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公開番号2024091097
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022207545
出願日2022-12-23
発明の名称ショベル
出願人住友建機株式会社
代理人個人,個人
主分類E02F 9/08 20060101AFI20240627BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】キャビンの揺動に伴うブームシリンダとの接触を簡単に規制できる技術を提供する。
【解決手段】ショベル100は、下部走行体1と、下部走行体1に旋回可能に設けられる旋回フレーム3Fを有する上部旋回体3と、上部旋回体3に設けられるブームシリンダ7と、上部旋回体3においてブームシリンダ7の隣接位置に設けられ、操作者が搭乗可能なキャビン10と、を備える。また、ショベル100は、旋回フレーム3Fに固定され、当該旋回フレーム3Fから浮上した状態かつ揺動可能にキャビン10を支持する複数のマウント50と、旋回フレーム3Fとキャビン10の間に設置されるストッパ60と、を備える。ストッパ60は、キャビン10の揺動時に、ブームシリンダ7とキャビン10との接触を規制するように設けられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
下部走行体と、
前記下部走行体に旋回可能に設けられる旋回フレームを有する上部旋回体と、
前記上部旋回体に設けられるブームシリンダと、
前記上部旋回体において前記ブームシリンダの隣接位置に設けられ、操作者が搭乗可能なキャビンと、
前記旋回フレームに固定され、当該旋回フレームから浮上した状態かつ揺動可能に前記キャビンを支持する複数のマウントと、
前記旋回フレームと前記キャビンの間に設置されるストッパと、を備え、
前記ストッパは、前記キャビンの揺動時に、前記ブームシリンダと前記キャビンとの接触を規制するように設けられる、
ショベル。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記ストッパは、前記ブームシリンダから前記キャビンが離れる方向への揺動を許容するように設けられる、
請求項1に記載のショベル。
【請求項3】
前記ストッパは、前記旋回フレームの前記キャビンを支持しているキャビン支持領域において前記ブームシリンダに隣接するフレームに配置される、
請求項2に記載のショベル。
【請求項4】
前記ストッパは、前記キャビン支持領域の前後方向中間位置よりも前方に配置される、
請求項3に記載のショベル。
【請求項5】
前記ストッパは、前記マウントよりも前記ブームシリンダの近位側に配置される、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のショベル。
【請求項6】
前記ストッパは、前記旋回フレームと前記キャビンとの間の間隙から取り出し可能である、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のショベル。
【請求項7】
前記キャビンは、前記旋回フレームに設置された前記ストッパの側方を覆う庇部を有し、
前記ストッパは、前記庇部を回り込むように回転することで前記旋回フレームから取り出される、
請求項6に記載のショベル。
【請求項8】
前記ストッパは、複数の固定ボルトによって前記旋回フレームに固定され、
前記複数の固定ボルトは、前記ストッパの長手方向に沿って千鳥状に配置されている、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のショベル。
【請求項9】
前記ストッパは、前記旋回フレームに固定されるベース板部と、前記ベース板部から直交方向に突出する突出板部と、突出板部から直交方向に突出する天井板部と、によりC字形状に形成されたストッパ本体を有する、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のショベル。
【請求項10】
前記ストッパは、前記ストッパ本体の内側に設けられ、前記ベース板部、前記突出板部および前記天井板部の各々に連結されるリブを備える、
請求項9に記載のショベル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、キャビンを有するショベルに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、下部走行体と、この下部走行体に対して旋回可能な上部旋回体と、この上部旋回体に設けられ操作者が搭乗可能な運転室(キャビン)と、を有するショベルが開示されている。
【0003】
この種のショベルは、複数のマウントを介して上部旋回体の旋回フレームにキャビンを支持している。各マウントは、弾力性を有する材料により構成され、ショベルの稼働時の振動を軽減してキャビンを支持する。これにより、ショベルは、操作者の乗り心地を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2019/039522号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ショベルは、キャビンの隣接位置にブームシリンダを備える。このため、ショベルが振動により横方向に揺動することに伴って、キャビンとブームシリンダとの隙間が狭くなる。仮にショベルが大きく揺動した場合には、キャビンとブームシリンダが接触する可能性が高くなる。
【0006】
本開示は、キャビンの揺動に伴うブームシリンダとの接触を簡単に回避できる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様によれば、下部走行体と、前記下部走行体に旋回可能に設けられる旋回フレームを有する上部旋回体と、前記上部旋回体に設けられるブームシリンダと、前記上部旋回体において前記ブームシリンダの隣接位置に設けられ、操作者が搭乗可能なキャビンと、前記旋回フレームに固定され、当該旋回フレームから浮上した状態かつ揺動可能に前記キャビンを支持する複数のマウントと、前記旋回フレームと前記キャビンの間に設置されるストッパと、を備え、前記ストッパは、前記キャビンの揺動時に、前記ブームシリンダと前記キャビンとの接触を規制するように設けられる、ショベルが提供される。
【発明の効果】
【0008】
一態様によれば、キャビンの揺動に伴うブームシリンダとの接触を簡単に回避できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係るショベルの左側面図である。
図2(A)は、ショベルのキャビンおよびその周辺部を正面側から見た図である。図2(B)は、キャビンの設置箇所の旋回フレームを上方側から見た図である。
旋回フレームにおいてキャビンを支持する構成を示す斜視図である。
ストッパの設置状態を示す部分断面図である。
キャビンが揺れた際のストッパの周辺部を拡大して示す部分断面図である。
図6(A)は、本実施形態に係るストッパによりキャビンの揺れが抑制された状態を例示する正面図である。図6(B)は、比較例としてストッパを備えないショベルのキャビンの揺れを例示する正面図である。
図7(A)は、ストッパの取り外しの第1動作を示す図である。図7(B)は、ストッパの取り外しの第2動作を示す図である。図7(C)は、ストッパの取り外しの第3動作を示す図である。図7(D)は、ストッパの取り外しの第4動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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