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公開番号2024078762
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022191291
出願日2022-11-30
発明の名称検体収納ラック
出願人古河電気工業株式会社
代理人個人
主分類B01L 9/06 20060101AFI20240604BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】 例えば径の太い検体用スピッツを径の細い検体用スピッツに入れ替える際にも、即座に検体用スピッツを保持することが可能な検体用ラックを提供する。
【解決手段】検体収納ラック1は、複数の検体用スピッツを収納可能であり、同一のポリオレフィン樹脂発泡体からなる。検体収納ラック1は、主に、挿入部材3a、保持部材5a、挿入部材3b、規制部材7、保持部材5b、挿入部材3c、底部材7からなり、それぞれの部材が積層されて構成される。保持部材5a、5bには、検体用スピッツの挿入部となる複数の孔13が形成されるとともに、孔13の内面に、検体用スピッツの側面を保持可能な複数の舌片15が形成される。
少なくとも、規制部材7よりも上方に保持部材5aが配置されるとともに、規制部材7よりも下方に、保持部材5bが配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の検体用スピッツを収納可能な樹脂発泡体からなる検体収納ラックであって、
検体用スピッツを挿入可能な複数の孔を有する挿入部材と、
検体用スピッツの複数の挿入部の内面に、検体用スピッツの側面を保持可能な複数の舌片を有する保持部材と、
前記孔よりも内径が小さく、所定のサイズ以下の検体用スピッツが挿入可能な複数の規制孔を有する規制部材と、
検体用スピッツの下端を支持する底部材と、
を具備し、
それぞれの部材が積層されて構成され、
少なくとも、前記規制部材よりも上方に前記保持部材が配置されるとともに、前記規制部材よりも下方にも、前記保持部材が配置されることを特徴とする検体収納ラック。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記樹脂発泡体は、抗ウィルス性ポリオレフィン発泡体であることを特徴とする請求項1記載の検体収納ラック。
【請求項3】
上方から順に、
前記挿入部材、前記保持部材、前記挿入部材、前記規制部材、前記保持部材、前記挿入部材及び前記底部材が順に積層されることを特徴とする請求項1記載の検体収納ラック。
【請求項4】
それぞれの部材は、互いの積層面の少なくとも一方に配置された粘着剤によって接合されており、
前記粘着剤は、前記保持部材以外の部材の上面又は下面に配置されることを特徴とする請求項1記載の検体収納ラック。
【請求項5】
前記底部材には、検体用スピッツに対応する部位に小孔が形成されることを特徴とする請求項1記載の検体収納ラック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、採血等において使用される検体スピッツを収納可能な検体収納ラックに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、検体用のスピッツ(検体を保管する容器)は、検体収納ラックに整列して取り扱われる。このような検体収納ラックとしては、一般的には樹脂発泡体で構成され、多数のスピッツ挿入用の孔が形成される(例えば特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-202940号公報
特開2014-21027号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の検体用ラックでは、検体用スピッツを保持するために、検体用スピッツが挿入される部分では発泡樹脂が用いられる。発泡樹脂は柔軟であるため、例えば検体用スピッツのサイズが多少異なっても同様に取り扱うことができる。また、発泡樹脂の圧縮変形によって検体用スピッツが押さえつけられるため、移動時における脱落等を抑制することができる。
【0005】
一方、従来の検体用ラックは安価なポリエチレンフォームを主体とした積層体であり、複数の孔が開いた構造としている。しかし、ポリエチレンフォームは圧縮ひずみが残留しやすいため、太さの異なる検体用スピッツを入れ替えた際、十分に保持できるように復元するまで数分要する場合がある。すなわち、一度圧縮変形して、穴が拡径されてしまうと、元の径に戻るまで時間を要するため、太い径の検体用スピッツを挿入した後に、細い径の検体用スピッツに入れ替えようとしても、挿入用の孔の径が大きいままとなり、検体用スピッツを保持することができない場合がある。
【0006】
これに対し、検体用スピッツの保持を目的として、ポリエチレン発泡樹脂に、圧縮復元性の良いウレタンフォームを中間層に挟んだ構造のものが提案されている。
【0007】
しかし、2種類の材料を使用するとコスト増の要因となる。このため、単一の材料を用いても、上述したような径の異なる検体用スピッツの入れ替え時に、即座に確実に検体用スピッツを保持することが可能な検体用ラックが求められる。
【0008】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、例えば径の太い検体用スピッツを径の細い検体用スピッツに入れ替える際にも、即座に検体用スピッツを保持することが可能な検体用ラックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述した目的を達するために本発明は、複数の検体用スピッツを収納可能な樹脂発泡体からなる検体収納ラックであって、検体用スピッツを挿入可能な複数の孔を有する挿入部材と、検体用スピッツの複数の挿入部の内面に、検体用スピッツの側面を保持可能な複数の舌片を有する保持部材と、前記孔よりも内径が小さく、所定のサイズ以下の検体用スピッツが挿入可能な複数の規制孔を有する規制部材と、検体用スピッツの下端を支持する底部材と、を具備し、それぞれの部材が積層されて構成され、少なくとも、前記規制部材よりも上方に前記保持部材が配置されるとともに、前記規制部材よりも下方にも、前記保持部材が配置されることを特徴とする検体収納ラックである。
【0010】
前記樹脂発泡体は、抗ウィルス性ポリオレフィン発泡体であることが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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