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公開番号2024059629
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2024011747,2020550880
出願日2024-01-30,2019-03-19
発明の名称流体デバイス
出願人株式会社ニコン
代理人個人,個人,個人
主分類B01J 19/00 20060101AFI20240423BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】基材に対する処理基板の固定の信頼性を高めることができる、処理効率を上げることができる等の利点を有する流体デバイスを提供する。
【解決手段】流体デバイス1は、内部に導入される液体に含まれる検出対象を検出する処理部41を有し、処理部と接続する回路パターンを有する処理基板4と、処理基板4に接して配置され、処理部を囲む周状のシール部と、シール部に接して配置される第1基板10と、処理基板4に接して配置され、処理基板4を挟み第1基板10の反対側に配置される第2基板20と、を備え、第1基板10、処理基板4、および第2基板20は、積層された状態でシール部を押圧され、第1基板10及び第2基板20の少なくとも一方は、処理基板4と接する面に処理基板4の一部を収容する収容凹部31を有し、処理基板4が収容凹部31に収容された状態において処理基板4の外縁の一辺は、流体デバイス1の外縁の一辺を形成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
基板を積層して形成される流体デバイスであって、
前記流体デバイス内部に導入される液体に含まれる検出対象を検出する処理部を有し、当該処理部と接続する回路パターンを有する処理基板と、
前記処理基板に接して配置され、前記処理部を囲む周状のシール部と、
前記シール部に接して配置される第1基板と、
前記処理基板に接して配置され、前記処理基板を挟み前記第1基板の反対側に配置される第2基板と、を備え、
前記第1基板、前記処理基板、および前記第2基板は、積層された状態で前記シール部を押圧し、
前記第1基板及び前記第2基板の少なくとも一方は、前記処理基板と接する面に前記処理基板の一部を収容する収容凹部を有し、
前記処理基板が前記収容凹部に収容された状態において前記処理基板の外縁の一辺は、前記流体デバイスの外縁の一辺を形成する、
流体デバイス。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記処理基板の外縁の一辺は、積層方向から見て前記流体デバイスの外縁の一辺と重なる、請求項1に記載の流体デバイス。
【請求項3】
前記第1基板の収容凹部は段差部を備え、
当該段差部は前記シール部と接触する位置に凹溝を有する、
請求項1又は請求項2に記載の流体デバイス。
【請求項4】
前記第1基板は、前記周状のシール部の内部に前記液体を導入及び排出するための一対の貫通孔を備える、
請求項1~3のいずれか1項に記載の流体デバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、流体デバイスに関するものである。
本願は、2018年3月22日に出願された、米国仮出願第62/646,492号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、体外診断分野における試験の高速化、高効率化、および集積化、又は、検査機器の超小型化を目指したμ-TAS(Micro-Total Analysis Systems)の開発などが注目を浴びており、世界的に活発な研究が進められている。
【0003】
μ-TASは、少量の試料で測定、分析が可能なこと、持ち運びが可能となること、低コストで使い捨て可能なこと等、従来の検査機器に比べて優れている。
更に、高価な試薬を使用する場合や少量多検体を検査する場合において、有用性が高い方法として注目されている。
【0004】
μ-TASの構成要素として、流路と、該流路上に配置されるポンプとを備えたデバイスが報告されている(非特許文献1)。このようなデバイスでは、該流路へ複数の溶液を注入し、ポンプを作動させることで、複数の溶液を流路内で混合する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
Jong Wook Hong, Vincent Studer, Giao Hang, W French Anderson and Stephen R Quake,Nature Biotechnology 22, 435 - 439 (2004)
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の実施態様に従えば、溶液が流れる流路と、第1対向面と、を有する基材と、前記第1対向面に対向し、前記溶液と接触して前記溶液を処理する処理部が設けられた第2対向面を有する処理基板と、前記第1対向面と前記第2対向面との間に挟み込まれるシール部と、を備え、前記処理基板と前記基材との間には、前記処理部を板厚方向から見て前記シール部で囲み、前記流路と接続する処理空間が設けられる、流体デバイスが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態の流体デバイスの斜視図である。
図2は、一実施形態の流体デバイスの分解斜視図である。
図3は、一実施形態の流体デバイスの平面図である。
図4は、図3のIV-IV線に沿う流体デバイスの断面図である。
図5は、一実施形態の第2基板の平面図である。
図6は、図3のVI-VI線に沿う流体デバイスの断面図である。
図7は、図3のVII-VII線に沿う流体デバイスの断面図である。
図8は、図7の領域VIIIの拡大図である。
図9は、変形例1の流体デバイスの部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、流体デバイスの実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0009】
(流体デバイス)
図1は、本実施形態の流体デバイス1の斜視図である。図2は、流体デバイス1の分解斜視図である。図3は、流体デバイス1の平面図である。
【0010】
本実施形態の流体デバイス1は、検体試料に含まれる検出対象である試料物質を免疫反応および酵素反応などにより検出するデバイスを含む。試料物質は、例えば、核酸、DNA、RNA、ペプチド、タンパク質、細胞外小胞体などの生体分子である。
(【0011】以降は省略されています)

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