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公開番号2024037219
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-19
出願番号2022141889
出願日2022-09-07
発明の名称角落し用遮水部材
出願人積水化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E02B 7/22 20060101AFI20240312BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】角落し式水門の設置時や水量調整時の作業性を向上できる角落し用遮水部材を提供する。
【解決手段】水路を堰止める複数の角材1と、前記複数の角材1を、平行かつ一列に連結する連結板2とを有し、前記連結板2は、前記角材1の、前記水路の上流側を臨む側面上及び前記水路の下流側を臨む側面上の一方又は両方に存在する、角落し用遮水部材10。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水路を堰止める複数の角材と、
前記複数の角材を、平行かつ一列に連結する連結板とを有し、
前記連結板は、前記角材の、前記水路の上流側を臨む側面上及び前記水路の下流側を臨む側面上の一方又は両方に存在する、角落し用遮水部材。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記連結板に吊具取り付け部が存在する、請求項1に記載の角落し用遮水部材。
【請求項3】
前記角材と前記連結板とを締結する締結具を有する、請求項1に記載の角落し用遮水部材。
【請求項4】
前記角材の側面のうち、前記連結板が存在する側面と反対側の側面上に過締防止板が存在し、前記締結具は前記角材を貫通して前記連結板と前記角材と前記過締防止板とを締結する、請求項3に記載の角落し用遮水部材。
【請求項5】
前記複数の角材の総質量が300~1000kgである、請求項1に記載の角落し用遮水部材。
【請求項6】
前記角材が長繊維強化樹脂成形体である、請求項1に記載の角落し用遮水部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、角落し用遮水部材に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、下水道施設、農業用水路施設及び栽培漁業施設等の水路の保守、点検や水量調整等を行う際に水路を堰止める設備として、角落し式水門が知られている(例えば、特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-238946号公報
特開平11-166225号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的な角落し式水門は、水路の両側壁部に鉛直方向に延びるガイド溝を設け、角材の両端部をガイド溝に挿入して落し込む方法で、水路内に複数の角材を積み上げて遮水壁を形成する。
角落し式水門を設置する際や水量調整を行う際には、遮水壁が所定の高さとなるように、角材を1本ずつ積み上げたり、1本ずつ吊り上げて取り除いたりするため、作業性が良くない。
また、角材を軽量化すると扱いやすくなるが、例えば比重が1以下であると水に沈まずに浮かんできてしまうため、重り部材を取り付ける必要があり作業性が悪くなる。
【0005】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、角落し式水門の設置時や水量調整時の作業性を向上できる角落し用遮水部材の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1] 水路を堰止める複数の角材と、前記複数の角材を、平行かつ一列に連結する連結板とを有し、前記連結板は、前記角材の、前記水路の上流側を臨む側面上及び前記水路の下流側を臨む側面上の一方又は両方に存在する、角落し用遮水部材。
[2] 前記連結板に吊具取り付け部が存在する、[1]に記載の角落し用遮水部材。
[3] 前記角材と前記連結板とを締結する締結具を有する、[1]又は[2]の角落し用遮水部材。
[4] 前記角材の側面のうち、前記連結板が存在する側面と反対側の側面上に過締防止板が存在し、前記締結具は前記角材を貫通して前記連結板と前記角材と前記過締防止板とを締結する、[3]の角落し用遮水部材。
[5] 前記複数の角材の総質量が300~1000kgである、[1]~[4]のいずれかに記載の角落し用遮水部材。
[6] 前記角材が長繊維強化樹脂成形体である、[1]~[5]のいずれかに記載の角落し用遮水部材。
【発明の効果】
【0007】
本発明の角落し用遮水部材は、複数の角材を一体的に取り扱うことができるため、角落し式水門の設置時や水量調整時の作業性を向上できる。
また、連結板が重り部材を兼ねることができるため、角材が軽量であるときに重り部材を取り付ける手間が省け、作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の角落し用遮水部材の一実施形態を示す正面図である。
図1を上方から見た平面図である。
図2中のA-A線に沿う断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。
なお、以下の図は、その構成をわかりやすく説明するための模式図であり、各構成要素の寸法比率等は、実際とは異なる場合がある。
【0010】
図1~3は本実施形態の角落し用遮水部材を示すもので、図1は水路に設置された状態を示す正面図、図2は図1を上方から見た平面図、図3は図2中のA-A線に沿う断面図である。
図中符号20は、水路の堰止め部分に設けられる角落し式水門である。角落し式水門20は、水路の幅方向の両側壁部に存在する一対のガイド溝21と、角落し用遮水部材10とを有する。ガイド溝21は、角落し用遮水部材10の両端部を案内保持する。
角落し用遮水部材10は、水路を堰き止める角材1と、複数の角材1を平行かつ一列に連結する連結板2及び過締防止板5と、連結板2及び過締防止板5を角材1に固定する締結具4とを有する。角材1の長手方向が水路の幅方向である。
本実施形態の角落し式水門20では、下から順に、下段の角落し用遮水部材10、中段の角落し用遮水部材10、及び上段の角落し用遮水部材10を積み上げて遮水壁を形成している。
図1中のWは水路の幅を示し、Hは遮水壁の高さを示す。図2中の矢印Pは角落し用遮水部材10にかかる水圧方向(水路の流れ方向)を示す。
(【0011】以降は省略されています)

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