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公開番号2024048645
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154670
出願日2022-09-28
発明の名称加熱調理器
出願人三菱電機株式会社,三菱電機ホーム機器株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H05B 6/12 20060101AFI20240402BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】外部との通信を確保しながら、通信部が空気の流れを妨げることがない加熱調理器を提供することを目的とする。
【解決手段】天板を上面に有する金属板で外郭を形成された本体と、加熱部と、加熱部を駆動するための駆動基板と、加熱部と駆動基板を冷却する第1の冷却ファンと、第1の冷却ファンの送風する風が通る本体内の第1の風路と、加熱条件の設定を行う操作部と、加熱部の加熱条件を設定する情報の入出力が可能な外部通信機器との間で通信を行う通信部と、加熱部と第1の冷却ファンと通信部を制御する制御部と、を備え、本体の外郭を構成する背面板には、背面板の表面から本体内部側へ向かって凹むように設けられた凹部が設けられ、通信部は、凹部内に背面板の表面から外側に突出しないように取り付けられ、本体内に突出した凹部に取り付けられた通信部は、本体内の風路に干渉しない。
【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項1】
被調理物を載置する天板と、
該天板を上面に有する、金属板で外郭を形成された本体と、
前記天板の下方で、前記本体の内部に設けられた前記被加熱物を加熱する加熱部と、
該加熱部を駆動するための駆動基板と、
前記加熱部と前記駆動基板を冷却するための風を送風する第1の冷却ファンと、
前記第1の冷却ファンの送風する風が通る前記本体内の第1の風路と、
前記加熱部の加熱条件の設定を行う操作部と、
前記加熱部の加熱条件を設定する情報の入出力が可能な外部通信機器との間で通信を行う通信部と、
前記加熱部と前記第1の冷却ファンと前記通信部を制御する制御部と、
を備え、
前記本体の外郭を構成する背面板には、該背面板の表面から本体内部側へ向かって凹むように形成された凹部が設けられ、
前記通信部は、前記凹部内に前記背面板の表面から外側に突出しないように取り付けられ、前記背面板から前記本体内に突出した前記凹部に取り付けられた前記通信部は、前記本体内の前記第1の風路に干渉しない加熱調理器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記背面板は、垂直面と、該垂直面の下端部から下方に向かって前記背面側から前記本体の前面側に傾斜した傾斜面と、を有し、
前記凹部は前記傾斜面に設けられ、前記凹部の上端は前記垂直面の前記下端部よりも下方になるように配置された請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項3】
前記凹部は、前記背面板に取り付けられる保持部材に設けられ、
該保持部材は、前記背面板に取り付けられた状態のときに、前記凹部の前記背面板寄りの上方に位置する上外角部を有する請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項4】
前記通信部は、前記保持部材の前記凹部に取り付けられた状態のときに、前記背面板寄りの上方に位置する上外角部を有する通信部上角部を有し、
前後の水平方向で見たときに、前記上角部は、前記通信部上角部よりも後ろ側に位置している請求項3に記載の加熱調理器。
【請求項5】
前記本体内部に設けられ、被加熱物の調理が可能な前側が開口した加熱室と、
前記本体前側に設けられた前記加熱室の開口を閉塞する加熱室扉と、
該加熱室に調理を行うためのマイクロ波を供給するマイクロ波発振装置と、
該マイクロ波発振装置を冷却するための風を送風する第3の冷却ファンと、
該第3の冷却ファンが送風する前記マイクロ波発振装置を冷却した風が通る前記本体内の第3の風路と、
前記マイクロ波発振装置を駆動するためのマイクロ波発振装置駆動基板と、
該マイクロ波発振装置駆動基板を冷却するための風を送風する第2の冷却ファンと、
該第2の冷却ファンが送風する前記マイクロ波発振装置駆動基板を冷却した風が通る前記本体内の第2の風路と、
を更に備え、
前記背面板から前記本体内に突出した前記凹部に取り付けられた前記通信部は、前記本体内の前記第2の風路及び前記第3の風路に干渉しない請求項1から請求項4何れか1項に記載の加熱調理器。
【請求項6】
前記マイクロ波発振装置が発生させる前記マイクロ波を、前記加熱室へ供給するための導波管を備え、
前記導波管から前記加熱室に供給される前記マイクロ波は、前記本体前側に設けられた前記加熱室扉方向に向かって放出され、前記通信部は前記マイクロ波の放出方向の反対側に取り付けられている請求項5に記載の加熱調理器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、外部通信機器から加熱条件の設定入力を受付けることができる加熱調理器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、加熱調理を行うための設定条件を、外部通信機器より入力することが可能な加熱調理器が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-207398号公報(第8頁、図3)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された加熱調理器は、電動送風機を駆動することによって生じる空気の流れの中に通信部を配置するようにしており、金属板で形成された筐体内で、金属板に設けられた吸気用の穴の近傍に配置することにより、金属の筐体内でも通信に障害が起きにくく、良好に通信が行えるようにしたものである。
【0005】
しかし、特許文献1に開示された加熱調理器は誘導加熱調理器であり、誘導加熱コイル及び誘導加熱コイルに電力供給する回路基板は高温になるため、性能を維持するためにそれらを冷却する必要があり、空気が流れる風路を形成し電動送風機を用いて外部から空気を導入して冷却している。
【0006】
このような構成の場合、空気の流れの中に通信部のような構造物を配置すると、空気の流れの妨げとなり、例えば、空気の吸入側に配置すれば空気吸入量が低下してしまう、空気の送出側に配置すると圧損となり空気送出量が低下してしまう、という課題がある。
【0007】
また、この空気吸入量、空気送出量の低下を補うため、電動送風機を高回転で使用することによる駆動音が大きくなる、あるいは送風量の大きい電動送風機を導入することでコストが高くなるなどの課題もある。
【0008】
本開示の加熱調理器は、上述の課題を解決するものであり、外部との通信を確保しながら、通信部が空気の流れを妨げることがない加熱調理器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に係る加熱調理器は、被調理物を載置する天板と、天板を上面に有する、金属板で外郭を形成された本体と、天板の下方で、本体の内部に設けられた被加熱物を加熱する加熱部と、加熱部を駆動するための駆動基板と、加熱部と駆動基板を冷却するための風を送風する第1の冷却ファンと、第1の冷却ファンの送風する風が通る本体内の第1の風路と、加熱部の加熱条件の設定を行う操作部と、加熱部の加熱条件を設定する情報の入出力が可能な外部通信機器との間で通信を行う通信部と、加熱部と第1の冷却ファンと通信部を制御する制御部と、を備え、本体の外郭を構成する背面板には、背面板の表面から本体内部側へ向かって凹むように設けられた凹部が設けられ、通信部は、凹部内に背面板の表面から外側に突出しないように取り付けられ、背面板から本体内に突出した凹部に取り付けられた通信部は、本体内の第1の風路に干渉しないものである。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、通信部は、本体の背面板の表面から本体内部側へ向かって凹むように設けられた凹部内に背面板の表面から外側に突出しないように取り付けられているので、通信部は金属板に囲われていないため通信が良好に行え、加熱調理器を厨房家具に組み込むときも邪魔にならない加熱調理器を提供できる。また、背面板から本体内に突出した凹部に取り付けられた通信部は、本体内の風路に干渉しないので、通信部を取り付けたことによる本体内における冷却のための空気の流れを阻害することが無く、冷却性能に影響を及ぼすことが無い加熱調理器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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