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公開番号2024043044
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2022148017
出願日2022-09-16
発明の名称植物栽培装置
出願人Agri Blue株式会社
代理人個人,個人
主分類A01G 7/00 20060101AFI20240322BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】本発明は、効果的に植物栽培を促進できる植物栽培システムを提供する。
【解決手段】植物の光合成に必要な光を照射する植物栽培システムであって、光合成を担っている主光とは異なる追加光を照射するための追加光制御部60を備え、追加光制御部60が、光強度が周期的に変動する追加シグナル光と、光強度が追加シグナル光よりも緩やかに変化する追加緩和光の発光条件を制御する。追加光制御部60には、植物の生育と有用物質生産のそれぞれの促進に効果がある複数の発光条件があらかじめ記録されており、追加光制御部60は、栽培計画に最も適した発光条件に基づき追加シグナル光を出力する追加シグナル光光源24と、追加緩和光を出力する追加緩和光光源26とを駆動する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
植物の光合成に必要な光を照射する植物栽培システムであって、
光合成を担っている主光とは異なる追加光を照射するための追加光制御部を備え、
前記追加光制御部が、
光強度が周期的に変動する追加シグナル光と、光強度が前記追加シグナル光よりも緩やかに変化する追加緩和光の発光条件を制御する植物栽培システム。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記追加光制御部には、
植物の生育と有用物質生産のそれぞれの促進に効果がある複数の前記発光条件があらかじめ記録されており、
前記追加光制御部は、
栽培計画に最も適した前記発光条件に基づき追加光を出力する追加光光源を駆動する、請求項1に記載の植物栽培システム。
【請求項3】
前記追加シグナル光の前記発光条件が、光強度、光強度の時間変化、波長範囲、照射期間、照射時間帯の少なくとも1つである請求項2に記載の植物栽培システム。
【請求項4】
前記追加光制御部は、
追加光の照射のための追加光照射システムと、
前記追加光照射システムに前記発光条件を伝達する追加光制御システムと、を備え、
前記追加光照射システムと前記追加光制御システムは有線または無線で通信可能に接続されていている、請求項1~3の何れか一項に記載の植物栽培システム。
【請求項5】
植物の光合成に必要な光を照射する植物栽培装置であって、
光合成を担っている主光とは異なる追加光を照射するための追加光制御部を備え、
前記追加光制御部が、
光強度が周期的に変動する追加シグナル光と、光強度が前記追加シグナル光よりも緩やかに変化する追加緩和光の発光条件を制御する植物栽培装置。
【請求項6】
請求項1に記載の植物栽培システム又は請求項5に記載の植物栽培装置と、
前記植物の生育状況を検出する検出部と、
前記検出部の検出結果に基づき、前記植物の生育状況を示す情報を、ユーザーのコンピュータ機器に送信する生育情報送信部と、を備えた植物栽培支援システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、植物の生育と有用成分生産を促進させる植物栽培システム、植物栽培装置、及び植物栽培支援システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
農作物の生育は気象条件によって大きく変動する。圃場栽培やハウス栽培では日照量が少なくなると、光合成に必要な光エネルギーが不足して、植物の生育速度が低下する。一方、人工光を使用する植物工場では、十分な光エネルギーを照射するための照明機器やランニングコストが大きく、採算性の面での改善が望まれている。さらに、農作物の付加価値を上げるためには、収量とともに、代謝によって生産されるビタミンやポリフェノールなどの有用成分生産の促進が求められている。そのため、生産者に負担をかけることなく、低コストで、農作物の露地栽培、ハウス栽培、植物工場の収量と有用成分生産を制御できる照明技術が望まれている。また、生育速度を促進できる照明技術が望まれている。後掲の特許文献1には、植物の栽培環境を再現するために環境制御処理部を制御する植物栽培システムの発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6018765号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の方法では、栽培ユニット内では、植物の栽培に適するように栽培ユニット内の環境を調整する制御情報プログラムと、そのプログラムを生成する情報処理部が用意されている。この方法では、植物の種別ごとの栽培計画に基づいて栽培環境が整えられる。この方法は、あらかじめ決められた栽培計画を達成できるように栽培環境を制御している。この方法で制御できるのは、植物ごとの収穫時期と収穫量であり、この方法では、植物に含まれている代謝物質生産を制御することはできない。
【0005】
本発明は、効果的に植物栽培を促進できる植物栽培システム、植物栽培装置、及び植物栽培支援システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下の構成を有する植物栽培システム、植物栽培装置、及び植物栽培支援システムを提供する。
【0007】
(1)植物の光合成に必要な光を照射する植物栽培システムであって、
光合成を担っている主光とは異なる追加光を照射するための追加光制御部を備え、
前記追加光制御部が、
光強度が周期的に変動する追加シグナル光と、光強度が前記追加シグナル光よりも緩やかに変化する追加緩和光の発光条件を制御する植物栽培システム。
(2)植物の光合成に必要な光を照射する植物栽培装置であって、
光合成を担っている主光とは異なる追加光を照射するための追加光制御部を備え、
前記追加光制御部が、
光強度が周期的に変動する追加シグナル光と、光強度が前記追加シグナル光よりも緩やかに変化する追加緩和光の発光条件を制御する植物栽培装置。
(3)上記(1)に記載の植物栽培システム又は上記(2)に記載の植物栽培装置と、
前記植物の生育状況を検出する検出部と、
前記検出部の検出結果に基づき、前記植物の生育状況を示す情報を、ユーザーのコンピュータ機器に送信する生育情報送信部と、を備えた植物栽培支援システム。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、効果的に植物栽培を促進できる植物栽培システム、植物栽培装置、及び植物栽培支援システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
追加シグナル光の光強度波形のパラメータを示す説明図である。
追加緩和光強度の時間変化を示す説明図である。
追加光による生育や有用物質生産の促進効果を示す概念図である。
追加シグナル光制御システムから追加シグナル光照射システムへの情報伝達と追加シグナル光照射までの流れを示す説明図である。
栽培サイトが1箇所の場合の追加シグナル光制御システムから追加シグナル光照射システムへの情報伝達フローを示す概念図である。
栽培サイトがM箇所の場合の追加シグナル光制御システムから追加シグナル光照射システムへの情報伝達フローを示す概念図である。
植物栽培装置を示す概念図である。
植物栽培システムや植物栽培装置を利用した植物栽培支援システムの概要を示す説明図。
図8の植物栽培支援システムのハードウエア構成を概略的に示すブロック図である。
追加光制御部の変形例を示す概念図である。
追加光制御部の他の変形例を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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