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公開番号2024075052
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-03
出願番号2022186192
出願日2022-11-22
発明の名称情報処理システム
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H02H 3/05 20060101AFI20240527BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】保護リレー装置のリレー動作に関する報告書を適切かつ簡易に出力することが可能な情報処理システムを提供する。
【解決手段】情報処理システムは、電力系統から取得した電気量を用いて、電力系統を保護するための第1保護リレー装置と、第1保護リレー装置と通信する情報処理装置とを備える。第1保護リレー装置は、情報処理装置から第1フォーマット情報を受信し、第1保護リレー装置の第1リレー要素が動作した場合、第1フォーマット情報に基づいて、第1リレー要素の動作に関連する第1データ群を識別し、情報処理装置からの要求に応じて、第1データ群を情報処理装置へ送信する。情報処理装置は、第1保護リレー装置から受信した第1データ群に基づいて、第1リレー要素の動作に関する第1報告書を作成し、第1報告書を出力する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電力系統から取得した電気量を用いて、前記電力系統を保護するための第1保護リレー装置と、
前記第1保護リレー装置と通信する情報処理装置とを備え、
前記第1保護リレー装置は、
前記情報処理装置から第1フォーマット情報を受信し、
前記第1保護リレー装置の第1リレー要素が動作した場合、前記第1フォーマット情報に基づいて、前記第1リレー要素の動作に関連する第1データ群を識別し、
前記情報処理装置からの要求に応じて、前記第1データ群を前記情報処理装置へ送信し、
前記情報処理装置は、
前記第1保護リレー装置から受信した前記第1データ群に基づいて、前記第1リレー要素の動作に関する第1報告書を作成し、
前記第1報告書を出力する、情報処理システム。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記第1保護リレー装置は、識別した前記第1データ群を不揮発的に記憶する、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記第1保護リレー装置は、前記第1リレー要素が動作したことを示す動作情報を前記情報処理装置へ送信する、請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記第1データ群は、前記第1リレー要素を示す情報と、前記第1リレー要素の動作日時と、前記第1リレー要素の動作時において前記第1保護リレー装置により取得された電気量のデータとを含む、請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記情報処理装置と通信する第2保護リレー装置をさらに備え、
前記第2保護リレー装置は、前記第1保護リレー装置が前記電力系統から取得する前記電気量と同一の電気量を取得するように構成されており、
前記第1保護リレー装置は、
前記第1リレー要素が動作した場合に、前記第1リレー要素が動作したことを示す動作情報を前記第2保護リレー装置へ送信し、
前記第2保護リレー装置は、
前記情報処理装置から第2フォーマット情報を受信し、
前記動作情報を受信した場合、前記第2フォーマット情報に基づいて、前記動作情報の受信時に前記情報処理装置へ送信すべき第2データ群を識別し、
前記情報処理装置からの要求に応じて前記第2データ群を前記情報処理装置へ送信し、
前記情報処理装置は、
前記第1保護リレー装置から受信した前記第1データ群と、前記第2保護リレー装置から受信した前記第2データ群とに基づいて、前記第1報告書を作成する、請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記第2保護リレー装置は、識別した前記第2データ群を不揮発的に記憶する、請求項5に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記第2データ群は、前記第2保護リレー装置が前記第1保護リレー装置から前記動作情報を受信した受信日時と、前記動作情報の受信時において前記第2保護リレー装置により取得された前記電力系統の電気量のデータとを含む、請求項5に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記情報処理装置と通信する第2保護リレー装置をさらに備え、
前記第2保護リレー装置は、前記第1保護リレー装置が前記電力系統から取得する前記電気量と同一の電気量を取得するように構成されており、
前記第1保護リレー装置は、
前記第1リレー要素が不動作であって、かつ前記電力系統の電気量が規定値以上変化したことを検出した場合、当該検出を示す検出信号を前記第2保護リレー装置へ送信し、
前記第1フォーマット情報に基づいて、前記電気量の変化の検出時に前記情報処理装置へ送信すべき第3データ群を識別し、
前記情報処理装置からの要求に応じて前記第3データ群を前記情報処理装置へ送信し、
前記第2保護リレー装置は、
前記情報処理装置から第2フォーマット情報を受信し、
前記検出信号を受信した場合、前記第2フォーマット情報に基づいて、前記検出信号の受信時に前記情報処理装置へ送信すべき第4データ群を識別し、
前記情報処理装置からの要求に応じて前記第4データ群を前記情報処理装置へ送信し、
前記情報処理装置は、
前記第1保護リレー装置から受信した前記第3データ群と、前記第2保護リレー装置から受信した前記第4データ群とに基づいて、前記電気量の変化の検出に関する第2報告書を作成する、請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記第1データ群は、前記第1リレー要素の動作前後において前記第1保護リレー装置により取得された電気量のデータと、前記電気量のデータに基づく前記第1リレー要素のリレー演算結果とを含み、
前記情報処理装置は、
前記電気量のデータに基づいて、前記第1リレー要素と同一のリレー演算を実行し、
前記実行したリレー演算の結果と、前記第1リレー要素のリレー演算結果とが同一であるか否かを判断し、
前記第1報告書は、当該判断の結果を含む、請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項10】
電力系統から取得した電気量を用いて、前記電力系統を保護するための第1保護リレー装置と、
前記第1保護リレー装置と通信する情報処理装置とを備え、
前記情報処理装置は、
前記第1保護リレー装置の第1リレー要素が動作した場合、フォーマット情報に基づいて、前記第1リレー要素の動作に関連する第1データ群を識別し、
前記第1保護リレー装置に対して、前記第1データ群を要求し、
前記第1保護リレー装置から受信した前記第1データ群に基づいて、前記第1リレー要素の動作に関する第1報告書を作成し、
前記第1報告書を出力する、情報処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、および保護リレー装置を含む情報処理システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、保護リレー装置における各種試験を行なった結果を記載する記録用紙を作成する技術が知られている。例えば、特開2000-232725号公報(特許文献1)は、第1ROM部にN個の部分フォーマットデータが格納され、第2ROM部にn個の全体フォーマットデータが格納され、これらのデータを表示部を見ながら操作キーを操作することによって選択して1つの記録用紙を形成して測定結果データが記録できるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-232725号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に係る技術は、保護リレー装置の試験を行った結果を記載する記録用紙の様式を、多種多様の試験に対応させて簡単に得ることを検討している。一方、保護リレー装置が実際に系統事故を検出した場合(例えば、保護リレー装置のリレー要素が動作した場合)には、リレー要素の動作解析等のために各種情報が収集され、当該各種情報を記載する報告書が作成される。現状では、習熟度の高い担当者(例えば、保護リレー装置を担当する変電所の保守員等)が、保護リレー装置から取得した情報に基づいて報告書を作成している。一方、習熟度の低い担当者は、リレー要素の動作解析等のために必要な情報を含む報告書を適切に作成することが難しいという問題があった。
【0005】
本開示のある局面における目的は、保護リレー装置のリレー動作に関する報告書を適切かつ簡易に出力することが可能な情報処理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ある実施の形態に従う情報処理システムは、電力系統から取得した電気量を用いて、電力系統を保護するための第1保護リレー装置と、第1保護リレー装置と通信する情報処理装置とを備える。第1保護リレー装置は、情報処理装置から第1フォーマット情報を受信し、第1保護リレー装置の第1リレー要素が動作した場合、第1フォーマット情報に基づいて、第1リレー要素の動作に関連する第1データ群を識別し、情報処理装置からの要求に応じて、第1データ群を情報処理装置へ送信する。情報処理装置は、第1保護リレー装置から受信した第1データ群に基づいて、第1リレー要素の動作に関する第1報告書を作成し、第1報告書を出力する。
【0007】
他の実施の形態に従う情報処理システムは、電力系統から取得した電気量を用いて、電力系統を保護するための第1保護リレー装置と、第1保護リレー装置と通信する情報処理装置とを備える。情報処理装置は、第1保護リレー装置の第1リレー要素が動作した場合、フォーマット情報に基づいて、第1リレー要素の動作に関連する第1データ群を識別し、第1保護リレー装置に対して、第1データ群を要求し、第1保護リレー装置から受信した第1データ群に基づいて、第1リレー要素の動作に関する第1報告書を作成し、第1報告書を出力する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によると、保護リレー装置のリレー動作に関する報告書を適切かつ簡易に出力することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。
保護リレー装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
実施の形態1に従う情報処理システムの処理手順の一例を示すシーケンス図である。
実施の形態1に従う報告書の一例を示す図である。
実施の形態2に従う情報処理システムの処理手順の一例を示すシーケンス図である。
実施の形態2に従う報告書を示す図である。
実施の形態3に従う情報処理システムの処理手順の一例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)

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