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公開番号2024062310
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-09
出願番号2022180625
出願日2022-10-24
発明の名称無機凝集剤の製造方法
出願人株式会社リカバリー
代理人
主分類B01D 21/01 20060101AFI20240430BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】各種産業界、下水道および土木建築工事現場等から排出される各種汚濁物質、有害成分、着色成分等を含む排水を迅速に凝集沈殿させて分離することができ、pH変動を抑えかつ有害微量成分を同時に除去することができる、アルカリ剤の追加投与を必要としない排水処理剤が必要とされている。
【解決手段】 工業排水や産業排水等の被処理水の汚濁物質等を凝集せしめ沈殿可能な状態として浄化処理するために用いられる水質浄化剤において、硫酸アルミニュウム、硫酸カルシウム、炭酸ナトリウム、及びポルトランドセメントを同時に含有することを特徴とした水質浄化剤を提供する。
必要に応じて、ゼオライト、カチオン系高分子凝集剤、ポリ塩化アルミニウム、のうち1以上を粉黛攪拌時に混合することを特徴とする水質浄化剤を提供する
特許請求の範囲【請求項1】
工業排水や産業排水等の被処理水の汚濁物質等を凝集せしめ沈殿可能な状態として浄化処理するために用いられる排水処理剤において、硫酸アルミニュウム、硫酸カルシウム、炭酸ナトリウム、及びポルトランドセメントを同時に含有することを特徴とした水質浄化剤。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
上記水質浄化剤は、硫酸アルミニュウム、硫酸カルシウム、炭酸ナトリウム、及びポルトランドセメントが均等に粉体混合されることを特徴とする。請求項1に記載の水質浄化剤。
【請求項3】
前述水質浄化剤は、硫酸アルミニュウム、硫酸カルシウム、炭酸ナトリウム、及びポルトランドセメントが、それぞれ重量比において、(8~10):(4~6):(3~5):(1~3)で混合されることを特徴とした請求項1に記載の水質浄化剤。
【請求項4】
前述排水処理剤に、ゼオライト、カチオン系高分子凝集剤、ポリ塩化アルミニュウム、のうち1以上を、硫酸アルミニュウム100質量部に対して、3~8重量部を製造時に粉体混合することを特徴とする排水処理剤。
【請求項5】
処理対象排水100質量部に対して0.0001~0.1質量部を粉体にて添加して、使用するものである請求項1~4記載の排水処理剤。

発明の詳細な説明【発明の詳細な説明】
【】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無機系原料を用いた、新たな排水処理剤の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
各種産業界、下水道および土木建築工事現場等から排出される各種汚濁物質、有害成分、着色成分等を含む排水は、排水基準の規制対象であり、これを満足するように各種汚濁物質、有害成分、着色成分等を除去した後に公共水域に放流される。近年は、環境保全の高まりから、排水基準が強化される傾向にあり、自治体によっては排水基準に上乗せして、環境基準値を採用するケースも見受けられる。
【0003】
これらの排水は、ポリ塩化アルミニウム(PAC)や硫酸アルミニウム等の無機系凝集剤を添加して荷電中和(凝結効果)させた後、処理工程で変動したpHを、酸またはアルカリを加えて調整を行い、第二工程で高分子凝集剤を添加し、架橋吸着(フロック化)して凝集沈殿させ、処理されている。
また無機凝集剤や高分子凝集剤を添加する工程を複数有する処理も行われている。
【0004】
しかしながら、上記のような凝集沈殿処理では、使用する薬剤や処理工程が多く複雑になるとともに、撹拌槽や沈殿槽などの処理装置も過大となり、設置場所も広大になるなどの問題があった。
【0005】
また、硫酸アルミを使用した浄水処理では、アルカリ度の消費が多きく、必要に応じてアルカリ剤の添加が必要であった。
近年では、多数の重金属類、汚濁物質、有害成分、着色成分等が共存又は複合する排水もある。このため、このような処理困難な排水を迅速に処理することができ、簡便で、低コストかつ高い除去性能を有する排水処理剤の開発が必要とされている。
(特許文献1~5)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2001-219006号公報
特許第4422202号明細書
特開2004-305893号
特開2009-248006号
特開昭59-082911号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前述のように、すでに一般に販売されている原料を用いて、各種産業界、下水道および土木建築工事現場等から排出される各種汚濁物質、有害成分、着色成分等を含む排水を迅速に凝集沈殿させて分離することができ、pH変動を抑えかつ有害微量成分を同時に除去することができる、アルカリ剤の追加投与を必要としない排水処理剤が必要とされている。
【0008】
本発明の課題は、多数の重金属類、汚濁物質、有害成分、着色成分等が少なくとも1種以上共存又は複合する排水を迅速に清浄な上澄み水と凝集沈殿物に固液分離することができ、pH変動を抑え、かつ排水中のアルカリ度の変化に左右されない排水処理剤の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
そこで、本発明者は、前述の従来技術の問題点を解決するため種々検討した結果、排水処理剤を複数の成分を最初から粉体混合する方法を見出した。
また、従来から市場にて販売されており、容易に入手できる原料を利用することにより、国内はもとより、世界中で利用が早期に可能になる製法を確立した。
多数の重金属類、汚濁物質、有害成分、着色成分等が少なくとも1種以上共存又は複合する排水に本発明による排水処理剤を利用することで、迅速に清浄な上澄み水と凝集沈殿物に固液分離することができ、かつ排水中の有害微量成分も同時に除去することができることを見出し、本発明を完成した。
【0010】
すなわち、本発明は、以下の〔1〕~〔6〕を提供するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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