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公開番号2024070527
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-23
出願番号2022181079
出願日2022-11-11
発明の名称蒸溜装置
出願人大阪油化工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B01D 3/32 20060101AFI20240516BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】装置の特性上、鉛直方向に沿って高い構造物とならざるを得ず、高い構造物に対して高さ方向に沿って構成体を取り付けることで組み立てられる蒸溜装置を、安全且つ容易に、しかも所望の場所に従来に比べて短期間且つ低コストで設置して稼働することを可能とする。
【解決手段】蒸留装置は、鉛直方向に沿って配置される長尺な構造体であって運搬時横倒しにされ、設置場所において起立した状態で設置される支持構造体2と、運搬時の横荷重に耐える強度をもって前記支持構造体の長手方向に沿って取り付けられ、蒸溜対象物を蒸溜するための蒸溜手段と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
鉛直方向に沿って配置される長尺な構造体であって運搬時横倒しにされ、設置場所において起立した状態で設置される支持構造体と、
運搬時の横荷重に耐える強度をもって前記支持構造体の長手方向に沿って取り付けられ、蒸溜対象物を蒸溜するための蒸溜手段と、
を備える蒸溜装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記支持構造体は、当該支持構造体が起立した状態において底面に水平に配置される構造物を有し、
前記構造物は、当該構造物と交差する方向に沿って配置され且つ前記構造物の外周面を板状部材で覆い、前記板状部材を前記設置場所の設置面に埋設されたアンカーボルトに締結することで固定される請求項1に記載の蒸溜装置。
【請求項3】
前記蒸溜手段は、前記蒸溜対象物を収容する蒸溜塔を備え、
前記蒸溜塔は、前記支持構造体の平面内において一方の角部側に偏った位置に配置される請求項1に記載の蒸溜装置。
【請求項4】
前記支持構造体は、その長手方向に沿って予め定められた長さ毎に、当該支持構造体を長手方向と交差する方向に沿って仕切る仕切り部材を備える請求項1に記載の蒸溜装置。
【請求項5】
前記蒸溜手段は、前記蒸溜対象物を収容する蒸溜釜を備え、
前記蒸溜釜は、前記仕切り部材により仕切られた第一層の天井部に配置される請求項4に記載の蒸溜装置。
【請求項6】
前記蒸溜釜は、その外周が前記支持構造体又は前記仕切部材に連結されて固定されるとともに、前記支持構造体に吊り下げられる請求項5に記載の蒸溜装置。
【請求項7】
前記蒸溜手段は、コンデンサー部を備え、
前記コンデンサー部は、前記仕切り部材によって仕切られた最上層に前記支持構造体の長手方向と交差する方向に沿って配置される請求項4に記載の蒸溜装置。
【請求項8】
前記コンデンサー部は、前記支持構造体の長手方向と交差する対角線方向に沿って配置される請求項7に記載の蒸溜装置。
【請求項9】
前記支持構造体は、その最外側の角部にコンテナのコーナー金具を備えている請求項1に記載の蒸溜装置。
【請求項10】
前記支持構造体が設置される設置場所には、ボイラー設備、冷却水設備、真空ポンプユニット及びコンプレッサーのうち、少なくとも1つ以上が配備される請求項1に記載の蒸溜装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、設置を容易とした蒸溜装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、蒸溜装置(プラント)は、当該蒸溜装置で蒸溜する蒸溜対象物質の化学的性質や温度特性、あるいは蒸溜装置に求められる蒸溜精度、蒸溜精製物の取得に要する時間、蒸溜精製物の歩留まり、単位時間あたりに蒸溜可能な蒸溜対象物質の量など、様々な要因によって、蒸溜窯の容積、気液接触部やコンデンサー部の長さや外径などが個別に設計され、所望の設置場所において施工されて完成する。
【0003】
ところで、蒸溜装置(プラント)の高さは、数メートルから数十メートルにも及ぶため、施工に対しては、高所作業が避けられず、作業員の安全を確保しつつ、蒸溜装置構造体の組み立てや、蒸溜窯、気液接触部やコンデンサー部の取り付け作業などを行う必要があり、高度な専門知識並びに熟練を必要とするとともに、設計・施工から完成して稼働するまでに非常に長い期間を要し、製造費用も高額とならざるを得ないという技術的課題を有していた。
【0004】
なお、本出願人は、精密蒸溜精製装置として、特許文献1等に開示されたものを既に提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-120461号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、装置の特性上、鉛直方向に沿って高い構造物とならざるを得ず、高い構造物に対して高さ方向に沿って構成体を取り付けることで組み立てられる蒸溜装置を、安全且つ容易に、しかも所望の場所に従来に比べて短期間且つ低コストで設置して稼働することを可能とすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載された発明は、鉛直方向に沿って配置される長尺な構造体であって運搬時横倒しにされ、設置場所において起立した状態で設置される支持構造体と、
運搬時の横荷重に耐える強度をもって前記支持構造体の長手方向に沿って取り付けられ、蒸溜対象物を蒸溜するための蒸溜手段と、
を備える蒸溜装置である。
【0008】
請求項2に記載された発明は、前記支持構造体は、当該支持構造体が起立した状態において底面に水平に配置される構造物を有し、
前記構造物は、当該構造物と交差する方向に沿って配置され且つ前記構造物の外周面を板状部材で覆い、前記板状部材を前記設置場所の設置面に埋設されたアンカーボルトに締結することで固定される請求項1に記載の蒸溜装置である。
【0009】
請求項3に記載された発明は、前記蒸溜手段は、前記蒸溜対象物を収容する蒸溜塔を備え、
前記蒸溜塔は、前記支持構造体の平面内において一方の角部側に偏った位置に配置される請求項1に記載の蒸溜装置である。
【0010】
請求項4に記載された発明は、前記支持構造体は、その長手方向に沿って予め定められた長さ毎に、当該支持構造体を長手方向と交差する方向に沿って仕切る仕切り部材を備える請求項1に記載の蒸溜装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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