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公開番号2024051942
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158341
出願日2022-09-30
発明の名称作業機械
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人相原国際知財事務所
主分類E02F 9/00 20060101AFI20240404BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】作業機械のブームおよびアームのいずれか一方の構成要素である第1部材および第2部材を、より容易に連結可能な作業機械を提供する。
【解決手段】油圧ショベル1は、第1上挿通孔131Uが形成された第1部材21Aと、第1上挿通孔132Uが形成された第2部材21Bと、第1部材21Aに移動可能な状態で設けられた上連結ピン160Uと、第1部材21Aに設けられ、上連結ピン160Uを移動させる上連結ピン駆動装置と、第2部材21Bに設けられた上芯出し部材140と、第2部材21Bに移動可能な状態で取付けられた目印部材180とを備える。目印部材180は、第2部材21Bの上芯出し部材140を第1部材21Aの上連結ピン160Uに対して係合させるときに、第1部材21Aおよび第2部材21Bよりも上側に突出した所定位置P1まで上連結ピン160Uにより押圧されて移動する。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
第1ピン挿通孔が形成された第1部材と、
第2ピン挿通孔が形成された第2部材と、
前記第1部材に移動可能な状態で設けられた連結ピンと、
前記第1部材に設けられ、前記連結ピンを移動させる連結ピン駆動装置と、
前記第2部材に設けられた芯出し部材とを備え、
前記連結ピン駆動装置は、前記第2部材の前記芯出し部材が前記第1部材の前記連結ピンに係合されている状態のとき、前記連結ピンを前記第1ピン挿通孔と前記第2ピン挿通孔とに挿通させて、前記第1部材と前記第2部材とを連結させる作業機械において、
前記第2部材に移動可能な状態で取付けられた目印部材を備え、
前記目印部材は、前記第2部材の前記芯出し部材を前記第1部材の前記連結ピンに対して係合させるときに、前記第1部材および前記第2部材よりも上側に突出した所定位置まで前記連結ピンにより押圧されて移動する作業機械。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記目印部材は、前記第2部材の前記芯出し部材を前記第1部材の前記連結ピンに対して係合させるときに、前記所定位置まで回動して移動する請求項1に記載の作業機械。
【請求項3】
前記目印部材は、前記芯出し部材が前記連結ピンと係合したときに、前記第1部材および前記第2部材よりも上側に突出し、かつ、前記連結ピンに下側から支持されて、前記連結ピンを中心として回動する前記第2部材に対して相対移動しない前記所定位置となる請求項1に記載の作業機械。
【請求項4】
前記目印部材は、前記芯出し部材の先端部に回動自在に取り付けられる請求項1に記載の作業機械。
【請求項5】
前記目印部材は、前記第2部材に対する回動中心となる回動支点と、前記連結ピンに押圧される押圧部と、前記所定位置となったときに前記第1部材および前記第2部材よりも上側に突出する目印部とを有する請求項1に記載の作業機械。
【請求項6】
前記目印部材は、3つの角部を有する三角形状部材であり、前記3つの角部が前記回動支点、前記押圧部および前記目印部である請求項5に記載の作業機械。
【請求項7】
前記目印部材は、前記回動支点と前記目印部とを結ぶ辺の中途部に、前記所定位置となったときに前記連結ピンの外面に嵌り込む凹部が形成されており、前記凹部で前記連結ピンによって下側から支持される請求項6に記載の作業機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は作業機械に関し、特にブームおよびアームのいずれか一方を構成する第1部材および第2部材を連結する作業機械に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数のセクションに分解可能な作業機械の作業装置について、ブームやアームを複数の部材で構成し、各部材を連結ピンにより連結する作業機械に関する技術が知られている。例えば、特許文献1には、ブームまたはアームの構成要素である第1部材および第2部材を連結する2部材連結装置を備えた作業機械が記載されている。この2部材連結装置では、第1部材の先端部に一対の第1ブラケットが設けられ、第2部材の基端部に一対の第1ブラケットと対向する一対の第2ブラケットが設けられる。一対の第1ブラケットおよび一対の第2ブラケットには、第1ブラケットに取り付けられる上連結ピンおよび下連結ピンが挿通される複数の挿通孔が形成されており、各連結ピンを各挿通孔へと挿通させることで第1部材と第2部材とを連結する。また、第2部材には、上連結ピンと係合して上連結ピンと対応する挿通孔同士とを軸心を合わせる上芯出し部材と、下連結ピンと当接して下連結ピンと対応する挿通孔同士との軸心を合わせる下芯出し部材が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4806049号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載の2部材連結装置では、クレーンにより第2部材を吊り下げて第1部材側に運び、上芯出し部材が上連結ピンに係合するように、各ブラケットに形成された各挿通孔と上連結ピンとの軸心を合わせる。この際、上芯出し部材が連結ピンに係合したか否かを近くに配置された作業員が目視で確認し、クレーンや作業機械を操作する操作者へと具体的な位置を指示する。しかしながら、当該作業員が上芯出し部材や連結ピンの位置を目視するためには、比較的に高所に位置する各挿通孔を覗き込むといった対応が必要であり、容易な目視確認を行うことが困難であり、各挿通孔と上連結ピンとの軸心を合わせる作業に手間がかかっていた。
【0005】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、作業機械のブームおよびアームのいずれか一方の構成要素である第1部材および第2部材を、より容易に連結可能な作業機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の作業機械は、第1ピン挿通孔が形成された第1部材と、第2ピン挿通孔が形成された第2部材と、前記第1部材に移動可能な状態で設けられた連結ピンと、前記第1部材に設けられ、前記連結ピンを移動させる連結ピン駆動装置と、前記第2部材に設けられた芯出し部材とを備え、前記連結ピン駆動装置は、前記第2部材の前記芯出し部材が前記第1部材の前記連結ピンに係合されている状態のとき、前記連結ピンを前記第1ピン挿通孔と前記第2ピン挿通孔とに挿通させて、前記第1部材と前記第2部材とを連結させる作業機械において、前記第2部材に移動可能な状態で取付けられた目印部材を備え、前記目印部材は、前記第2部材の前記芯出し部材を前記第1部材の前記連結ピンに対して係合させるときに、前記第1部材および前記第2部材よりも上側に突出した所定位置まで前記連結ピンにより押圧されて移動する。
【0007】
この構成により、第2部材を第1部材側に移動させる過程において、第2部材に設けられた目印部材が連結ピンに押圧されて回動し、目印部材が第1部材および第2部材よりも上側に突出した所定位置となったことで、連結ピンと芯出し部材とが係合したことを作業員が離れた位置から目視で確認することができる。したがって、本発明の作業機械によれば、ブームおよびアームのいずれか一方の構成要素である第1部材および第2部材を、より容易に連結可能となる。
【0008】
また、前記目印部材は、前記第2部材の前記芯出し部材を前記第1部材の前記連結ピンに対して係合させるときに、前記所定位置まで回動して移動することが好ましい。
【0009】
この構成により、目印部材を回動させて容易に所定位置へと移動させることができる。
【0010】
また、前記目印部材は、前記芯出し部材が前記連結ピンと係合したときに、前記第1部材および前記第2部材よりも上側に突出し、かつ、前記連結ピンに下側から支持されて、前記連結ピンを中心として回動する前記第2部材に対して相対移動しない前記所定位置となることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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