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公開番号2024042133
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2022146626
出願日2022-09-15
発明の名称加熱調理器及び加熱調理システム
出願人三菱電機株式会社,三菱電機ホーム機器株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F24C 7/04 20210101AFI20240321BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】通信端末からレシピデータを的確に取得できる、ユーザーに利便性の高い加熱調理器と加熱調理システムを提供する。
【解決手段】表示部と、外部通信端末等のデータ提供手段からレシピデータを取得する制御装置と、を有し、レシピデータを、1つの加熱源による調理工程1の部分と、他の加熱源による調理工程2の部分に分けて段階的に取得する。そのために、ユーザーによって操作可能な第1部分用特定入力キーと、第2部分用特定入力キーを、事前にそれぞれ操作することによって、その都度確認信号を外部へ返信する。この確認信号の発信の後に、第1部分と第2部分のそれぞれの設定情報を順次取得する。通信端末側の表示画面には、レシピデータを表示した段階で、第1部分と第2部分のデータの発信用入力キーを表示し、この入力キーを操作することで調理工程1及び調理工程2の設定情報が加熱調理器に送信される。
【選択図】図57
特許請求の範囲【請求項1】
入力操作部と、
加熱手段と、
外部と無線通信する通信部と、
報知手段と、
前記通信部を介して外部から取得したレシピデータを使用して調理を実行する制御装置と、を有し、
前記制御装置は、前記レシピデータについて、前記加熱手段による調理工程1を設定する第1部分と、前記加熱手段による調理工程2を設定する第2部分の、2段階に分けて取得し、
前記制御装置は、
(1)前記第1部分に関する前記入力操作部を特定する特定報知Aを前記報知手段において行う報知ステップ1と、
(2)前記報知ステップ1の後に、前記第2部分に関する前記入力操作部を特定する特定報知Bを前記報知手段において行う報知ステップ2と、
(3)前記特定報知Aで報知された前記入力操作部が操作された場合、選択情報Aを発信する確認ステップ1と、
(4)前記報知ステップ2で報知された前記入力操作部が操作された場合、選択情報Bを発信する確認ステップ2と、
を実行すること、
を特徴とする加熱調理器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記入力操作部には、複数の特定入力キーを有し、
前記特定報知Aと前記特定報知Bは、前記特定入力キーの中の、少なくとも何れか1つを特定する視覚情報又は音声情報であること、を特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項3】
前記特定報知Aと前記特定報知Bは、前記通信部を介して前記制御装置が予告情報1又は予告情報2が取得された場合に行われること、を特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項4】
前記加熱手段は、第1の加熱手段と第2の加熱手段とを有し、
前記入力操作部は、前記第1の加熱手段の制御用と前記第2の加熱手段の制御用に、それぞれ設けられていること、を特徴とする請求項1~3の何れか1つに記載の加熱調理器。
【請求項5】
前記入力操作部には、複数の特定入力キーを有し、
前記特定報知Aと前記特定報知Bは、前記特定入力キーを特定するためキー特定部を発光させることである、請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項6】
前記制御装置は、前記キー特定部で特定された前記特定入力キーが操作された後に、前記選択情報A又は前記選択情報Bを発信すること、を特徴とする請求項5に記載の加熱調理器。
【請求項7】
前記制御装置は、前記特定入力キーが操作され、前記レシピデータの取得ができた場合、当該レシピデータの取得を示す情報を、前記報知手段によって報知すること、を特徴とする請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項8】
前記制御装置は、前記特定入力キーが操作された後に前記レシピデータの取得ができなかった場合、未取得状態を示す不受信表示と、原因又は対策を示す受信支援情報との、少なくとも何れか1つを前記報知手段によって報知すること、を特徴とする請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項9】
前記特定入力キーは、音声入力モードを選択できる機能を有し、
前記制御装置は、前記特定入力キーによって前記レシピデータの取得指令を受けた場合、音声入力モードの状態で外部からの入力を受け付ける待機状態となること、を特徴とする請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項10】
前記制御装置は、前記レシピデータの取得ができた場合、前記レシピデータの識別情報と、前記音声入力モードの設定状況を示す情報とを、前記報知手段によって報知すること、を特徴とする請求項9に記載の加熱調理器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、トッププレートの上に置かれた鍋等の被加熱物を加熱する加熱調理器と、その加熱調理器を利用する加熱調理システムに関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
加熱調理器は、使用される環境から見て、大きく分けて3種類ある。
その内の1つは、キッチンカウンター等の厨房家具の中に設置される、所謂「ビルトイン式(組込式)」である。2つ目は、厨房家具の所定の位置に、ガス台(「ガス燃焼式テーブル」ともいう)等のように置かれて使用される「据置式」である。3つ目は、食卓等の上の任意の位置に置かれて使用される、小型で可搬式の「卓上式」である。
【0003】
「ビルトイン式」の加熱調理器は、複数種類の加熱源を備えたタイプが多く存在し、各種調理に対応できるものとして人気がある。しかし、厨房家具の中に設置されるため、一般的な厨房家具の規格に合わせて外形寸法を設計しなければならず、「据置式」や「卓上式」のものに比較して設計の自由度は格段に少なく、実用的な製品にするための難易度は高い。
【0004】
代表的なビルトイン式加熱調理器として、本体の上部に複数個の加熱口を配置して、当該加熱口で誘導加熱を行い、また本体内部にはグリル庫(「オーブン室」又は「加熱室」ともいうが、以下、統一的に「加熱室」という)を具備し、その加熱室においてマイクロ波加熱源からのマイクロ波を導入して加熱調理する構成のものがある(例えば、特許文献1参照)。このような加熱原理の異なる複数の加熱源を備えたものを、複合型加熱調理器と呼んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-117570号公報(第1頁、図29)
特開2015-158345号公報(第1頁、図15)
特開2019-053950号公報(第3頁、図1)
特開2013-213663号公報(第10頁、図7)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の特許文献1で提案されているように、複合型加熱調理器の場合、加熱手段や入力操作部が複数に増え、1つの調理メニューをユーザーが個々に設定する作業は、より複雑になる。
そこで、特許文献2に示されたような、スマートフォン(通信端末)からのレシピデータを加熱調理器の、各加熱源にそれぞれ送信して、当該レシピデータで調理することが提案されている。
しかしながら、通信端末を介してレシピデータを加熱調理器に設定をするためには、加熱調理器と通信端末の間で通信を行うタイミングや使用する加熱源の選択をユーザー自身がその都度考えて実行する必要がある。また、複数個以上の加熱手段を併用して1つの調理を行う調理メニューの場合には、調理工程が複数になる場合も想定されるため、ユーザーが入力操作部の操作に迷う懸念もある。しかしながら、上記特許文献1及び2では、これらの課題に対する対策が未だ十分でない。このため、ユーザーの混乱を招き、また調理メニューのためのデータ通信の失敗を招くおそれもある。つまり、加熱調理器側と通信端末との連携状態に応じて、ユーザーへタイムリーな報知をする必要がある。
【0007】
また、特許文献3に記載の加熱調理システムでは、通信端末と加熱調理器が通信可能な範囲にあると通信状態が自動接続されるようになっている。そのため、加熱調理器を使用する意図がなくても、加熱調理器を制御する情報を送信可能な状態の通信端末を持った人が通信可能な範囲に入った場合、加熱調理器の制御情報が意図せず加熱調理器に送信されてしまう虞がある。
更に、特許文献4では、調理手順(工程)の内、2つについて、個々の段階で通信端末(情報端末)側から設定情報を加熱機器へ送信するため、当該通信端末の表示部において送信のタイミングになったことを表示する構成が提案されている。しかし、この特許文献4においても、加熱調理器と通信端末との間の連携関係が十分に考慮されておらず、加熱調理器側の構成と、設定情報の提供方法等の面で、まだ改善の余地がある。
【0008】
本開示の第1の目的は、ユーザーの操作性を改善することによって、通信端末から各種の調理メニューを加熱調理器に設定することができる、利便性の高い加熱調理器と加熱調理システムを得ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
第1の開示に関する加熱調理器は、
入力操作部と、
加熱手段と、
外部と無線通信する通信部と、
報知手段と、
前記通信部を介して外部から取得したレシピデータを使用して調理を実行する制御装置と、を有し、
前記制御装置は、前記レシピデータについて、前記加熱手段による調理工程1を設定する第1部分と、前記加熱手段による調理工程2を設定する第2部分の、2段階に分けて取得し、
前記制御装置は、
(1)前記第1部分に関する前記入力操作部を特定する特定報知Aを前記報知手段において行う報知ステップ1と、
(2)前記報知ステップ1の後に、前記第2部分に関する前記入力操作部を特定する特定報知Bを前記報知手段において行う報知ステップ2と、
(3)前記特定報知Aで報知された前記入力操作部が操作された場合、選択情報Aを発信する確認ステップ1と、
(4)前記報知ステップ2で報知された前記入力操作部が操作された場合、選択情報Bを発信する確認ステップ2と、
を実行すること、
を特徴とする構成である。
【0010】
第2の開示に関する加熱調理器は、
特定入力キーAと特定入力キーBを有した入力操作部と、
加熱手段と、
外部と無線通信する通信部と、
報知手段と、
前記通信部を介して取得したレシピデータを使用して調理を実行する制御装置と、を有し、
前記制御装置は、前記レシピデータについて、前記加熱手段による調理工程1を設定する第1部分と、前記加熱手段による調理工程2を設定する第2部分の、2段階に分けて取得し、
前記制御装置は、
(1)前記第1部分に関する前記レシピデータの取得ができることを前記報知手段によって報知した後で前記特定入力キーAを操作したときに、前記第1部分の設定情報Aを取得できる工程に進み、
(2)前記第2部分に関する前記レシピデータの取得ができることを前記報知手段によって報知した後で前記特定入力キーBを操作したときに、前記第2部分の設定情報Bを取得できる工程に進むこと、
を特徴とする構成である。
(【0011】以降は省略されています)

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