TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024064875
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022173818
出願日2022-10-28
発明の名称沈殿槽
出願人個人
代理人個人
主分類B01D 21/02 20060101AFI20240507BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】小型化が可能な分離槽を提供すること。
【解決手段】沈殿槽1は、第1部材2と、その内部に配置される第2部材3を備え、第1部材1は、円筒壁部6と、円筒壁部6の内部に配置され、下側に向かうに従って縮径する形状を有するロート部7とを備え、第2部材3は、ロート部7の上側に間隔を隔てて対向配置され、下側に向かうに従って縮径する形状を有する天井部11を備える。原水取込口13は、ロート部7と天井部11とによって、周方向に連続するように区画されている。汚泥排出口8は、ロート部7の中心において、ロート部7を上下方向に貫通するように形成されている。 清澄水排出口15は、天井部11の中心において、天井部11を上下方向に貫通するように形成されている。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
第1部材と、その内部に配置される第2部材とを備える沈殿槽であって、
前記第1部材は、
上下方向に中心軸を有する円筒壁部と、
前記円筒壁部の内部に配置され、下側に向かうに従って縮径する形状を有するロート部とを備え、
前記第2部材は、前記ロート部の上側に間隔を隔てて対向配置され、下側に向かうに従って縮径する形状を有する天井部を備え、
原水取込口が、前記ロート部と前記天井部とによって、周方向に連続するように区画され、
汚泥排出口が、前記ロート部の中心において、前記ロート部を上下方向に貫通するように形成され、
清澄水排出口が、前記天井部の中心において、前記天井部を上下方向に貫通するように形成されていることを特徴とする、沈殿槽。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記沈殿槽は、管部材をさらに備え、
前記管部材の一端は、前記清澄水排出口に連通しており、
前記管部材の他端は、前記汚泥排出口よりも下側に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の沈殿槽。
【請求項3】
前記原水取込み口から流入する原水の流路の上下方向長さは、中心に向かうに従って広がることを特徴とする、請求項1に記載の沈殿槽。
【請求項4】
前記清澄水排出口は、上側に向かうに従って縮径することを特徴とする、請求項1に記載の沈殿槽。
【請求項5】
前記第2部材は、前記天井部の上側に配置され、上側に向かうに従って縮径する円錐部を備えることを特徴とする、請求項1に記載の沈殿槽。
【請求項6】
前記原水取込口は、前記第2部材を一周するように区画されていることを特徴とする、請求項1に記載の沈殿槽。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、沈殿槽に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
金属加工工場、紙・パルプ工場などの工場や家庭で生じる汚泥を含む水は、当該工場や下水処理場に設置されている沈殿槽によって、汚泥を含まない清澄水と、汚泥の濃度が濃縮された汚泥水とに分離され、清澄水は工業用水や生活用水として再利用される。このような沈殿槽として、傾斜板式沈殿槽が広く使用されている(特許文献1参照)。傾斜板式沈殿槽は、水槽の中に傾斜した板を多数配置し、その傾斜板に汚泥を含む原水を流すことにより、清澄水と汚泥水とに分離する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-102662号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、沈殿槽は、小型化されて、持ち運びなどが可能な程度になれば、様々な場所で清澄水を得ることができるため、便利である。しかしながら、傾斜板式沈殿槽では、そのような持ち運び可能なタイプの沈殿槽は、提案されていない。
【0005】
本発明は、小型化が可能であり、新規な分離槽を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するために、以下の発明を含む。
【0007】
本発明[1]は、 第1部材と、その内部に配置される第2部材とを備える沈殿槽であって、
前記第1部材は、
上下方向に中心軸を有する円筒壁部と、
前記円筒壁部の内部に配置され、下側に向かうに従って縮径する形状を有するロート部とを備え、
前記第2部材は、前記ロート部の上側に間隔を隔てて対向配置され、下側に向かうに従って縮径する形状を有する天井部を備え、
原水取込口が、前記ロート部と前記天井部とによって、周方向に連続するように区画され、
汚泥排出口が、前記ロート部の中心において、前記ロート部を上下方向に貫通するように形成され、
清澄水排出口が、前記天井部の中心において、前記天井部を上下方向に貫通するように形成されている、沈殿槽を含む。
【0008】
このような沈殿槽によれば、ロート部および天井部によって周方向に連続するように区画される原水取込口と、下側に向かって縮径するロート部および天井部によって下側に傾斜するように区画される流路と、ロート部の中心に位置する汚泥排出口と、汚泥排出口の上側に配置される清澄水排出口とを備えている。このため、原水のうち汚泥は、傾斜する流路の底に沿って沈殿しながら流れて汚泥排出口に至り、その一方、清澄水は、天井部に沿って流れ清澄水排出口に至る。その結果、原水を清澄水と、汚泥が濃縮した汚泥水とに分離することができる。また、この沈殿槽は、比較的簡易な構成からなるため、小型化が可能であって、持ち運びが可能である。
【0009】
本発明[2]は、管部材をさらに備え、
前記管部材の一端は、前記清澄水排出口に連通しており、
前記管部材の他端は、前記汚泥排出口よりも下側に配置されている、[1]に記載の沈殿槽を含む。
【0010】
このような発明によれば、サイフォンの原理を利用して、管部材の他端から自動的に清澄水を取り出すことができるため、吸い込みポンプなどの動力源を必要とせず、持ち運びがより一層容易である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

TLC株式会社
脱泡装置
1か月前
東ソー株式会社
ろ過フィルター
14日前
株式会社サタケ
バグフィルタ装置
1か月前
三菱ケミカル株式会社
触媒の製造方法
1か月前
東ソー株式会社
二酸化炭素分離用組成物
22日前
東レ株式会社
分離膜エレメントブロック
今日
個人
油フィルタおよび油ろ過装置
15日前
三洋化成工業株式会社
二酸化炭素濃縮装置
3日前
株式会社フクハラ
圧縮空気除湿装置
24日前
トヨタ自動車株式会社
DACシステム
8日前
国立大学法人広島大学
分離膜の製造方法
7日前
ヤマシンフィルタ株式会社
フィルタ装置
24日前
アイリスオーヤマ株式会社
除湿装置
7日前
東レ株式会社
リチウム6回収装置および回収方法
1か月前
静岡SDGs株式会社
濾過装置
1か月前
株式会社キャタラー
排ガス浄化用触媒
15日前
株式会社キャタラー
排ガス浄化用触媒
15日前
株式会社キャタラー
排ガス浄化用触媒
15日前
株式会社キャタラー
排ガス浄化用触媒
15日前
株式会社キャタラー
排ガス浄化用触媒
15日前
トヨタ紡織株式会社
フィルタエレメント
1か月前
株式会社カジワラ
攪拌装置及び洗浄方法
22日前
株式会社日本触媒
吸水性樹脂組成物、およびその製造方法
18日前
セイコーエプソン株式会社
光触媒装置
25日前
東芝ライテック株式会社
流体処理装置
7日前
東ソー株式会社
金属含有ゼオライトおよびそれを含む触媒
14日前
セイコーエプソン株式会社
流体デバイス
29日前
東レ株式会社
オレフィン製造方法およびオレフィン製造装置
21日前
ヤマシンフィルタ株式会社
フィルタ装置及び濾過装置
3日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
除湿装置
1か月前
日本特殊陶業株式会社
反応装置
18日前
兵庫県公立大学法人
酸素還元触媒
14日前
日本無機株式会社
空気清浄機
1か月前
東レ株式会社
分離膜、分離膜モジュールおよび膜分離システム
24日前
株式会社チップトン
造粒装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
集塵装置の制御方法
28日前
続きを見る