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公開番号2024038569
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-21
出願番号2022142666
出願日2022-09-08
発明の名称両軸受け型リール
出願人グローブライド株式会社
代理人個人,個人
主分類A01K 89/0155 20060101AFI20240313BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】スプールに作用する制動力の調整操作が行ない易く、リール全体を小型化することが可能な両軸受け型リールを提供する。
【解決手段】本発明の両軸受け型リールは、リール本体1の左右側板間に回転自在に支持されたスプールと、左右の側板の一方に設けられスプールを回転駆動するハンドルと、反ハンドル側の側板1Bに設けられ、スプールの回転に対する制動力を調整する調整ダイヤル10と、を有する。反ハンドル側の側板1Bは、スプールの回転軸と略同一軸上で調整ダイヤル10を回転可能に支持すると共に、支持された調整ダイヤル10の上方の円弧領域を露出させる開口部20を備えており、反ハンドル側の側板1Bの上面側には、円弧領域が露出した調整ダイヤル10の前方側の外周面を覆い、後方側の外周面を露出する覆い部22Dが形成されている。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
リール本体の左右側板間に回転自在に支持されたスプールと、前記側板の一方に設けられ前記スプールを回転駆動するハンドルと、反ハンドル側の側板に設けられ、スプールの回転に対する制動力を調整する調整ダイヤルと、を有する両軸受け型リールにおいて、
前記反ハンドル側の側板は、前記スプールの回転軸と略同一軸上で前記調整ダイヤルを回転可能に支持すると共に、支持された調整ダイヤルの上方の円弧領域を露出させる開口部を備えており、
前記反ハンドル側の側板の上面側には、前記円弧領域が露出した調整ダイヤルの前方側の外周面を覆い、後方側の外周面を露出する覆い部が形成されている、
ことを特徴とする両軸受け型リール。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記調整ダイヤルの支持部は、前記反ハンドル側の側板の前後方向の中心線よりも後方側に設けられている、
ことを特徴とする両軸受け型リール。
【請求項3】
前記覆い部は、前記調整ダイヤルの支持部を中心として、前記調整ダイヤルの外周面を覆う範囲が覆っていない範囲よりも少なく形成されている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の両軸受け型リール。
【請求項4】
前記調整ダイヤルの支持部の位置から反ハンドル側の側板の最も高い位置までの高さをH、前記調整ダイヤルの支持部の位置から前記調整ダイヤルが露出する最も低い位置までの高さをhとした場合、前記開口部は、0.2H≦h≦0.4Hとなるように形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の両軸受け型リール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、釣糸を巻回するスプールを、リール本体を構成する左右の側板間に回転自在に支持した両軸受け型リールに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に両軸受け型リールは、左右のフレームのそれぞれにサイドプレート(カバー部材とも称される)を着脱可能に被着した左右側板を備えている。左右側板の間には、釣糸が巻回されるスプールが回転自在に支持されており、一方の側板側に配設されたハンドルを巻き取り操作することでスプールを回転駆動し釣糸を巻回する。両軸受け型リールとしては、前記ハンドルが左側板に配設された左ハンドルタイプと、右側板に配設された右ハンドルタイプが存在する。
【0003】
上記した両軸受け型リールには、例えば、特許文献1に開示されているように、握り心地が良く、ハンドルと反対側の側板を釣竿とともに握り込んでキャスティング操作、スプールの制動力調整操等が行える小型化されたものが知られている。
この公知の両軸受け型リールは、反ハンドル側の側板の前方側に、スプールに作用する制動力を調整する調整ダイヤルを配置しており、調整ダイヤルは、上側の約半分の円弧領域が露出するように支持されている。
【0004】
前記調整ダイヤルは、制動力調整機構の構成部材を作動させてスプールに作用する制動力を調整するために回転操作されるものであり、例えば、ルアーを交換したり、風の影響を考慮する等、ルアーをキャスト操作する前に頻繁に行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-123802号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記した両軸受け型リールの調整ダイヤルは、側板の前方側に配置されているため、反ハンドル側の側板を握持している手の指で調整ダイヤルの回転操作が行ない難い。調整ダイヤルの配設位置を考慮すると、釣竿と共にリール本体を握持している手の親指を前方に延ばす必要があるが、このような状態では回転操作がし難く、制動力の調整の際には、リール本体を持ち替えて回転操作する必要があり、操作性が良いとはいえない。また、調整ダイヤルが側板の前方側に配設されるので、リール全体を小型化する上で限界がある。
【0007】
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、スプールに作用する制動力の調整操作が行ない易く、リール全体を小型化することが可能な両軸受け型リールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した目的を達成するために、本発明に係る両軸受け型リールは、リール本体の左右側板間に回転自在に支持されたスプールと、前記側板の一方に設けられ前記スプールを回転駆動するハンドルと、反ハンドル側の側板に設けられ、スプールの回転に対する制動力を調整する調整ダイヤルと、を有しており、前記反ハンドル側の側板は、前記スプールの回転軸と略同一軸上で前記調整ダイヤルを回転可能に支持すると共に、支持された調整ダイヤルの上方の円弧領域を露出させる開口部を備えており、前記反ハンドル側の側板の上面側には、前記円弧領域が露出した調整ダイヤルの前方側の外周面を覆い、後方側の外周面を露出する覆い部が形成されていることを特徴とする。
【0009】
上記した構成の両軸受け型リールでは、反ハンドル側の側板に開口部を形成し、この開口部の内部に、スプール回転に作用する制動力を調整する調整ダイヤルを配設している。前記調整ダイヤルは、回転操作することで制動力が調整され、スプールの回転軸と略同一軸上で回転可能に支持されているため、側板が前方に大きく張り出すことがなく、側板を前後方向に小型化することが可能となる。また、調整ダイヤルは、側板の後方側に配設されるので、釣竿とともにリール本体を握り込んだ際、反ハンドル側の側板の上面に載置した親指を横方向に移動させるだけで、調整ダイヤルが覆い部によって覆われていない露出領域に親指を当て付けることができ、手を持ち替えなくても調整ダイヤルの回転操作が行なえるようになる。この場合、調整ダイヤルの前方側の外周面は、覆い部によって覆われているため、誤って調整ダイヤルに親指を接触させてしまうことがなく、誤操作を防止することが可能となる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、スプールに作用する制動力の調整操作が行ない易く、リール全体を小型化することが可能な両軸受け型リールが得られる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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