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公開番号2024057896
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164874
出願日2022-10-13
発明の名称切粉濾過装置
出願人榎本ビーエー株式会社
代理人個人,個人
主分類B01D 33/06 20060101AFI20240418BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】濾過ドラムの内部におけるノズルの位置を調整できる切粉濾過装置を提供すること。
【解決手段】切粉濾過装置において、第1支持軸910は、第1壁271に沿って延びるとともに第1壁271に対してボルト97により取り付けられるフランジ壁部911を有している。第1壁271には、ボルト97の軸部97bが挿通されるとともに第1支持軸910の軸線m1を中心とする仮想円Vcに沿って円弧状に延びる第1挿通孔271bが形成され、フランジ壁部911には、ボルト97の軸部97bが螺合される第2挿通孔911aが形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
切粉を含む切削油が貯留される貯留槽と、
前記貯留槽の中の前記切粉を収集する無端状のスクレーパベルトと、
前記貯留槽に収容され、前記スクレーパベルトの周回に伴い回転する濾過ドラムと、
前記貯留槽の壁部に取り付けられ、前記濾過ドラムを回転自在に支持する支持軸と、
前記濾過ドラムの内部で前記支持軸に固定され、前記濾過ドラムに空気を噴射するノズルと、
前記支持軸に形成され、前記ノズルに空気を供給する供給路と、を備える切粉濾過装置であって、
前記支持軸は、前記壁部に沿って延びるとともに前記壁部に対してボルトにより取り付けられるフランジ壁部を有し、
前記壁部及び前記フランジ壁部の一方を第1壁部とするとともに他方を第2壁部とすると、前記第1壁部は、前記貯留槽の外側に位置する前記ボルトの頭部が接触しており、前記第2壁部は、前記ボルトの頭部とともに前記第1壁部を挟み込んでおり、
前記第1壁部には、前記ボルトの軸部が挿通されるとともに前記支持軸の軸線を中心とする仮想円に沿って円弧状に延びる第1挿通孔が形成され、
前記第2壁部には、前記軸部が螺合される第2挿通孔が形成されていることを特徴とする切粉濾過装置。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記支持軸は、当該支持軸の軸線を中心として当該支持軸を回転させるときに操作される回転操作部を有している、請求項1に記載の切粉濾過装置。
【請求項3】
前記第1壁部は、前記貯留槽の前記壁部であり、
前記第2壁部は、前記フランジ壁部であり、
前記回転操作部は、前記フランジ壁部から前記壁部を貫通するように延びるとともに、前記供給路の一部を形成するように前記支持軸の軸線を中心とした筒状をなしている、請求項2に記載の切粉濾過装置。
【請求項4】
前記回転操作部は、二面幅を形成する一対の平面を有している、請求項3に記載の切粉濾過装置。
【請求項5】
前記供給路における空気の入口を区画する面は、互いに平行に延びる前記回転操作部としての一対の平行面を少なくとも含み、
前記一対の平行面は、前記入口に挿入可能である挿入部材における二面幅を形成する一対の平面に沿うように形成されている、請求項2に記載の切粉濾過装置。
【請求項6】
前記仮想円が延びる方向における前記第1挿通孔の長さは、前記軸部が前記第1挿通孔の端に到達するまで前記支持軸を回転させたときに前記ノズルにおける空気の噴射口が前記貯留槽に貯留された前記切削油に接触しない大きさである、請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の切粉濾過装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、切粉濾過装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、切粉を濾過する切粉濾過装置が記載されている。
上記の切粉濾過装置は、貯留槽と、無端状のスクレーパベルトと、濾過ドラムと、ノズルと、を備えている。貯留槽には、切粉を含む切削油が貯留される。スクレーパベルトは、貯留槽の中の切粉を収集する。濾過ドラムは、貯留槽に収容されている。濾過ドラムは、スクレーパベルトの周回に伴い回転する。濾過ドラムは、回転軸により貯留槽の壁部に回転自在に支持されている。ノズルは、濾過ドラムの内部に配置されている。ノズルは、濾過ドラムに空気を噴射する。濾過ドラムの内部には、回転軸を通じてエアーを送るパイプが配置される。ノズルは、当該パイプに配置されている。濾過ドラムに付着した切粉は、ノズルから噴射された空気により濾過ドラムの外側に向けて吹き飛ばされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-142751号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、濾過ドラムの内部にノズルを配置した際にノズルの位置が濾過ドラムの周方向にずれる場合があるため、濾過ドラムの内部に位置するノズルの位置を調整したいとの要望がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記問題点を解決するための切粉濾過装置は、切粉を含む切削油が貯留される貯留槽と、前記貯留槽の中の前記切粉を収集する無端状のスクレーパベルトと、前記貯留槽に収容され、前記スクレーパベルトの周回に伴い回転する濾過ドラムと、前記貯留槽の壁部に取り付けられ、前記濾過ドラムを回転自在に支持する支持軸と、前記濾過ドラムの内部で前記支持軸に固定され、前記濾過ドラムに空気を噴射するノズルと、前記支持軸に形成され、前記ノズルに空気を供給する供給路と、を備える切粉濾過装置であって、前記支持軸は、前記壁部に沿って延びるとともに前記壁部に対してボルトにより取り付けられるフランジ壁部を有し、前記壁部及び前記フランジ壁部の一方を第1壁部とするとともに他方を第2壁部とすると、前記第1壁部は、前記貯留槽の外側に位置する前記ボルトの頭部が接触しており、前記第2壁部は、前記ボルトの頭部とともに前記第1壁部を挟み込んでおり、前記第1壁部には、前記ボルトの軸部が挿通されるとともに前記支持軸の軸線を中心とする仮想円に沿って円弧状に延びる第1挿通孔が形成され、前記第2壁部には、前記軸部が螺合される第2挿通孔が形成されていることを要旨とする。
【0006】
上記の切粉濾過装置において、前記支持軸は、当該支持軸の軸線を中心として当該支持軸を回転させるときに操作される回転操作部を有しているとよい。
上記の切粉濾過装置において、前記第1壁部は、前記貯留槽の前記壁部であり、前記第2壁部は、前記フランジ壁部であり、前記回転操作部は、前記フランジ壁部から前記壁部を貫通するように延びるとともに、前記供給路の一部を形成するように前記支持軸の軸線を中心とした筒状をなしているとよい。
【0007】
上記の切粉濾過装置において、前記回転操作部は、二面幅を形成する一対の平面を有しているとよい。
上記の切粉濾過装置において、前記供給路における空気の入口を区画する面は、互いに平行に延びる前記回転操作部としての一対の平行面を少なくとも含み、前記一対の平行面は、前記入口に挿入可能である挿入部材における二面幅を形成する一対の平面に沿うように形成されているとよい。
【0008】
上記の切粉濾過装置において、前記仮想円が延びる方向における前記第1挿通孔の長さは、前記軸部が前記第1挿通孔の端に到達するまで前記支持軸を回転させたときに前記ノズルにおける空気の噴射口に前記貯留槽に貯留された前記切削油に接触しない大きさであるとよい。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、濾過ドラムの内部におけるノズルの位置を調整できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
切粉濾過装置の第1実施形態を示した斜視図である。
図1の2-2線で切断したときの断面図である。
切粉濾過装置の断面図である。
突出軸部及び第1壁を第1支持軸の軸方向で正面視したときの図である。
切粉濾過装置の第2実施形態における突出軸部及び第1壁を第1支持軸の軸方向で正面視したときの図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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