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公開番号2024040854
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-26
出願番号2022145482
出願日2022-09-13
発明の名称リールシート及び釣竿
出願人グローブライド株式会社
代理人個人
主分類A01K 87/06 20060101AFI20240318BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】竿管元部における応力集中の発生を防止し、オフセット構造であっても竿管元部で破損し難く、竿の耐久性及び強度を大幅に高めることが可能なリールシート、及びこれを備えた釣竿を提供する。
【解決手段】一実施形態に係るリールシートは、リール脚が載置されるリール脚載置部と、リール脚載置部の軸方向前方側又は後方側に設けられた固定フードと、リール脚載置部の軸方向後方側又は前方側に設けられる筒状部と、筒状部と前方又は後方の筒部を軸方向に亘って連結する中間連結部と、を備えるリールシート本体と、リール脚載置部の軸方向後方側又は前方側に設けられた移動フードと、筒状部の外面に設けられ、回転により移動フードを移動可能とするナット部材と、を備える、竿体に取付けられるリールシートであって、リールシート本体の中間連結部の曲げ剛性が、リールシート本体の竿体の元部の曲げ剛性と同じかそれよりも低くなるように構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
リール脚が載置されるリール脚載置部と、該リール脚載置部の軸方向前方側又は後方側に設けられた固定フードと、該リール脚載置部の軸方向後方側又は前方側に設けられる筒状部と、該筒状部と前方又は後方の筒部を軸方向に亘って連結する中間連結部と、を備えるリールシート本体と、該リール脚載置部の軸方向後方側又は前方側に設けられた移動フードと、該筒状部の外面に設けられ、回転により該移動フードを移動可能とするナット部材と、を備える、竿体に取付けられるリールシートであって、
前記リールシート本体の前記中間連結部の曲げ剛性が、前記竿体の元部の曲げ剛性と同じかそれよりも低いことを特徴とするリールシート。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記リールシートの上下方向の下方方向における、前記竿体の元部の曲げ剛性に対する前記リールシート本体の前記中間連結部の曲げ剛性が、0.8から1.0までの範囲である、請求項1に記載のリールシート。
【請求項3】
前記リールシート本体リール載置部下部の曲げ剛性は、その縦方向に対してその横方向が4倍~6倍となるようにされる、請求項1に記載のリールシート。
【請求項4】
請求項1から3までのいずれか1項に記載のリールシートと、竿体とを備えた釣竿。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、リールシート、及びこれを備えた釣竿に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、釣竿用リールシートを備えた様々な釣竿が知られている。
【0003】
このような釣竿では、通常、竿体の上に釣竿用リールシートや釣竿用グリップが載置され、該釣竿用リールシートには、本体の上側又は下側にリール脚を載置するためのリール脚載置部が形成される。
【0004】
このような釣竿として、例えば、特許文献1には、リールシート8の竿元側に位置する高剛性部分X及び高剛性部分Xの穂先側に位置する高剛性部分Xより剛性の低い低剛性部分Yとを有するこの元竿1であって、釣人がリールシート8付近を把持しつつ竿元側端部を肘に当てまたは腹に当てて元竿1を支えても、高剛性部分Xが充分な剛性を維持しているのでこの部分が湾曲し難く、安定した状態で元竿1引いては釣竿全体を支えることが可能であることが開示されている。
【0005】
また、特許文献2には、元竿2にリールシート4を装着するとともに、穂先竿1の竿先側に位置する竿先側部分1aに釣り糸ガイド6を装着し、竿先側部分1aを、その竿先側部分1aより竿尻側に位置する竿尻側部分1bに比べて高剛性なものに構成し、竿尻側部分1bを元竿2内に収納した状態で保持するとともに、竿尻側部分1bを元竿2の竿先側に引き出した伸長状態に保持可能に構成するとともに、伸長状態で竿尻側部分1bが魚の引きを受けて曲がり易くなっている伸縮式振出竿が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2002-84928号公報
特開2008-263843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来より、リールシート本体先部剛性が、竿管の元部剛性よりも高い構造の釣竿が用いられ、特に、オフセットリールシートを使用した釣竿では、竿管が該オフセットリールシートを貫通しない構造が採用されている場合、リールシートの強度を維持する為に、金属材料でリールシート本体を作成したり、樹脂材料の場合には、肉厚を厚くして強度を確保することで、リールシート本体の剛性が大きくなってしまう。しかしながら、竿管に負荷が掛かった場合、竿管が継がれたリールシート先端部の剛性が高くなっていると、それによりリールシート先部の竿管に応力集中が起き、竿管が破損し易いという問題が発生することが見出された。この点、特許文献1に係る元竿では、高剛性部分Xの穂先側に位置する高剛性部分Xより剛性の低い低剛性部分Yに応力集中が起きるという問題があった。他方で、特許文献2に係る釣竿では、竿先側部分より竿尻側に位置する竿尻側部分に比べて高剛性なものとするに過ぎず、リールシート先部の竿管に応力集中が起き、竿管が破損し易いという問題を解決できるものではなかった。
【0008】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、リールシートのリール脚載置部の位置が元竿杆の軸心に対して落ち込む方向にオフセットした構造を採用した場合であっても、リールシートの筒状部と中間連結部における曲げ剛性を調整することで、竿管元部における応力集中の発生を防止し、これによりオフセット構造であっても竿管元部で破損し難く、竿の耐久性及び強度を大幅に高めることが可能なリールシート、及びこれを備えた釣竿を提供することにある。本発明のこれら以外の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかとなる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態に係るリールシートは、リール脚が載置されるリール脚載置部と、該リール脚載置部の軸方向前方側又は後方側に設けられた固定フードと、該リール脚載置部の軸方向後方側又は前方側に設けられる筒状部と、該筒状部と前方又は後方の筒部を軸方向に亘って連結する中間連結部と、を備えるリールシート本体と、該リール脚載置部の軸方向後方側又は前方側に設けられた移動フードと、該筒状部の外面に設けられ、回転により該移動フードを移動可能とするナット部材と、を備える、竿体に取付けられるリールシートであって、前記リールシート本体の前記中間連結部の曲げ剛性が、前記竿体の元部の曲げ剛性と同じかそれよりも低くなるようにされる。
【0010】
本発明の一実施形態に係るリールシートにおいて、前記リールシートの上下方向の下方方向における、前記竿体の元部の曲げ剛性に対する前記リールシート本体の前記中間連結部の曲げ剛性が、0.8から1.0までの範囲である。
(【0011】以降は省略されています)

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