要因となる。
【0008】
また、特許文献3に開示されているように、左右の各チェーンを構成する各リンクにガイドカバーを取り付けた構成の場合、各リンクがコの字型のガイドカバーにより覆われているため、チェーンの中に入った土や泥やゴミが抜けにくいという問題がある。
【0009】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、位置揃え装置を構成するチェーンにおいて土や泥やゴミ等が溜まることを抑制することができるとともにチェーンのメンテナンスを容易に行うことができ、コンパクトな構成を実現することができる野菜収穫機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る野菜収穫機は、野菜を土壌から引き抜いて収穫する野菜収穫機であって、土壌から野菜を引き抜き、引き抜いた野菜の茎葉部を挟持しながら後上方に向けて搬送する引抜搬送装置と、前記引抜搬送装置により搬送されている野菜の野菜本体部の高さ位置を揃えるための位置揃え装置と、を備え、前記位置揃え装置は、対向側を野菜の搬送方向側に移動させる向きに回動する左右一対の無端回動部材を有し、前記無端回動部材は、複数のチェーン要素を無端状に連結させた本体チェーンと、前記本体チェーンに取り付けられ下面を野菜の野菜本体部の接触を受ける位置揃え面とした接触体と、を含み、前記接触体は、前記位置揃え面を、前記本体チェーンの下端面より下方に位置させるように設けられているものである。
(【0011】以降は省略されています)

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