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公開番号2024071025
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022181733
出願日2022-11-14
発明の名称紫外線照射装置
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B01J 19/12 20060101AFI20240517BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】窓材に用いられる材料のもつ短所を抑制することができるような紫外線照射装置を得ることを目的とする。
【解決手段】紫外線を照射する光源2と、光源が設けられている基板5と、基板5に対して反対側から光源2を覆い、光源2から照射された紫外線を透過する窓部4と、を備え、窓部4は、第一窓部4aと第二窓部4bの2層から構成されており、第一窓部4aと第二窓部4bは別の部材からなり、第一窓部4aは第二窓部4bよりも光源2に近い位置に設けられ、窓部4の厚み方向における第一窓部4aの長さは、窓部4の厚み方向における第二窓部4bの長さよりも長い、紫外線照射装置。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
紫外線を照射する光源と、
前記光源が設けられている基板と、
前記基板に対して反対側から前記光源を覆い、前記光源から照射された紫外線を透過する窓部と、
を備え、
前記窓部は、第一窓材と第二窓材の2層から構成されており、前記第一窓材と前記第二窓材は別の部材からなり、前記第一窓材は前記第二窓材よりも光源に近い位置に設けられ、前記窓部の厚み方向における前記第一窓材の長さは、前記窓部の厚み方向における前記第二窓材の長さ以上である、
紫外線照射装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記窓部の厚み方向における前記第一窓材の長さは0.5mmから3mmであり、
前記窓部の厚み方向における前記第二窓材の長さは0.01mmから0.5mmである、
請求項1に記載の紫外線照射装置。
【請求項3】
前記窓部の厚み方向における前記第一窓材と前記第二窓材の合計の長さは3mm以下である、
請求項2に記載の紫外線照射装置。
【請求項4】
前記第一窓材と前記第二窓材の前記窓部の厚み方向における長さが同等である場合に、前記光源から照射された紫外線の透過率は、前記第一窓材の方が前記第二窓材よりも高い、
請求項1または請求項2に記載の紫外線照射装置。
【請求項5】
前記光源の主波長が220nmから285nmの範囲における前記第一窓材の透過率は、70%以上90%以下であり、
前記光源の主波長が220nmから285nmの範囲における前記第二窓材の透過率は、50%以上90%以下である、
請求項4に記載の紫外線照射装置。
【請求項6】
前記第一窓材と前記第二窓材は重なるようにして構成されている、
請求項1または請求項2に記載の紫外線照射装置。
【請求項7】
前記第一窓材と前記第二窓材を前記窓部の厚み方向からみた形状は同等形状であり、
前記第一窓材の断面積は前記第二窓材の断面積以上である、
請求項1または請求項2に記載の紫外線照射装置。
【請求項8】
前記第一窓材はシリコーンが含まれるシリコーン系材料からなり、
前記第二窓材はフッ素が含まれるフッ素系材料からなる、
請求項1または請求項2に記載の紫外線照射装置。
【請求項9】
前記窓部と前記基板との間の距離を保つために、前記窓部と前記基板との間に配置されているスペーサーを備えており、
前記第一窓材の材料は、前記スペーサーの材料よりも軟質な材料で構成されている、
請求項1に記載の紫外線照射装置。
【請求項10】
前記第一窓材は、前記第二窓材と前記スペーサーとによって前記窓部の厚み方向から力が加わっており、前記第二窓材は、前記第一窓材と前記シール部材とによって前記窓部の厚み方向から力が加わっていることで、前記第一窓材および前記第二窓材の位置ずれを抑制することができる、
請求項9に記載の紫外線照射装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、紫外線照射装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
紫外線を照射することで微生物またはウイルスを殺菌する紫外線照射装置が知られている。例えば特許文献1の紫外線照射装置では、光源から照射された紫外線を透過し、光源に異物が付着することを抑制するための窓材として、石英ガラス、フッ素樹脂またはシリコーン樹脂が用いられることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/553863号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、窓材には石英ガラス、シリコーン樹脂またはフッ素樹脂のいずれかの材料が用いられている。しかし、これらの材料は紫外線照射装置の窓材として用いるには不適切な短所を有している。石英ガラスは他の2種の材料と比較して高価である点、または他の2種の材料と比較して靭性が低く外部からの衝撃によって脆性破壊が生じやすい点が短所として挙げられる。シリコーン樹脂は、他の2種の材料と比較して表面自由エネルギーが大きいため表面に異物が付着しやすい点、他の2種の材料と比較して塑性変形が起こりやすい点が短所として挙げられる。フッ素樹脂は、他の2種の材料と比較して透過性が低く、フッ素樹脂の窓材を透過した後の紫外線の放射強度が他の2種の材料を窓材として使用した場合よりも低い点が短所として挙げられる。
【0005】
本開示は、前述のような課題を解決するためになされたものであり、窓材に用いられる材料のもつ短所を抑制することができるような紫外線照射装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の紫外線照射装置は、紫外線を照射する光源と、光源が設けられている基板と、基板に対して反対側から光源を覆い、光源から照射された紫外線を透過する窓部と、を備え、窓部は第一窓材と第二窓材の2層から構成されており、第一窓材と第二窓材は別の部材からなり、第一窓材は第二窓材よりも光源に近い位置に設けられ、窓部の厚み方向における第一窓材の長さは、窓部の厚みにおける第二窓材の長さよりも長い。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、窓材に用いられる材料のもつ短所を抑制することができる紫外線照射装置の窓材を得ることを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態1における紫外線照射装置の斜視図である。
本発明の実施の形態1における紫外線照射装置の分解斜視図である。
本発明の実施の形態1における紫外線照射装置の正面図である。
本発明の実施の形態1における紫外線照射装置の背面図である。
本発明の実施の形態1における紫外線照射装置のA-A切断線での断面図である。
本発明の実施の形態1における第一窓材と第二窓材の位置関係の変形例を模式的に示した正面図である。
本発明の実施の形態1における第一窓材が凹状である場合の光源と第一窓材と第二窓材とスペーサーとシール部材の位置関係の変形例を模式的に示した断面図である。
本発明の実施の形態2における窓部劣化検知システムのフローチャートである。
本発明の実施の形態3における紫外線照射装置の斜視図である。
本発明の実施の形態3における紫外線照射装置の光源とシール部材と第一窓材と第二窓材の位置関係を模式的に示した断面図である。
本発明の実施の形態4における紫外線照射装置の光源とシール部材と第一窓材と第二窓材の位置関係を模式的に示した断面図である。
本発明の実施の形態4における紫外線照射装置の光源とシール部材と第一窓材と第二窓材の位置関係の変形例を模式的に示した断面図である。
本発明の実施の形態5における紫外線照射装置の光源とシール部材と第一窓材と第二窓材の位置関係を模式的に示した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。また、以下の実施の形態に示した構成は、本開示による技術的思想の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本開示に記載の複数の技術的思想を組み合わせることも可能である。また、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略または変更することも可能である。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における紫外線照射装置の斜視図である。図2は、実施の形態1における紫外線照射装置の分解斜視図である。図3は、実施の形態1における紫外線照射装置の正面図である。図4は、実施の形態1における紫外線照射装置の背面図である。図5は、実施の形態1における紫外線照射装置のA-A切断線での断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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