TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024047516
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2023014505
出願日2023-02-02
発明の名称二酸化炭素捕集モジュール
出願人株式会社大真空
代理人個人
主分類B01D 53/18 20060101AFI20240329BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】一般の居住空間等で使用できる簡単な構造の二酸化炭素捕集モジュールを提供する。
【解決手段】二酸化炭素を吸収可能なアミン系吸収材と、空気の透過が可能であって、かつ、アミン系吸収材の透過を阻止するフィルタ部3とを備え、フィルタ部3は、アミン系吸収材と当該二酸化炭素捕集モジュール1の周囲の空気との間に位置しており、アミン系吸収材は、液体であって二酸化炭素を吸収すると固体となる物質を含んでおり、固体となった前記物質を、当該二酸化炭素捕集モジュール1の外部から視認可能としている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
空気に含まれる二酸化炭素を捕集する二酸化炭素捕集モジュールであって、
二酸化炭素を吸収可能なアミン系吸収材を有する吸収部と、
空気の透過が可能であって、かつ、前記アミン系吸収材の透過を阻止するフィルタ部とを備え、
前記吸収部と当該二酸化炭素捕集モジュールの周囲の空気との間に、前記フィルタ部が位置しており、
前記アミン系吸収材が、液体であって二酸化炭素を吸収すると固体となる物質を含んでおり、
固体となった前記物質を、当該二酸化炭素捕集モジュールの外部から視認可能である、
ことを特徴とする二酸化炭素捕集モジュール。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記液体が透明であって、前記固体が白色である、
請求項1に記載の二酸化炭素捕集モジュール。
【請求項3】
前記物質が、メタキシレンジアミン、ベンジルアミン、フェニルエチルアミン、及び、イソホロンジアミンからなる群より選ばれる少なくとも一種である、
請求項2に記載の二酸化炭素捕集モジュール。
【請求項4】
前記アミン系吸収材が、前記メタキシレンジアミンが添加されたアミン系吸収液である、
請求項3に記載の二酸化炭素捕集モジュール。
【請求項5】
前記アミン系吸収液に添加された前記メタキシレンジアミンの濃度が、1質量%以上、10質量%以下である、
請求項4に記載の二酸化炭素捕集モジュール。
【請求項6】
対向する板状の2枚の前記フィルタ部と、前記フィルタ部以外では、前記吸収部と当該二酸化炭素捕集モジュールの周囲の空気との接触を遮断する複数の封止板とを備え、前記複数の封止板の少なくとも1つの封止板は、透明な窓部を有する、
請求項1ないし5のいずれか一項に記載の二酸化炭素捕集モジュール。
【請求項7】
前記少なくとも1つの前記封止板が、前記アミン系吸収材に耐腐食性を有する透明材料からなる、
請求項6に記載の二酸化炭素捕集モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空気中の二酸化炭素を捕集する二酸化炭素捕集モジュールに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、代表的な地球温暖化ガスである二酸化炭素を回収して、その有効利用を図るための技術開発がなされている。特に、二酸化炭素の排出量が多い、火力発電所、鉄鋼プラント、あるいは、化学プラント等においては、二酸化炭素の排出量の削減が強く求められている。
【0003】
実用化されている二酸化炭素の回収技術として、例えば、アミンの水溶液に二酸化炭素を吸収させる化学吸収法がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-104775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
地球温暖化ガスを削減する観点からは、上記の火力発電所や鉄鋼プラント等に限らず、一般家庭等においても、二酸化炭素を回収できるようにすることが望まれる。
【0006】
しかし、上記のような鉄鋼プラント等における化学吸収法では、設備が大型化し、また、強アルカリ性のアミンを使用するために、健康被害をもたらす可能性が高く、一般家庭の居住空間等における二酸化炭素の回収に利用することはできない。
【0007】
本発明は、上記のような点に鑑みて為されたものであって、一般家庭の居住空間等で使用することができ、簡単な構造で二酸化炭素を捕集できる二酸化炭素捕集モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明では、上記目的を達成するために、次のように構成している。
【0009】
(1)本発明に係る二酸化炭素捕集モジュールは、空気に含まれる二酸化炭素を捕集する二酸化炭素捕集モジュールであって、二酸化炭素を吸収可能なアミン系吸収材を有する吸収部と、空気の透過が可能であって、かつ、前記アミン系吸収材の透過を阻止するフィルタ部とを備え、前記吸収部と当該二酸化炭素捕集モジュールの周囲の空気との間に、前記フィルタ部が位置しており、前記アミン系吸収材が、液体であって二酸化炭素を吸収すると固体となる物質を含んでおり、固体となった前記物質を、当該二酸化炭素捕集モジュールの外部から視認可能である。
【0010】
本発明に係る二酸化炭素捕集モジュールによると、アミン系吸収材を有する吸収部と当該二酸化炭素捕集モジュールの周囲との間に位置するフィルタ部によって、該フィルタ部を透過した周囲の空気に含まれる二酸化炭素を、吸収部のアミン系吸収材によって吸収できる一方、フィルタ部でアミン系吸収材の透過を阻止して、アミン系吸収材が当該二酸化炭素捕集モジュール外へ漏出するのを防止することができる。これによって、簡単な構造で、アミン系吸収材の漏出を防止した二酸化炭素捕集モジュールを実現することができ、例えば、一般家庭の居住空間等において、空気に含まれる少量の二酸化炭素を手軽に捕集することができる。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社大真空
音叉型圧電振動片および当該音叉型圧電振動片を用いた音叉型圧電振動デバイス
15日前
株式会社大真空
音叉型圧電振動片および当該音叉型圧電振動片を用いた音叉型圧電振動デバイス
15日前
個人
CO2分解システム
今日
日星電気株式会社
中空糸膜
1か月前
東レ株式会社
分離膜エレメント
1か月前
東レ株式会社
分離膜エレメント
1か月前
株式会社竹内左官技工
攪拌機
今日
エステー株式会社
除湿剤収容具
8日前
日本原料株式会社
ろ過装置
10日前
株式会社切川物産
撹拌装置
1日前
株式会社リカバリー
無機凝集剤の製造方法
1日前
東京応化工業株式会社
多孔質膜
22日前
株式会社パイオラックス
流体フィルタ
17日前
新東工業株式会社
集塵機
29日前
ムンタース株式会社
除湿システム
今日
日本原料株式会社
ろ過材洗浄装置
10日前
大陽日酸株式会社
排ガス処理設備
3日前
日本原料株式会社
ろ過材洗浄装置
10日前
株式会社大善
含水繊維系原料濃縮機
9日前
榎本ビーエー株式会社
切粉濾過装置
15日前
ジャステック株式会社
固液分離装置
22日前
東レ株式会社
多孔質中空糸膜およびその製造方法
1か月前
株式会社エフ・シー・シー
濾過膜ユニット
3日前
新東工業株式会社
混練機
17日前
株式会社キャタラー
排ガス浄化用触媒
22日前
日立造船株式会社
排ガス処理システム
3日前
日立造船株式会社
排ガス処理装置
15日前
東ソー株式会社
ゼオライト成形体、およびその製造方法
16日前
セイコーエプソン株式会社
気体分離膜
3日前
個人
微細気泡発生装置
16日前
株式会社トクヤマ
セメントクリンカ製造設備
24日前
株式会社日立製作所
光触媒分解装置
29日前
株式会社ナベル
液体分配具又は液体分配具組立セット
22日前
東芝ライテック株式会社
紫外線照射装置
1か月前
パナソニックIPマネジメント株式会社
除湿装置
1か月前
コスモ石油株式会社
蒸留方法
29日前
続きを見る