TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024049426
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022155652
出願日2022-09-29
発明の名称除湿装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人
主分類B01D 53/26 20060101AFI20240403BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】除湿に伴って生じる温度上昇が抑制された空気流を送風可能な除湿装置を提供する。
【解決手段】除湿装置1aは、空気吸込口3と空気吹出口4を有する本体ケース2と、空気吸込口3から空気吹出口4に向かって空気が流通する第一除湿風路5と、圧縮機8と放熱器9と膨張器10と吸熱器11とを順に冷媒管12で連結した冷凍サイクルにより第一除湿風路5を流通する空気(第一空気流6)を、吸熱器11を介して除湿する除湿部7と、吸熱器11から滴下する結露水を受け止めて導水する導水部13と、を備える。そして、放熱器9は、吸熱器11の下部において吸熱器11と一体的に構成され、放熱器9の一部が導水部13に受け止められた結露水によって浸漬されるように配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
空気吸込口と空気吹出口を有する本体ケースと、
前記空気吸込口から前記空気吹出口に向かって空気が流通する第一風路と、
圧縮機と放熱器と膨張器と吸熱器とを順に冷媒管で連結した冷凍サイクルにより前記第一風路を流通する空気を、前記吸熱器を介して除湿する除湿部と、
前記吸熱器から滴下する結露水を受け止めて導水する導水部と、
を備え、
前記放熱器は、前記吸熱器の下部において前記吸熱器と一体的に構成され、前記放熱器の一部が前記導水部に受け止められた前記結露水によって浸漬されるように配置されている、除湿装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記放熱器と一体的に構成された前記吸熱器は、前記放熱器とともに、鉛直方向に対して傾斜して配置され、
前記吸熱器には、前記吸熱器の下方側の側面から上方側の側面に向かうように空気が流通する、請求項1に記載の除湿装置。
【請求項3】
前記導水部は、前記吸熱器の下方側の側面と同じ側に位置する前記放熱器の側面を覆うように構成されている、請求項2に記載の除湿装置。
【請求項4】
前記圧縮機と前記放熱器との間を接続する前記冷媒管を第一冷媒管と呼ぶ場合、前記第一冷媒管の一部が前記導水部に受け止められた前記結露水によって浸漬されるように配置されている、請求項1~3のいずれか一項に記載の除湿装置。
【請求項5】
前記除湿部の底部に設けられ、前記導水部によって導水された前記結露水を集めて排水するドレンパンを備え、
前記導水部は、前記ドレンパン内に設置されている、請求項1~3のいずれか一項に記載の除湿装置。
【請求項6】
前記第一風路とは独立して設けられ、前記吸熱器を介さずに前記空気吸込口から前記空気吹出口に向かって空気が流通する第二風路と、
前記第一風路を流れる空気と前記第二風路を流れる空気との間で熱交換する熱交換器と、
を備え、
前記熱交換器は、前記吸熱器の上方側の側面に隣接して配置されている、請求項2または3に記載の除湿装置。
【請求項7】
前記熱交換部から滴下する結露水を捕集する水捕集部を備え、
前記水捕集部は、前記吸熱器の上方側の側面と同じ側に位置する前記放熱器の側面に、前記熱交換部からの前記結露水を誘導するように配置されている、請求項6に記載の除湿装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、居住空間などに用いられる除湿装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、地球温暖化の影響および住宅の気密性が向上したことにより、特に夏季において、室内の排熱および排湿が不足し、室内が高温多湿になるため、居住者にとって室内の快適性が損なわれることが懸念されている。夏季において室内の快適性を向上させるには、特に室内の湿度低下が重要であることから、より室内の湿度を低減できる除湿装置が求められている。このため、我々は、冷凍サイクルと熱交換器とを組み合わせた除湿装置の開発を進めている。冷凍サイクルと熱交換器とを組み合わせた除湿装置としては、例えば、特許文献1に記載の除湿装置が知られている。
【0003】
従来の除湿装置は、空気吸込口から本体ケース内に吸い込んだ空気(空気X、空気Y)を、除湿部を通過させた後に、空気吹出口から本体ケース外に吹き出す構成となっている。除湿部は、圧縮機、放熱器、膨張器、吸熱器の順に連結した冷凍サイクルと、吸熱器と放熱器との間に配置され、第一流路を流れる空気Xと第二流路を流れる空気Yとの間で熱交換する熱交換器と、を備えている。
【0004】
そして、第一流路を流れる空気Xは、吸熱器で冷却されて結露が発生する。この結露の発生により生じた結露水は回収される。一方、第二流路を流れる空気Yは、吸熱器によって冷却された空気Xと熱交換して冷却されて結露が発生する。この結露の発生により生じた結露水もまた回収される。これにより、従来の除湿装置では、高い除湿性能を確保している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2016/031139号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の除湿装置は、冷凍サイクルの放熱器を冷却するために、除湿した空気を放熱器に通過させる構成となっている。放熱器では、吸熱器によって吸熱されるエネルギーに加えて、圧縮機によって冷凍サイクル内の冷媒を循環させるためのエネルギーが排熱されるため、放熱器を通過した除湿後の空気の温度は、除湿前の空気の温度以上に上昇することになり、室内の快適性が損なわれるという課題が生じる。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、除湿に伴って生じる温度上昇が抑制された除湿装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的を達成するために、本発明に係る除湿装置は、空気吸込口と空気吹出口を有する本体ケースと、空気吸込口から空気吹出口に向かって空気が流通する第一風路と、圧縮機と放熱器と膨張器と吸熱器とを順に冷媒管で連結した冷凍サイクルにより第一風路を流通する空気を、吸熱器を介して除湿する除湿部と、吸熱器から滴下する結露水を受け止めて導水する導水部と、を備える。放熱器は、吸熱器の下部において吸熱器と一体的に構成され、放熱器の一部が導水部に受け止められた結露水によって浸漬されるように配置されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、除湿に伴って生じる温度上昇が抑制された除湿装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施の形態1に係る除湿装置の構成を示す模式図である。
図2は、本発明の実施の形態1に係る除湿装置の構成の一部を示す部分断面図である。
図3は、本発明の実施の形態2に係る除湿装置の構成を示す模式図である。
図4は、本発明の実施の形態3に係る除湿装置の構成を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
CO2分解システム
1日前
日星電気株式会社
中空糸膜
1か月前
東レ株式会社
分離膜エレメント
1か月前
株式会社竹内左官技工
攪拌機
1日前
エステー株式会社
除湿剤収容具
9日前
日本原料株式会社
ろ過装置
11日前
株式会社切川物産
撹拌装置
2日前
株式会社リカバリー
無機凝集剤の製造方法
2日前
株式会社パイオラックス
流体フィルタ
18日前
新東工業株式会社
集塵機
1か月前
東京応化工業株式会社
多孔質膜
23日前
日本原料株式会社
ろ過材洗浄装置
11日前
大陽日酸株式会社
排ガス処理設備
4日前
ムンタース株式会社
除湿システム
1日前
日本原料株式会社
ろ過材洗浄装置
11日前
株式会社大善
含水繊維系原料濃縮機
10日前
株式会社エフ・シー・シー
濾過膜ユニット
4日前
ジャステック株式会社
固液分離装置
23日前
榎本ビーエー株式会社
切粉濾過装置
16日前
日立造船株式会社
排ガス処理システム
4日前
株式会社キャタラー
排ガス浄化用触媒
23日前
新東工業株式会社
混練機
18日前
日立造船株式会社
排ガス処理装置
16日前
東ソー株式会社
ゼオライト成形体、およびその製造方法
17日前
株式会社日立製作所
光触媒分解装置
1か月前
株式会社トクヤマ
セメントクリンカ製造設備
25日前
セイコーエプソン株式会社
気体分離膜
4日前
個人
微細気泡発生装置
17日前
株式会社ナベル
液体分配具又は液体分配具組立セット
23日前
コスモ石油株式会社
蒸留方法
1か月前
株式会社荏原製作所
排ガス処理装置
25日前
ダイキン工業株式会社
流体搬送装置
1か月前
株式会社長寿乃里
ナノバブル水供給システム及び搬送容器
17日前
アンデックス株式会社
換気装置
16日前
株式会社トクヤマ
イオン交換膜、電気透析装置、及び、水電解装置
9日前
横河電機株式会社
フロー合成装置
18日前
続きを見る