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公開番号2024042134
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2022146627
出願日2022-09-15
発明の名称加熱調理器及び加熱調理システム
出願人三菱電機株式会社,三菱電機ホーム機器株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A47J 27/00 20060101AFI20240321BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】通信端末からレシピデータを的確に取得できる、ユーザーに利便性の高い加熱調理器と加熱調理システムを提供する。
【解決手段】入力操作部と、調理工程1と調理工程2の少なくとも一方で駆動される加熱手段と、外部と無線通信する通信部と、報知手段と、通信部を介して調理工程1の設定情報Aと調理工程2の設定情報Bとを、それぞれ取得する制御装置と、を有し、制御装置は、設定情報Aと、設定情報Bとを、順次取得するものであり、制御装置は、入力操作部の特定入力キーAを操作したときに、設定情報Aを取得できる。入力操作部の特定入力キーBを操作したときに、設定情報Bを取得できる工程に進む。更に、設定情報Aを受信した後、調理工程1を開始した場合、設定情報Aの受付工程を終了する。通信端末では、特定入力キーAとBによる応答があったことを確認してから、設定情報AとBの送信が実行できる。
【選択図】図67
特許請求の範囲【請求項1】
入力操作部と、
調理工程1と調理工程2の少なくとも一方で駆動される加熱手段と、
外部と無線通信する通信部と、
報知手段と、
前記通信部を介して前記調理工程1の設定情報Aと前記調理工程2の設定情報Bとを、それぞれ取得する制御装置と、
を有し、
前記制御装置は、前記設定情報Aと、前記設定情報Bとを、順次取得するものであり、
前記制御装置は、前記入力操作部の特定入力キーAを操作したときに、前記設定情報Aを取得できる工程に進み、
前記入力操作部の特定入力キーBを操作したときに、前記設定情報Bを取得できる工程に進むこと、
を特徴とする加熱調理器。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記特定入力キーA又は前記特定入力キーBを操作すると、前記設定情報A又は前記設定情報Bを受け付ける受付状態を開始し、前記調理工程1又は前記調理工程2を開始すると、前記受付状態を解除することを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項3】
前記制御装置は、前記受付状態が開始されたことを、それぞれ前記通信部から外部へ送信すること、を特徴とする請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項4】
前記加熱手段は、前記調理工程1又は前記調理工程2の何れかにおいて加熱動作をする第1の加熱手段と、前記調理工程2又は前記調理工程1の何れかにおいて加熱動作をする第2の加熱手段と、を備えていることを特徴とする請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項5】
前記制御装置は、前記調理工程1で加熱動作を終えた後、加熱休止期間を経て前記調理工程2において加熱動作をする調理モードの制御機能を備えていること、を特徴とする請求項4に記載の加熱調理器。
【請求項6】
前記入力操作部は、前記第1の加熱手段の制御条件を入力できる第1の操作部と、前記第2の加熱手段の制御条件を入力できる第2の操作部と、を有し、
前記第1の操作部には前記特定入力キーAを備え、前記第2の操作部には、前記特定入力キーBを備えたこと、を特徴とする請求項4に記載の加熱調理器。
【請求項7】
前記入力操作部は、前記第1の加熱手段の制御条件を入力できる第1の操作部と、前記第2の加熱手段の制御条件を入力できる第2の操作部と、を有し、
前記第1の操作部には、前記特定入力キーBを備え、前記第2の操作部には、前記特定入力キーAを備えたこと、を特徴とする請求項4に記載の加熱調理器。
【請求項8】
前記報知手段には、前記特定入力キーAと前記特定入力キーBとを特定する情報を表示する表示部を備えたこと、を特徴とする請求項6又は7に記載の加熱調理器。
【請求項9】
前記第1の加熱手段は、第1の加熱部と、第2の加熱部とを有し、
前記第1の操作部は、前記第1の加熱部の第1個別操作部と、前記第2の加熱部の第2個別操作部と、を有し、
前記第1個別操作部に配置した前記特定入力キーAと、前記第2個別操作部に配置した前記特定入力キーBと、の何れか1つを選択して前記設定情報A又は前記設定情報Bを取得すること、を特徴とする請求項6又は7に記載の加熱調理器。
【請求項10】
前記制御装置は、
(1)前記通信部から取得した前記調理工程1に関する予告情報1に応じて、前記特定入力キーAを特定する特定報知Aを前記報知手段において行う報知ステップ1と、
(2)前記特定報知Aで報知された前記特定入力キーAが操作された場合、選択情報Aを発信する確認ステップ1と、
(3)前記確認ステップ1の後に、前記通信部から取得した前記調理工程2に関する予告情報2に応じて、前記特定入力キーBを特定する特定報知Bを前記報知手段において行う報知ステップ2と、
(4)前記特定報知Bで報知された前記特定入力キーBが操作された場合、選択情報Bを発信する確認ステップ2と、
を実行すること、を特徴とする請求項1~3の何れか1つに記載の加熱調理器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、トッププレートの上に置かれた鍋等の被加熱物を加熱する加熱調理器と、その加熱調理器を利用する加熱調理システムに関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
加熱調理器は、使用される環境から見て、大きく分けて3種類ある。
その内の1つは、キッチンカウンター等の厨房家具の中に設置される、所謂「ビルトイン式(組込式)」である。2つ目は、厨房家具の所定の位置に、ガス台(「ガス燃焼式テーブル」ともいう)等のように置かれて使用される「据置式」である。3つ目は、食卓等の上の任意の位置に置かれて使用される、小型で可搬式の「卓上式」である。
【0003】
「ビルトイン式」の加熱調理器は、複数種類の加熱源を備えたタイプが多く存在し、各種調理に対応できるものとして人気がある。しかし、厨房家具の中に設置されるため、一般的な厨房家具の規格に合わせて外形寸法を設計しなければならず、「据置式」や「卓上式」のものに比較して設計の自由度は格段に少なく、実用的な製品にするための難易度は高い。
【0004】
代表的なビルトイン式加熱調理器として、本体の上部に複数個の加熱口を配置して、当該加熱口で誘導加熱を行い、また本体内部にはグリル庫(「オーブン室」又は「加熱室」ともいうが、以下、統一的に「加熱室」という)を具備し、その加熱室においてマイクロ波加熱源からのマイクロ波を導入して加熱調理する構成のものがある(例えば、特許文献1参照)。このような加熱原理の異なる複数の加熱源を備えたものを、複合型加熱調理器と呼んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-117570号公報(第1頁、図29)
特開2015-158345号公報(第1頁、図15)
特開2019-053950号公報(第3頁、図1)
特開2013-213663号公報(第10頁、図7)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の特許文献1で提案されているように、複合型加熱調理器の場合、加熱手段や入力操作部が複数に増え、1つの調理メニューをユーザーが個々に設定する作業は、より複雑になる。
そこで、特許文献2に示されたような、スマートフォン(通信端末)からのレシピデータを加熱調理器の、各加熱源にそれぞれ送信して、当該レシピデータで調理することが提案されている。
しかしながら、通信端末を介してレシピデータを加熱調理器に設定をするためには、加熱調理器と通信端末の間で通信を行うタイミングや使用する加熱源の選択をユーザー自身がその都度考えて実行する必要がある。また、複数個以上の加熱手段を併用して1つの調理を行う調理メニューの場合には、調理工程が複数になる場合も想定されるため、ユーザーが入力操作部の操作に迷う懸念もある。しかしながら、上記特許文献1及び2では、これらの課題に対する対策が未だ十分でない。このため、ユーザーの混乱を招き、また調理メニューのためのデータ通信の失敗を招くおそれもある。つまり、加熱調理器側と通信端末との連携状態に応じて、ユーザーへタイムリーな報知をする必要がある。
【0007】
また、特許文献3に記載の加熱調理システムでは、通信端末と加熱調理器が通信可能な範囲にあると通信状態が自動接続されるようになっている。そのため、加熱調理器を使用する意図がなくても、加熱調理器を制御する情報を送信可能な状態の通信端末を持った人が通信可能な範囲に入った場合、加熱調理器の制御情報が意図せず加熱調理器に送信されてしまう虞がある。
更に、特許文献4では、調理手順(工程)の内、2つについて、個々の段階で通信端末(情報端末)側から設定情報を加熱機器へ送信するため、当該通信端末の表示部において送信のタイミングになったことを表示する構成が提案されている。しかし、この特許文献4においても、加熱調理器と通信端末との間の連携関係が十分に考慮されておらず、加熱調理器側の構成と、設定情報の提供方法等の面で、まだ改善の余地がある。
【0008】
本開示の第1の目的は、ユーザーの操作性を改善することによって、通信端末から各種の調理メニューを加熱調理器に設定することができる、利便性の高い加熱調理器と加熱調理システムを得ることにある。
また、本開示の第2の目的は、加熱調理制御のための設定情報を外部の通信機器(端末機器等)から受け付けるときは、ユーザーが意図をもって受け付けるようにすることで安全性や使い勝手を損なわない加熱調理器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
第1の開示に関する加熱調理器は、
入力操作部と、
調理工程1と調理工程2の少なくとも一方で駆動される加熱手段と、
外部と無線通信する通信部と、
報知手段と、
前記通信部を介して前記調理工程1の設定情報Aと前記調理工程2の設定情報Bとを、それぞれ取得する制御装置と、
を有し、
前記制御装置は、前記設定情報Aと、前記設定情報Bとを、順次取得するものであり、
前記制御装置は、前記入力操作部の特定入力キーAを操作したときに、前記設定情報Aを取得できる工程に進み、
前記入力操作部の特定入力キーBを操作したときに、前記設定情報Bを取得できる工程に進むこと、
を特徴とする構成である。
【0010】
第2の開示に関する加熱調理器は、
複数の入力操作部と、
報知手段と、
1つの被調理物に関するレシピデータを外部から取得する通信部と、
前記通信部を介して取得した前記レシピデータに従って、調理工程を制御する制御装置と、
を有し、
前記制御装置は、前記レシピデータが、複数の調理工程の設定情報を含む場合、調理工程毎に区分けされた前記レシピデータを、当該調理工程毎に、順次取得するものであり、
前記制御装置は、前記調理工程毎に前記レシピデータを取得する際に、前記入力操作部毎に配置した特定入力キーを、前記レシピデータで定まっている順番に、それぞれ操作すること、
を特徴とする構成である。
(【0011】以降は省略されています)

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