TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024043294
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2022148403
出願日2022-09-16
発明の名称情報処理装置およびその制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G06N 5/04 20230101AFI20240322BHJP(計算;計数)
要約【課題】エッジで推論処理を行う場合の推論精度の低下を抑制する。
【解決手段】情報処理装置は、センサにより得られたデータを取得する取得手段と、取得された複数のデータに基づいて所与のM個の推論モデルそれぞれに対する優先度を決定する決定手段と、M個の推論モデルのうち相対的に高い優先度が決定されたN個(N<M)の推論モデルを記憶する記憶手段と、記憶手段に格納されたN個の推論モデルのうちの1つを利用して、センサにより得られたデータに対する推論演算を実行する推論処理手段と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
センサにより得られたデータを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された複数のデータに基づいて、所与のM個の推論モデルそれぞれに対する優先度を決定する決定手段と、
前記M個の推論モデルのうち前記決定手段により相対的に高い優先度が決定されたN個(N<M)の推論モデルのみを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段が記憶する前記N個の推論モデルのうちの1つを使用して、前記センサにより得られたデータに対する推論演算を実行する推論処理手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記決定手段は、前記複数のデータにおける複数の属性それぞれの発生頻度を取得し、前記複数の属性のうち発生頻度が相対的に高い属性により適した推論モデルに対してより高い優先度を決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記センサは撮像装置であり前記データは画像データである、または、前記センサは音声取得装置であり、前記データは音声データである
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記記憶手段は、ネットワークを介して接続可能な外部格納装置から前記N個の推論モデルを取得し記憶し、
前記外部格納装置は、前記M個の推論モデルを予め全て記憶する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記決定手段は、所定のタイミングでM個の推論モデルそれぞれに対する優先度を再度決定するよう構成されており、
前記記憶手段は、相対的に高い優先度が決定されたN個の推論モデルに変更が発生した場合、前記再度決定された優先度に基づき決定されるN個の推論モデルのうち前記記憶手段に現在記憶されていない推論モデルを前記外部格納装置から取得して記憶し、前記記憶手段に現在記憶されているN個の推論モデルのうち前記再度決定された優先度に基づき決定されるN個の推論モデルに含まれていない推論モデルを前記記憶手段から削除する
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
N個の推論モデルは、前記M個の推論モデルのそれぞれに対する優先度と前記M個の推論モデルのそれぞれのサイズとに基づいて決定される
ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記N個の推論モデルは、さらに前記記憶手段が前記外部格納装置から推論モデルを取得する回数が低減されるように決定される
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記情報処理装置は、本体デバイスと該本体デバイスに装着された着脱デバイスとから構成され、
前記取得手段と前記決定手段とは前記本体デバイスに含まれ、
前記推論処理手段は前記着脱デバイスに含まれ、
前記記憶手段は、前記本体デバイスに含まれN

個の推論モデルのみを記憶する第1記憶手段と、前記着脱デバイスに含まれN

個(N=N

+N

)の推論モデルのみを記憶する第2記憶手段と、を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記N個の推論モデルのそれぞれのサイズが同じであり、前記第1記憶手段に記憶された1つの推論モデルを前記推論処理手段で使用するよう変更に要する第1時間が、前記第2記憶手段に記憶された1つの推論モデルを前記推論処理手段で使用するよう変更に要する第2時間よりも長い場合、前記N個の推論モデルのうちより高い優先度を有するN

個を前記第2記憶手段に記憶し、前記N個の推論モデルのうちより低い優先度を有するN

個を前記第1記憶手段に記憶する
ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記Nは前記記憶手段が記憶可能なデータサイズにより決定され、
前記M個の推論モデルのそれぞれのサイズが同じではない場合、前記Nは複数の推論モデルの組み合わせの合計サイズによって変化する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置におけるデータの格納制御に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
監視カメラなどの撮像装置によって取得された画像に対する画像解析処理(物体の検出や追尾、属性推定など)や、その結果に基づいた解析処理(物体数カウントなど)が行われている。このような処理は、一般には、撮像装置で取得された画像をネットワークを介してPCやサーバー等に転送することにより行われている。一方で、近年のモバイル用の演算装置の処理能力向上に伴い、画像解析を撮像装置側で行う事例も増えてきている。実装形態としては、撮像装置に演算装置を配置する形態のほか、演算装置が配置された着脱デバイスをユニバーサルシリアルバス(USB)等を介して撮像装置に接続する形態が提案されている。このような撮像装置側(エッジ)で処理を行う実装形態はエッジコンピューティングと呼ばれている。
【0003】
エッジで処理を行う場合、PCやサーバー等に比較すると処理能力に制約が生じる。また、推論処理にかかる処理時間は、一般的に入力データに対する推論処理を定義した推論モデルのサイズに比例して増加する傾向にある。一方で、推論処理の精度は推論モデルのサイズに比例して向上する傾向にある。そのため、推論モデルをエッジ上に実装できるサイズ以内に収めつつ、処理速度、処理精度を出来るだけ低下させることなく行うことが求められる。
【0004】
特許文献1では、複数の推論モデルを保持し、状況に応じて推論モデルを切り替えることにより推論の精度低下を防ぐ手法が開示されている。特許文献2では、推論精度の低下を抑えながら機械学習モデルのサイズを小さくする手法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-018593号公報
特開2021-012553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、推論モデルを使用した推論処理をエッジで行う場合、エッジ上に搭載できる推論モデルの数/サイズには制限があることから、特許文献1に記載の技術を適用することは困難である。また、特許文献2に記載の技術は、機械学習モデルを頻繁に切り替えるようなケースに対応することができない。
【0007】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、エッジで推論処理を行う場合においても、推論精度の低下を抑制可能とする技術を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の問題点を解決するため、本発明に係る情報処理装置は以下の構成を備える。すなわち、情報処理装置は、
センサにより得られたデータを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された複数のデータに基づいて、所与のM個の推論モデルそれぞれに対する優先度を決定する決定手段と、
前記M個の推論モデルのうち前記決定手段により相対的に高い優先度が決定されたN個(N<M)の推論モデルを記憶部に格納する格納制御手段と、
前記記憶部に格納された前記N個の推論モデルのうちの1つを前記記憶部から読み出して、前記センサにより得られたデータに対する推論演算を実行する推論処理手段と、
を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、エッジで推論処理を行う場合においても、推論精度の低下を抑制可能とする技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態におけるシステム構成を示す図である。
第1実施形態における撮像装置のハードウェア構成を示す図である。
第1実施形態における推論モデルの格納方法を説明する図である。
第1実施形態における処理のフローチャートである。
第2実施形態におけるシステム構成を示す図である。
第2実施形態における撮像装置のハードウェア構成を示す図である。
着脱デバイスのハードウェア構成を示す図である。
第2実施形態における推論モデルの格納方法を説明する図である。
第2実施形態における処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
乗降調査装置
13日前
個人
自動販売機
20日前
日本精機株式会社
投影装置
13日前
個人
リユース統合システム
1か月前
日本精機株式会社
投影システム
14日前
個人
チラシ掲載位置表示システム
1か月前
小林クリエイト株式会社
RFタグ
20日前
個人
情報処理装置及びプログラム
1か月前
株式会社SUBARU
車両
21日前
株式会社協同印刷
防災・災害マウス
26日前
17LIVE株式会社
サーバ
13日前
株式会社ゼロボード
価格決定システム
12日前
太陽誘電株式会社
触覚生成装置
24日前
株式会社イトーキ
分析装置
24日前
株式会社アジラ
姿勢推定システム
11日前
株式会社フォーバル
仕訳システム
1か月前
株式会社カネカ
異常推定システム
1か月前
日本電気株式会社
勤務管理装置
19日前
小林クリエイト株式会社
あて先表示システム
20日前
個人
言語翻訳システム及びプログラム
4日前
日本信号株式会社
自転車貸出システム
14日前
株式会社小野測器
移動量計測システム
4日前
個人
ブロックチェーンと既存網との接続方法
1か月前
日本信号株式会社
駐車場システム
27日前
トヨタ自動車株式会社
サーバ装置
20日前
日本信号株式会社
所持物検査装置
18日前
NISSHA株式会社
指装着型コントローラー
19日前
個人
集配システムと保管システム
14日前
原田産業株式会社
衣服の注文方法
1か月前
日本電気株式会社
端末及び認証システム
14日前
NVデバイス株式会社
視線検出システム
1か月前
個人
防災訓練オフ会
21日前
トヨタ自動車株式会社
燃料購入システム
11日前
トヨタ自動車株式会社
燃料購入システム
11日前
株式会社日立製作所
演算装置
1か月前
富士通株式会社
プロセッサ
6日前
続きを見る