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公開番号2024056213
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022162949
出願日2022-10-11
発明の名称流体フィルタ
出願人株式会社パイオラックス
代理人個人
主分類B01D 29/11 20060101AFI20240416BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】小型化によって内部流路が狭くなることを抑えた流体フィルタを提供する。
【解決手段】流体フィルタ10は、筒状に形成されるメッシュ部14と、メッシュ部14を支持するフレーム部12と、を備える。フレーム部12は、一端に環状に形成される開口部16と、開口部16から軸方向に沿って延びてメッシュ部14を支持し、周方向に離れて形成される第1柱部20および第2柱部22と、を有する。第1柱部20は、メッシュ部14よりも径方向外側に位置する本体部と、メッシュ部14よりも径方向内側に位置し、本体部から径方向内向きに突出する内方突出部と、を含む。内方突出部の先端側の周方向幅は、本体部の周方向幅よりも小さい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
筒状に形成されるメッシュ部と、
前記メッシュ部を支持するフレーム部と、を備え、
前記フレーム部は、
一端に環状に形成される開口部と、
前記開口部から軸方向に沿って延びて前記メッシュ部を支持し、周方向に離れて形成される第1柱部および第2柱部と、を有し、
前記第1柱部は、
前記メッシュ部よりも径方向外側に位置する本体部と、
前記メッシュ部よりも径方向内側に位置し、前記本体部から径方向内向きに突出する内方突出部と、を含み、
前記内方突出部の突出方向先端側の周方向幅は、前記本体部の周方向幅よりも小さいことを特徴とする流体フィルタ。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記本体部は、軸方向から見て、前記内方突出部の両側に前記メッシュ部に沿った内周面を有することを特徴とする請求項1に記載の流体フィルタ。
【請求項3】
前記内方突出部は、突出方向基端側に前記メッシュ部に沿った周面を有することを特徴とする請求項1に記載の流体フィルタ。
【請求項4】
前記内方突出部は、径方向内向きに向かって周方向幅が小さくなるように形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の流体フィルタ。
【請求項5】
前記第1柱部は、前記第2柱部よりも周方向幅が大きく、
前記メッシュ部は、網を重ね合わせて形成された重ね合わせ部を有し、
前記重ね合わせ部は、前記第1柱部によって支持されることを特徴とする請求項1または2に記載の流体フィルタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、メッシュ部とメッシュ部を支持するフレーム部とを備える流体フィルタに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、一端側に開口が形成されて筒状をなす枠体と、枠体に外周に形成された開口を覆うメッシュ部材とを備えるフィルタ本体が開示されている。この枠体は、一端に位置して流通孔に当接するシール部と、他端に位置する支持座と、シール部および支持座を連結して周方向に均等間隔を空けて配置される複数の柱部とを有する。メッシュ部材は、複数の柱部に埋め込まれるように設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開2021-187363号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示される技術において、フィルタ本体を小型化した場合に、メッシュ部の保持性を確保するため柱部が相対的に大きくなり、フィルタ本体の内部流路を狭め過ぎるおそれがある。
【0005】
本発明の目的は、小型化によって内部流路が狭くなることを抑えた流体フィルタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の流体フィルタは、筒状に形成されるメッシュ部と、メッシュ部を支持するフレーム部と、を備える。フレーム部は、一端に環状に形成される開口部と、開口部から軸方向に沿って延びてメッシュ部を支持し、周方向に離れて形成される第1柱部および第2柱部と、を有する。第1柱部は、メッシュ部よりも径方向外側に位置する本体部と、メッシュ部よりも径方向内側に位置し、本体部から径方向内向きに突出する内方突出部と、を含む。内方突出部の突出方向先端側の周方向幅は、本体部の周方向幅よりも小さい。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、小型化によって内部流路が狭くなることを抑えた流体フィルタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例の流体フィルタの斜視図である。
実施例の流体フィルタを被取付部材に取り付けた状態を示す図である。
図1に示す流体フィルタの線分A-A断面を示す図である。
図4(a)は、流体フィルタの上面図であり、図4(b)は、図1に示す流体フィルタの線分B-B断面を示す図である。
変形例の流体フィルタの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、実施例の流体フィルタ10の斜視図である。また、図2は、実施例の流体フィルタ10を被取付部材26に取り付けた状態を示す図である。流体フィルタ10は、例えば車両のトランスミッションのオイルに含まれる鉄粉やアルミや塵などの異物を除去するために用いられる。つまり、図2に示す被取付部材26は、トランスミッションの一部を構成し、流体回路を形成する。
【0010】
流体フィルタ10は、樹脂材料によって形成されたフレーム部12と、金属網を巻回して筒状に形成されたメッシュ部14とを備える。樹脂材料が筒状のメッシュ部14に対してインサート成形によって射出されてフレーム部12になり、メッシュ部14がフレーム部12と一体に埋め込まれるようになり、フレーム部12によって支持される。
(【0011】以降は省略されています)

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