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公開番号2024061989
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-09
出願番号2022169697
出願日2022-10-24
発明の名称撹拌装置
出願人株式会社切川物産
代理人個人,個人
主分類B01F 27/072 20220101AFI20240430BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】撹拌装置による処理物と添加物の混合度合を向上させる。
【解決手段】この発明の撹拌装置は、回転軸7の外周に多数の撹拌爪13をらせん状に配置して突設したローター3を筒状のドラムケース2内に軸支し、上記ローター3を回転させながらドラムケース2の一端側から投入した処理物を撹拌し他端側に排出する撹拌装置であって、上記ドラムケース2の周壁に上記ローター3の回転軌跡Lの回転方向に向かって添加物を噴射させるノズル19を設置している。
上記ドラムケース2は全体をU字形断面に形成し、開放端を塞ぐ蓋14を取付け、該蓋14と側壁2a,2bとの内面コーナー部に形成した該撹拌空間17を介し、掻込方向に沿って添加物を噴射させるノズル19を下向きに設置した。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸(7)の外周に多数の撹拌爪(13)をらせん状に配置して突設したローター(3)を筒状のドラムケース(2)内に軸支し、上記ローター(3)を回転させながらドラムケース(2)の一端側から投入した処理物を撹拌し他端側に排出する撹拌装置であって、上記ドラムケース(2)の周壁に上記ローター(3)の回転軌跡(L)の回転方向に向かって添加物を噴射させるノズル(19)を設置した撹拌装置。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
ドラムケース(2)の下半部断面をローター(3)の回転軌跡(L)に沿った円弧状に形成するとともに、上部を開放端として全体をU字形断面に形成し、上記開放端を塞ぐ蓋(14)を取付け、該蓋(14)とドラムケース(2)の前後の側壁(2a),(2b)との内面コーナー部に処理物が撥ね上げられる撹拌空間(17)を形成し、前記ローター(3)の掻込側の該撹拌空間(17)を介し前記撹拌爪(13)の掻込方向に沿って添加物を噴射させるノズル(19)を蓋(14)に下向きに設置した請求項1に記載の撹拌装置。
【請求項3】
複数のノズル(19)をローター(3)の軸方向に沿って所定間隔を介して並設した請求項1又は2に記載の撹拌装置。
【請求項4】
ノズル(19)として、噴射物がドラムケース(2)内においてローター(3)の軸方向に沿って扇形に広がる噴出形状となるノズル(19)を使用してなる請求項1又は2に記載の撹拌装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、粉体や粒状物の撹拌混合、土塊や鉱物塊の粉砕・混合等を行う撹拌装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来上記のような撹拌装置として特許文献1,同2のように回転軸の外周に多数の撹拌爪をらせん状に配置して突設したローターを筒状のドラムケース内に軸支し、ドラムケースの一端から投入した処理物を撹拌又は粉砕、混合しながら他端側に送り出す装置が公知である。
【0003】
上記撹拌対象となる各種の処理物は、それぞれの処理物の種類と処理目的に応じて、例えば混合や粉砕を短時間で効率良く行うため又は処理物の次工程の加工や処理のための機械的、物理的、化学的な性状改質等を行う予備処理を伴うことが多い。
【0004】
このためこれらの撹拌装置による処理に先立って粉体や粒状物、気体や液体又はこれらを混合しながら添加する場合、撹拌処理前に添加しておくか、撹拌時にドラムケース内に投入、注入、散布、噴霧等によって供給していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6889924号公報
特許第6156803号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、ドラムケース内に上記方法によって行ってもなお混合が不十分又は不均一である等の問題がある他、これらの問題改善のために処理物のドラムケース内での十分な滞留時間を確保する必要がある等の問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための本発明の撹拌装置は、第1に回転軸7の外周に多数の撹拌爪13をらせん状に配置して突設したローター3を筒状のドラムケース2内に軸支し、上記ローター3を回転させながらドラムケース2の一端側から投入した処理物を撹拌し他端側に排出する撹拌装置であって、上記ドラムケース2の周壁に上記ローター3の回転軌跡Lの回転方向に向かって添加物を噴射させるノズル19を設置したことを特徴としている。
【0008】
第2に、ドラムケース2の下半部断面をローター3の回転軌跡Lに沿った円弧状に形成するとともに、上部を開放端として全体をU字形断面に形成し、上記開放端を塞ぐ蓋14を取付け、該蓋14とドラムケース2の前後の側壁2a,2bとの内面コーナー部に処理物が撥ね上げられる撹拌空間17を形成し、前記ローター3の掻込側の該撹拌空間17を介し前記撹拌爪13の掻込方向に沿って添加物を噴射させるノズル19を蓋14に下向きに設置したことを特徴としている。
【0009】
第3に、複数のノズル19をローター3の軸方向に沿って所定間隔を介して並設したことを特徴としている。
【0010】
第4に、ノズル19として、噴射物がドラムケース2内においてローター3の軸方向に沿って扇形に広がる噴出形状となるノズル19を使用してなることを特徴としている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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