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公開番号2024057368
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022164065
出願日2022-10-12
発明の名称微細気泡発生装置
出願人個人
代理人弁理士法人矢野内外国特許事務所
主分類B01F 23/231 20220101AFI20240417BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】液体を上流側に戻すためのポンプを設けることなく、液体を気体発生媒体に複数回接触させて微細気泡の濃度を向上させることができる微細気泡発生装置を提供する。
【解決手段】液体を貯蔵する複数の液体貯蔵容器21A・21Bと、液体を流す液体通路22と、液体通路22へ気体を圧送して供給する気体供給装置23と、気体供給装置23により圧送された気体を微細気泡として液体通路22内の液体へ放出する気泡発生媒体24とを備える微細気泡発生装置であって、複数の液体貯蔵容器21A・21Bはそれぞれ、液体通路22に設けられた開口部22a・22bに接続され、液体貯蔵容器21Aに、気体供給装置23から気体の一部を供給して液体貯蔵容器21A内を加圧し、液体貯蔵容器21Aから液体貯蔵容器21Bへ液体を移動させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液体を貯蔵する複数の液体貯蔵容器と、液体を流す通路と、前記通路へ気体を圧送して供給する気体供給装置と、前記気体供給装置により圧送された気体を微細気泡として前記通路内の液体へ放出する気泡発生媒体とを備える微細気泡発生装置であって、
前記複数の液体貯蔵容器はそれぞれ、前記通路に設けられた開口部に接続され、
前記液体貯蔵容器の一方に、前記気体供給装置から気体の一部を供給して前記液体貯蔵容器内を加圧し、前記一方の液体貯蔵容器から他方の液体貯蔵容器へ液体を移動させる
ことを特徴とする微細気泡発生装置。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記気体供給装置と前記複数の液体貯蔵容器を連結する気体通路に分岐弁を設けた
ことを特徴とする請求項1に記載の微細気泡発生装置。
【請求項3】
前記気体供給装置から供給される気体は酸素または窒素を含んだ気体であり、
前記気体供給装置から前記気泡発生媒体へ気体を送る気体供給通路の中途部に、オゾン発生装置を設けた
ことを特徴とする請求項2に記載の微細気泡発生装置。
【請求項4】
前記分岐弁と前記液体貯蔵容器との間に、中和剤を配置した、
ことを特徴とする請求項3に記載の微細気泡発生装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、微細気泡発生装置の技術に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、水道水や湖沼・河川、海水等の液体中において気泡のサイズ(直径)が常温常圧で100μm未満の微細気泡を使用する技術が注目されている。微細気泡は、表面積が非常に大きい特性及び自己加圧効果などの物理化学的な特性を有しており、その特性を生かして、排水浄化、洗浄、気体溶存、撹拌等に使用する技術が開発されている。
【0003】
前記特性を持った微細気泡の発生装置として、液体を流す通路と、通路へ気体を圧送するための圧縮装置と、圧縮装置により圧送された気体を微細気泡として通路内の液体へ放出する気泡発生媒体とを備える微細気泡発生装置が公知となっている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6815397号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の気泡発生媒体は、圧縮装置により圧送された気体を流入させる気体流入口および気体通路となる内部空間を有しており内部空間の一端は閉鎖された閉鎖端部となっている。このように形成することにより、気泡発生媒体の微細な孔から通路内の液体へ来たが微細気泡となって放出される。
【0006】
液体として水を使用する場合に、従来の液体を通す通路は、液体の流れを一方にしか流さないため、気体の濃度を上げるために一度微細気泡を含ませた水を再度通路内に流す場合には、下流側から排出された水を、上流側から循環させる必要があった。また、液体を循環させるためには、ポンプなどの液体圧送手段が別途必要となっていた。
【0007】
そこで、本発明はかかる課題に鑑み、液体を上流側に戻すためのポンプを設けることなく、液体を気体発生媒体に複数回接触させて微細気泡の濃度を向上させることができる微細気泡発生装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0009】
即ち、本発明においては、液体を貯蔵する複数の液体貯蔵容器と、液体を流す通路と、前記通路へ気体を圧送して供給する気体供給装置と、前記気体供給装置により圧送された気体を微細気泡として前記通路内の液体へ放出する気泡発生媒体とを備える微細気泡発生装置であって、
前記複数の液体貯蔵容器はそれぞれ、前記通路に設けられた開口部に接続され、
前記液体貯蔵容器の一方に、前記気体供給装置から気体の一部を供給して前記液体貯蔵容器内を加圧し、前記一方の液体貯蔵容器から他方の液体貯蔵容器へ液体を移動させるものである。
【0010】
また、本発明においては、気体供給装置と前記複数の液体貯蔵容器を連結する気体通路に分岐弁を設けたものであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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