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公開番号2024049622
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022155963
出願日2022-09-29
発明の名称二酸化炭素除去装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B01D 53/047 20060101AFI20240403BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】吸着材から二酸化炭素を脱離させる際の熱損失を低減することができる二酸化炭素除去装置を提供すること。
【解決手段】二酸化炭素除去装置は、フレーム30と、フレーム30に保持された吸着脱離部とを備え、フレーム30と吸着脱離部との間には空隙71、72があり、空隙71、72には柔軟性を有するエアーガイド74が備えられている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
フレームと、前記フレームに保持された吸着脱離部とを備え、
前記フレームと前記吸着脱離部との間には空隙があり、
前記空隙には柔軟性を有するエアーガイドが備えられている、
二酸化炭素除去装置。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記吸着脱離部は、断熱性を有する保持部材を介して、部分的に前記フレームに固定されている、
請求項1に記載の二酸化炭素除去装置。
【請求項3】
前記吸着脱離部は熱交換器を備え、
前記熱交換器には冷媒入口部及び冷媒出口部が設けられており、
前記フレームには、貫通穴が形成されており、
前記貫通穴には、前記の冷媒入口部又は冷媒出口部が配置されており、
前記貫通穴の内壁と、前記の冷媒入口部又は冷媒出口部との間にはパイプフランジが配置されており、
前記パイプフランジと、前記の冷媒入口部又は冷媒出口部との間には断熱材が配置されている、
請求項1又は2に記載の二酸化炭素除去装置。
【請求項4】
前記フレームと前記パイプフランジとの間の少なくとも一部には、断熱材が配置されている、
請求項3に記載の二酸化炭素除去装置。
【請求項5】
前記貫通穴において、前記フレームと前記パイプフランジとの間には隙間があり、
前記パイプフランジには、前記パイプフランジを前記フレームに固定するための取付穴が形成されており、
前記取付穴は、長穴または拡大穴を有している、
請求項3に記載の二酸化炭素除去装置。
【請求項6】
前記フレームの内部が減圧されているときにおいて、前記エアーガイドと前記吸着脱離部との接触度が高まる、請求項1に記載の二酸化炭素除去装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化炭素除去装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、気候変動の緩和または影響軽減を目的とした取り組みが継続され、この実現に向けて二酸化炭素の排出量低減に関する研究開発が行われている。その取り組みの一つとして、大気中の二酸化炭素を捕獲し、捕獲した二酸化炭素を地中などに気体や液体などの形態で貯蔵する技術や、捕獲した二酸化炭素を炭素源として燃料や化成品などの有価物に変換し活用する技術などが提案されている。なかでも、直接空気回収(DAC:Direct Air Capture)による二酸化炭素の捕獲では、吸着による二酸化炭素の捕獲が提案されている。例えば、特許文献1には、二酸化炭素を吸着する吸着材を、吸着材保持部材に複数層配置する技術が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2019/0255480号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、直接空気回収による二酸化炭素の排出量低減においては、吸着材に吸着された二酸化炭素を吸着材から脱離させる際に吸着材を加熱する。吸着材が吸着材保持部材に保持されている場合には、吸着材の加熱は、吸着材保持部材を加熱することで行われる。このとき、吸着材保持部材がフレームなどの支持部材に直接固定されている場合には、吸着材保持部材からフレームなどに熱が伝わり、熱損失が生じるとの課題がある。本願は上記課題の解決のため、吸着材から二酸化炭素を脱離させる際の熱損失を低減することができる二酸化炭素除去装置を提供することを目的としたものである。そして、延いては気候変動の緩和または影響軽減に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本発明の二酸化炭素除去装置は、フレームと、前記フレームに保持された吸着脱離部とを備え、前記フレームと前記吸着脱離部との間には空隙があり、前記空隙には柔軟性を有するエアーガイドが備えられている。
【0006】
このような二酸化炭素除去装置によれば、吸着材から二酸化炭素を脱離させる際の熱損失を低減することが可能な二酸化炭素除去装置を提供することができる。フレームと吸着脱離部との間に空隙が形成されているため、吸着脱離部からフレームに直接伝熱することを抑制することができるためである。
【0007】
また、エアーガイドにより、より多くの空気が吸着脱離部を通過するようにすることができる。これにより、二酸化炭素の吸着効率を高めることができる。
【0008】
(2)また本発明の二酸化炭素除去装置は、前記吸着脱離部は、断熱性を有する保持部材を介して、部分的に前記フレームに固定されていることが好ましい。
【0009】
このような二酸化炭素除去装置によれば、吸着脱離部からフレームへの保持部材を介しての伝熱を抑制しながらも、吸着脱離部をフレームに安定して固定することが容易になる。
【0010】
(3)また本発明の二酸化炭素除去装置は、前記吸着脱離部は熱交換器を備え、前記熱交換器には冷媒入口部及び冷媒出口部が設けられており、前記フレームには、貫通穴が形成されており、前記貫通穴には、前記の冷媒入口部又は冷媒出口部が配置されており、前記貫通穴の内壁と、前記の冷媒入口部又は冷媒出口部との間にはパイプフランジが配置されており、前記パイプフランジと、前記の冷媒入口部又は冷媒出口部との間には断熱材が配置されていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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