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公開番号2024042647
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2023098180
出願日2023-06-15
発明の名称撹拌装置及び撹拌方法
出願人みづほ工業株式会社
代理人個人
主分類B01F 23/41 20220101AFI20240321BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】タンク下部において旋回流を発生させて上下液流を改善し、エマルションの粒子径を微細化する撹拌装置を提供する。
【解決手段】液体と液体、液体と固体を含む液体、又は固体を含む液体と固体を含む液体を原料として撹拌し乳化させてエマルションを形成する撹拌装置であって、当該原料を格納するタンク1と、タンク1内の底部に設けられて、時計方向又は反時計方向に回転可能なローティングケース8と、を備え、ローティングケース8は、下部に下液流孔を有するとともに、上部に上液流孔を有し、ローティングケース8の回転方向により、液体及びエマルションを下液流孔又は上液流孔からローティングケース8内に吸込むことを特徴とする撹拌装置を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液体と液体、液体と固体を含む液体、又は固体を含む液体と固体を含む液体を原料として撹拌し乳化させてエマルションを形成する撹拌装置であって、
当該原料を格納するタンクと、
前記タンク内の底部に設けられて、時計方向又は反時計方向に回転可能なローティングケースと、を備え、
前記ローティングケースは、下部に下液流孔を有するとともに、上部に上液流孔を有し、
前記ローティングケースの回転方向により前記下液流孔又は前記上液流孔のいずれかから液体及びエマルションを前記ローティングケース内に吸込むことを特徴とする撹拌装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記ローティングケースの内部に設けられ、前記ローティングケースの回転に伴う液流によって自由回転させられるタービン羽根を備えたことを特徴とする請求項1に記載の撹拌装置。
【請求項3】
前記ローディングケースを所定の回転数で回転させるとともに、タービン羽根を前記ローディングケースの回転数よりも小さな回転数で回転させることを特徴とする請求項1に記載の撹拌装置。
【請求項4】
液体と液体、液体と固体を含む液体、又は固体を含む液体と固体を含む液体を原料として撹拌し乳化させてエマルションを形成する撹拌方法であって、
当該原料をタンクに格納する原料格納工程と、
前記タンク内の底部に設けられたローティングケースを所定の回転数で回転させ、前記ローティングケースの下部に設けた下液流孔から液体及びエマルションを前記ローティングケース内に吸込とともに、前記ローティングケース内に設けたタービン羽根を前記ローティングケースの回転数よりも小さな回転数で回転させて、前記ローティングケースの上部に設けた上液流孔から液体及びエマルションを排出するローティングケース回転工程と、を備えたことを特徴とする撹拌方法。
【請求項5】
液体と液体、液体と固体を含む液体、又は固体を含む液体と固体を含む液体を原料として撹拌し乳化させてエマルションを形成する撹拌方法であって、
当該原料をタンクに格納する原料格納工程と、
前記タンク内の底部に設けられたローティングケースを所定の回転数で回転させ、前記ローティングケースの上部に設けた上液流孔から液体及びエマルションを前記ローティングケース内に吸込とともに、前記ローティングケース内に設けたタービン羽根を前記ローディングケースの回転数よりも小さな回転数で回転させて、前記ローティングケースの下部に設けた下液流孔から液体及びエマルションを排出するローティングケース回転工程と、を備えたことを特徴とする撹拌方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タンク内の上下方向の撹拌液流を改善した撹拌装置及び撹拌方法に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
化粧品、食品、化学品、又は医薬品における液体や液体と固形物とを微細化、微粒化し撹拌するために撹拌装置が用いられている。撹拌装置は、回転軸に設けられた回転羽根が回転して原料を撹拌する略円筒状のタンクと当該回転軸を回転させるための駆動部等からなっている。
【0003】
従来の撹拌機におけるタンク内の撹拌液流は水平方向(撹拌羽根の旋回方向)が中心で、上下方向への液流不足による撹拌不足が懸念されている。
【0004】
特許文献1には、タンク底部にケースディスパーを備えて、タンク底部から上部へと液体を導いて上下方向の液流を改善可能な撹拌装置の構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許文献1:特許第7025591号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の撹拌装置は、タンク底部から上部へと液流を導いて上下方向の液流を改善可能ではあるものの、液体と液体を撹拌し乳化させてエマルションを形成する場合において、さらなるエマルションの微細化が望まれているという問題があった。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決して、タンク下部において旋回流を発生させるとともに上下液流を改善して、エマルションの粒子径を微細化することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために本発明は、液体と液体、液体と固体を含む液体、又は固体を含む液体と固体を含む液体を原料として撹拌し乳化させてエマルションを形成する撹拌装置であって、
当該原料を格納するタンクと、
前記タンク内の底部に設けられて、時計方向又は反時計方向に回転可能なローティングケースと、を備え、
前記ローティングケースは、下部に下液流孔を有するとともに、上部に上液流孔を有し、
前記ローティングケースの回転方向により前記下液流孔又は前記上液流孔のいずれかから液体及びエマルションを前記ローティングケース内に吸込むことを特徴とする撹拌装置を提供するものである。
【0009】
この構成により、液体と液体、液体と固体を含む液体、又は固体を含む液体と固体を含む液体がタンク下部において旋回流を発生させるとともに上下液流を改善して、エマルションの粒子径を微細化することができる。 ここで、液体とは油や水を指し、固体を含む液体とは粉体と油を分散させた溶液等を指している。
【0010】
撹拌装置であって、前記ローティングケースの内部に設けられ、前記ローティングケースの回転に伴う液流によって自由回転させられるタービン羽根を備えた構成にしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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