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公開番号2024062253
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-09
出願番号2022170120
出願日2022-10-24
発明の名称水処理システム、制御装置、水処理方法およびプログラム
出願人オルガノ株式会社
代理人個人,個人
主分類B01D 21/30 20060101AFI20240430BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】最適な量の凝集剤を添加する。
【解決手段】被処理水に凝集剤を添加する添加装置700と、添加装置700から凝集剤が添加された水中の凝集物の状態を撮像する撮像装置500と、添加装置700から凝集剤が添加された水をろ過するろ過膜300と、ろ過膜300の入口の圧力と、ろ過膜300のろ過流量と、ろ過膜300における水位と、の少なくとも1つを測定する測定手段と、撮像装置500が撮像した凝集物の状態と、測定手段が測定した値とに基づいて、添加装置700が添加する凝集剤の添加量を制御する制御装置600とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被処理水に凝集剤を添加する添加手段と、
前記添加手段から前記凝集剤が添加された水中の凝集物の状態を撮像する撮像手段と、
前記添加手段から前記凝集剤が添加された水をろ過するろ過手段と、
前記ろ過手段の入口の圧力と、前記ろ過手段のろ過流量と、前記ろ過手段における水位と、の少なくとも1つを測定する測定手段と、
前記撮像手段が撮像した前記凝集物の状態と、前記測定手段が測定した値とに基づいて、前記添加手段が添加する前記凝集剤の添加量を制御する制御手段とを有する水処理システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の水処理システムにおいて、
前記制御手段は、前記撮像手段が撮像した画像から、前記凝集物の状態として特徴量を算出する水処理システム。
【請求項3】
請求項2に記載の水処理システムにおいて、
前記制御手段は、前記特徴量を前記凝集物のエッジピクセル数に基づいて算出する水処理システム。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の水処理システムにおいて、
前記制御手段は、前記測定手段が測定した値の変化量に基づいて、前記添加手段が添加する前記凝集剤の添加量の下限値を制御する水処理システム。
【請求項5】
請求項1から3のいずれか1項に記載の水処理システムにおいて、
前記添加手段は、前記凝集剤として無機凝集剤を添加する水処理システム。
【請求項6】
請求項1から3のいずれか1項に記載の水処理システムにおいて、
前記被処理水が流入する水槽を有し、
前記添加手段は、前記水槽に流入された前記被処理水に前記凝集剤を添加する水処理システム。
【請求項7】
請求項1から3のいずれか1項に記載の水処理システムにおいて、
前記ろ過手段を逆洗する逆洗手段を有し、
前記制御手段は、前記逆洗手段を用いて前記ろ過手段を逆洗する前と後とにおいて、前記測定手段が測定した値の変化量に基づいて、前記添加手段が添加する前記凝集剤の添加量の下限値を制御する水処理システム。
【請求項8】
請求項1から3のいずれか1項に記載の水処理システムにおいて、
前記添加手段から前記凝集剤が添加された水について固液分離を行う固液分離手段を前記ろ過手段の前段に有する水処理システム。
【請求項9】
添加手段から凝集剤が添加された水中の凝集物の状態を撮像した画像に基づいて、前記凝集物の状態を数値化する画像処理部と、
前記画像処理部が数値化した前記凝集物の状態、および前記凝集剤が添加された水をろ過するろ過手段の入口の圧力と、前記ろ過手段のろ過流量と、前記ろ過手段における水位との少なくとも1つに基づいて、前記添加手段が添加する前記凝集剤の添加量を制御する制御部とを有する制御装置。
【請求項10】
添加手段から凝集剤が添加された水中の凝集物の状態を撮像した画像に基づいて、前記凝集物の状態を数値化する処理と、
前記凝集剤が添加された水をろ過するろ過手段の入口の圧力と、前記ろ過手段のろ過流量と、前記ろ過手段における水位と、の少なくとも1つを取得する処理と、
前記数値化した前記凝集物の状態と前記取得した値と基づいて、前記添加手段が添加する前記凝集剤の添加量を制御する処理とを行う水処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水処理システム、制御装置、水処理方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
浄水場や下水処理場、工業用水の用水処理、半導体工場の排水処理、その他の排水処理設備においては、被処理水に凝集剤を添加し、被処理水中の懸濁物質(SS)を凝集させてフロックを形成させ、フロックを沈殿分離や浮上分離等で分離する処理が行われている。その際、例えば、被処理水である原水中の濁度を測定し、測定した濁度に基づいて、凝集剤の添加量を算出する技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-098236号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
水中の濁度が互いに同等な値であっても、周囲の環境等の影響を受けると、水中に含まれる物質が異なるものとなり、その結果、水中に凝集された凝集物の状態が異なる場合がある。そのため、被処理水の濁度だけを監視しても最適な量の凝集剤を添加できないおそれがある。
【0005】
本発明の目的は、最適な量の凝集剤を添加することができる水処理システム、制御装置、水処理方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の水処理システムは、
被処理水に凝集剤を添加する添加手段と、
前記添加手段から前記凝集剤が添加された水中の凝集物の状態を撮像する撮像手段と、
前記添加手段から前記凝集剤が添加された水をろ過するろ過手段と、
前記ろ過手段の入口の圧力と、前記ろ過手段のろ過流量と、前記ろ過手段における水位と、の少なくとも1つを測定する測定手段と、
前記撮像手段が撮像した前記凝集物の状態と、前記測定手段が測定した値とに基づいて、前記添加手段が添加する前記凝集剤の添加量を制御する制御手段とを有する。
【0007】
また、本発明の制御装置は、
添加手段から凝集剤が添加された水中の凝集物の状態を撮像した画像に基づいて、前記凝集物の状態を数値化する画像処理部と、
前記画像処理部が数値化した前記凝集物の状態、および前記凝集剤が添加された水をろ過するろ過手段の入口の圧力と、前記ろ過手段のろ過流量と、前記ろ過手段における水位との少なくとも1つに基づいて、前記添加手段が添加する前記凝集剤の添加量を制御する制御部とを有する。
【0008】
また、本発明の水処理方法は、
添加手段から凝集剤が添加された水中の凝集物の状態を撮像した画像に基づいて、前記凝集物の状態を数値化する処理と、
前記凝集剤が添加された水をろ過するろ過手段の入口の圧力と、前記ろ過手段のろ過流量と、前記ろ過手段における水位と、の少なくとも1つを取得する処理と、
前記数値化した前記凝集物の状態と前記取得した値と基づいて、前記添加手段が添加する前記凝集剤の添加量を制御する処理とを行う。
【0009】
また、本発明のプログラムは、
コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
添加手段から凝集剤が添加された水中の凝集物の状態を撮像した画像に基づいて、前記凝集物の状態を数値化する手順と、
前記凝集剤が添加された水をろ過するろ過手段の入口の圧力と、前記ろ過手段のろ過流量と、前記ろ過手段における水位と、の少なくとも1つを取得する手順と、
前記数値化した前記凝集物の状態と前記取得した値と基づいて、前記添加手段が添加する前記凝集剤の添加量を制御する手順とを実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明においては、最適な量の凝集剤を添加することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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