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公開番号2024064166
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022172552
出願日2022-10-27
発明の名称混練装置
出願人太洋マシナリー株式会社
代理人個人
主分類B01F 27/952 20220101AFI20240507BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】混練物との摩擦により回転する転動ローラを備える混練装置において、混練室内で転動ローラを適正に回転(自転)させて、効率的に混練物を練り混ぜることができるようにする。
【解決手段】本発明の混練装置は、混練物が投入される有底円筒状の混練室1を備えるハウジング2と、混練室1の底壁8の中心を上下方向に貫通し、駆動源32からの駆動力を受けて回転駆動される駆動軸27と、駆動軸27に連結されて、該駆動軸27を回転中心として混練室1内で回転駆動される支持アーム28と、支持アーム28の突端に設けられ、水平方向に伸びるローラ軸42と、ローラ軸42で回転自在に軸支された円筒状の転動ローラ29とを備える。転動ローラ29のローラ端面60に、混練物と接触するアンカー61を突設する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
混練物が投入される有底円筒状の混練室(1)を備えるハウジング(2)と、
混練室(1)の底壁(8)の中心を上下方向に貫通し、駆動源(32)からの駆動力を受けて回転駆動される駆動軸(27)と、
駆動軸(27)に連結されて、該駆動軸(27)を回転中心として混練室(1)内で回転駆動される支持アーム(28)と、
支持アーム(28)の突端に設けられ、水平方向に伸びるローラ軸(42)と、
ローラ軸(42)で回転自在に軸支された円筒状の転動ローラ(29)と、
を備え、
転動ローラ(29)のローラ端面(60)に、混練物と接触するアンカー(61)が突設されていることを特徴とする混練装置。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
アンカー(61)が、ローラ端面(60)から水平方向に伸びる複数本のピン(63)を含んで構成されている、請求項1記載の混練装置。
【請求項3】
複数本のピン(63)が、ローラ端面(60)上に分散配置されている、請求項2記載の混練装置。
【請求項4】
ローラ軸(42)の軸心を中心とする異なる直径を有する2つの同心円(C1・C2)を規定したとき、
各ピン(63)が、両同心円(C1・C2)のいずれかの円上に配置されている、請求項3記載の混練装置。
【請求項5】
複数本のピン(63)を備えるアンカーベース(64)と、
アンカーベース(64)をローラ端面(60)に締結固定する締結具(65)と、を備え、
複数個のアンカーベース(64)が、ローラ端面(60)の周方向の等間隔位置に配設されている、請求項3記載の混練装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、転動ローラにより混練室に投入された混練物を練り混ぜる混練装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
この種の混練装置は、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1の混練装置は、有底筒状の混練室(撹拌室)と、混練室の中心軸に沿って設けられる駆動軸と、先端側が上下揺動自在に駆動軸に固定される支持アームと、支持アームの先端に設けられる水平な回転軸で回転自在に軸支される転動ローラ(撹拌ローラ)とを備える。転動ローラは、駆動軸の回転により同軸の中心まわりに回転(公転)し、当該公転に伴う混練物との摩擦によって混練室の底面に沿って回転軸まわりに回転(自転)する。混練物は、転動ローラと混練室の底面との間に入り込み、回転(自転)する転動ローラの自重で押圧されて練り混ぜられる。
【0003】
この種の混練装置では、混練物の水分量が多く流動性が高い場合、或いは装置の適正処理量に対して混練物の量が少ない場合には、転動ローラと混練物との間の摩擦力が不足して、転動ローラが適正に回転(自転)せず、転動ローラが混練物に対してスリップすることがある。このような転動ローラがスリップすることを防止するために、特許文献1の混練装置では、転動ローラの周面に同ローラの周方向に対して交差する突条を設けている。特許文献2の混練装置(ローラミル)では、転動ローラの周面に同ローラの周方向に対して交差する溝を凹み形成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実公平5-8093号公報
特開昭57-197043号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の混練装置によれば、突条が混練物に食い込むことで、転動ローラと混練物との間の摩擦力を高めて、転動ローラがスリップすることを抑えることができる。同様に、特許文献2の混練装置(ローラミル)によれば、溝に混練物が入り込むことにより、転動ローラと混練物との間の摩擦力を高めて、転動ローラがスリップすることを抑えることができる。しかし、これら従来の混練装置では、突条や溝を埋めるように転動ローラの周面に混練物が固着したときに、転動ローラと混練物との間の摩擦力が低下して、転動ローラがスリップするおそれが残る。元より、転動ローラの周面に、同ローラの周方向に対して交差する突条や溝が存在すると、転動ローラの周面と混練室の底面との距離が、突条や溝の形成部分と、これら突条等の非形成部分とで大小に変化するため、混練物に作用する押圧力も大小に変化する。そのため、混練物に対して均等な押圧力を作用させることができず、混練度合いにムラが生じるおそれがある。
【0006】
本発明は、混練物との摩擦により回転する転動ローラを備える混練装置において、混練室内で転動ローラを適正に回転(自転)させて、効率的に混練物を練り混ぜることができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の混練装置は、混練物が投入される有底円筒状の混練室1を備えるハウジング2と、混練室1の底壁8の中心を上下方向に貫通し、駆動源32からの駆動力を受けて回転駆動される駆動軸27と、駆動軸27に連結されて、該駆動軸27を回転中心として混練室1内で回転駆動される支持アーム28と、支持アーム28の突端に設けられ、水平方向に伸びるローラ軸42と、ローラ軸42で回転自在に軸支された円筒状の転動ローラ29とを備える。そして、転動ローラ29のローラ端面60に、混練物と接触するアンカー61が突設されていることを特徴とする。
【0008】
アンカー61は、ローラ端面60から水平方向に伸びる複数本のピン63を含んで構成されている。
【0009】
複数本のピン63は、ローラ端面60上に分散配置されている。
【0010】
ローラ軸42の軸心を中心とする異なる直径を有する2つの同心円C1・C2を規定したとき、各ピン63は、両同心円C1・C2のいずれかの円上に配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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