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公開番号2024092792
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022208950
出願日2022-12-26
発明の名称建物の立ち上がり基礎の逆U字形捨て型枠
出願人個人
代理人
主分類E02D 27/01 20060101AFI20240701BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】建物の立ち上がり基礎の逆U字形捨て型枠。
【解決手段】建物基礎の立ち上がり基礎に使用され、型枠内にコンクリートを打設した後はベース基礎、鉄筋ユニットと一体となる型枠で、該型枠を建設現場でベース基礎上に設けられた建物等の立ち上がり基礎の鉄筋ユニット上に逆U字形に配設し、前記配設された型枠上部のメッシュ部の枠目からコンクリートを打設して、ベース基礎と直接結着・硬化する捨て型枠とする。
【選択図】図6

特許請求の範囲【請求項1】
建物基礎の立ち上がり基礎に使用され、型枠内にコンクリートを打設した後はベース基礎、鉄筋ユニットと一体となる型枠で、太さが3~10ミリメートル、網目が10~20センチメートルの鉄筋または合成樹脂製のワイヤメッシュ材をU字形に成形したものを骨格とし、その両側面に1.5~3.5センチメートル厚のコンクリートまたは合成樹脂を設け、低部をメッシュ状に置いた型枠で、
前記型枠を建設現場でベース基礎上に設けられた建物等の立ち上がり基礎の鉄筋ユニット上に逆U字形に配設し、前記配設された型枠上部の鉄筋メッシュの枠目からコンクリートを打設して、ベース基礎と直接結着・硬化する捨て型枠とすることを特徴とする建物の立ち上がり基礎の逆U字形捨て型枠。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記逆U字形捨て型枠をベース基礎上に配設するに於いて、前記基礎上に固定する巾止め・固定具や、隣接する型枠と接続するジョイント具を設けることを特徴とする請求項1に記載の建物の立ち上がり基礎の逆U字形捨て型枠。
【請求項3】
前記逆U字形捨て型枠は、U字形に成形したメッシュ材を骨格として側面にコンクリート等を設けているが、前記メッシュ材が前記コンクリートの中央に位置するように該メッシュ材の両端の一部に合成樹脂製のそろばん珠状のものを差し込む等で取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の建物の立ち上がり基礎の逆U字形捨て型枠。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の立ち上がり基礎の逆U字形捨て型枠に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
この種の建物の立ち上がり基礎の捨て型枠として、本出願人の提案に係るU字形捨て型枠が公知である(特許文献1)。そこでは、工事で使用した後は打設したコンクリートと一体となるU字形の型枠で、前記U字形の底部はメッシュ状態に置き、両側壁はコンクリートを打設し、建設現場で前記U字形の型枠をベース基礎上に配設して、コンクリートを打設、前記U字形型枠底部の鉄筋メッシュ材の枠目からコンクリートが流入してベース基礎と直接結着・硬化し、また、打設したコンクリートと前記U字形の型枠が結着・硬化するU字形の捨て型枠が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7112635号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のU字形捨て型枠は、ベース基礎上にメッシュ部を下にしたU字形の状態で配設されるため、先に鉄筋ユニットを組むことが出来ず、一部の縦筋のみを立ち上げたところで配設せざるを得なかった、その後に前記縦筋に横筋・アンカーボルトを取り付けして鉄筋ユニットを組み立てるが、該作業が型枠の両サイドとの間が10センチメートル前後と狭く、作業精度・効率が悪く問題であった。
【0005】
また、前記捨て型枠はコンクリート製で縦長で枠幅が10センチメートル前後と狭く、且つ重量物で重心が高く、工場で製作~現地への移設・搬送は逆U字形の状態で行えるが、現地でベース基礎上に配設するときは、前記型枠を上下に逆転させる必要があった。
そのため、型枠の転倒・破損等で作業者の安全確保に問題があった。
【0006】
本願発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、鉄筋ユニット組み立て作
業の効率を高め、また、型枠の工場~現地へ搬入~ベース基礎上への配設を安全
に行うことで、作業の簡素化を進め、作業効率を高め、作業者の安全の確保、更
に作業期間の短縮、コスト削減を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明は上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、建物基礎の
立ち上がり基礎に使用され、型枠内にコンクリートを打設した後はベース基礎、鉄筋ユニットと一体となる型枠で、
太さが3~10ミリメートルで、網目が10~20センチメートルの鉄筋ま
たは合成樹脂製のワイヤメッシュ材をU字形に成形したものを骨格とし、その両側面に1.5~3.5センチメートル厚のコンクリートまたは合成樹脂を設け、下部をメッシュ状に置いたU字形の型枠で、
該型枠を建設現場でベース基礎上に設けられた建物等の立ち上がり基礎の
鉄筋ユニット上に逆U字形に配設し、前記配設された型枠上部の鉄筋メッシュの枠目からコンクリートを打設して、ベース基礎と直接結着・硬化する捨て型枠とすることを特徴とする。
【0008】
本発明の第2の態様は、前記逆U字形捨て型枠をベース基礎上に配設するに
於いて、前記基礎上に前記型枠を固定するための巾止め・固定具や、隣接する型枠と接続するジョイント具を設けることを特徴とする。
【0009】
本発明の第3の態様は、前記逆U字形捨て型枠は、U字形に成形したメッシュ材を骨格として側面にコンクリート等を設けているが、前記メッシュ材が前記コンクリートの中央に位置するように該メッシュ材の両端の一部に合成樹脂製のそろばん珠状のものを差し込む等で取り付けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の逆U字形捨て型枠は、これまでのU字形捨て型枠では配設後にしか
行えなかった鉄筋ユニットの組み立てを、逆U字形で配設する方法とすることで、鉄筋ユニットの組み立てを行った後で前記型枠の配設を可能とした。
これにより、鉄筋ユニット作業の簡素化・効率化・コスト低減、更に作業期
間の短縮を図れ、重量物の配転等において型枠の破損を防げ、作業者の安全を図れる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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