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公開番号2024086136
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022201110
出願日2022-12-16
発明の名称基礎構造
出願人株式会社熊谷組
代理人個人,個人
主分類E02D 27/00 20060101AFI20240620BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】1本の柱を2本の杭で支持することを実現できる基礎構造を提供する。
【解決手段】4つの斜材7は、4本の小梁24のそれぞれに対応して設けられ、2本の杭2の並列方向に直交し小梁24から第1筒状体4まで斜め下方向に延びる。斜材7の上端部7aの上下方向に延びる長穴7cおよびガセットプレート31の貫通穴31aにボルト36が挿通されることで斜材7と小梁24とがガセットプレート31を介して接続されており、斜材7の下端部7bの上下方向に延びる長穴7cおよびガセットプレート32の貫通穴32aにボルト36が挿通されることで斜材7と第1筒状体4とがガセットプレート32を介して接続されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
地盤に設置された2本の杭の間に配置された柱に前記2本の杭の並列方向において前記柱を挟んで接合され前記並列方向に延びる2本の第1梁、および前記並列方向に直交する方向において2本の杭のそれぞれの一方側および他方側に配置され前記並列方向に延びる4本の第2梁を有する基礎梁と、
上下方向に延び、前記2本の第1梁にそれぞれ接合された2つの第1筒状体と、
上下方向に延び、前記2本の杭のそれぞれの頭部の周囲を取り巻き、前記2つの第1筒状体のそれぞれの下端部の周囲を取り巻く2つの第2筒状体と、
前記2つの第1筒状体のうちの一方の前記第1筒状体の内部および前記2つの第2筒状体のうちの一方の前記第2筒状体の内部に充填された第1コンクリートと、
他方の前記第1筒状体の内部および他方の前記第2筒状体の内部に充填された第2コンクリートと、
前記4本の第2梁のそれぞれに対応して設けられ、前記並列方向に直交し前記第2梁から前記第1筒状体または前記第2筒状体まで斜め下方向に延びる4つの斜材とを備え、
前記4本の第2梁には、それぞれ第1接続部材が設けられており、
前記2つの第1筒状体または前記2つの第2筒状体には、それぞれ2つの第2接続部材が設けられており、
前記第1接続部材、前記第2接続部材、前記斜材の一端部および他端部には、それぞれ貫通穴が形成されており、
前記斜材の一端部の前記貫通穴および前記第1接続部材の前記貫通穴にピンが挿通されることで前記斜材と前記第2梁とが前記第1接続部材を介して接続されており、
前記斜材の他端部の前記貫通穴および前記第2接続部材の前記貫通穴にピンが挿通されることで前記斜材と前記第1筒状体または前記第2筒状体とが前記第2接続部材を介して接続されており、
前記第1接続部材の前記貫通穴および前記斜材の一端部の前記貫通穴の少なくともいずれかは、上下方向に延びる長穴であり、
前記第2接続部材の前記貫通穴および前記斜材の他端部の前記貫通穴の少なくともいずれかは、上下方向に延びる長穴であることを特徴とする基礎構造。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記第2梁は、ウェブが水平となるように配置されたH形鋼により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の基礎構造。
【請求項3】
前記基礎梁上にはスラブが配置されており、
前記第2梁を形成するH形鋼の前記ウェブ上の空間が前記スラブで埋められていることを特徴とする請求項2に記載の基礎構造。
【請求項4】
前記基礎梁は、前記並列方向に直交する方向において前記柱を挟んで前記柱に接合され前記並列方向に直交する方向に延びる2本の第3梁をさらに有し、
前記4本の第2梁のうちの2本の第2梁は、前記2本の第3梁のうちの一方の前記第3梁を挟んで一方の前記第3梁に接合され、残りの2本の第2梁は、他方の前記第3梁を挟んで他方の前記第3梁に接合されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基礎構造。
【請求項5】
前記基礎梁は、前記並列方向に直交する方向に延びる4本の第4梁をさらに有し、
前記4本の第4梁のうちの2本の第4梁は、前記2本の第1梁のうちの一方の前記第1梁を挟んで一方の前記第1梁に接合され、残りの2本の第4梁は、他方の前記第1梁を挟んで他方の前記第1梁に接合され、かつ、前記4本の第4梁は、前記4本の第2梁のそれぞれに1本ずつ接合されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基礎構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建物等の構造物を支持する基礎構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
建物等の構造物を支持する基礎構造として、特許文献1には、基礎梁に接合された第1の筒状体と、地盤に設置された杭の頭部の周囲を取り巻き、かつ第1の筒状体の周囲の全部または一部を第1の筒状体の上端の下方において取り巻く第2の筒状体と、第1および第2の筒状体の内部に充填されたコンクリートとにより、基礎梁と杭とを接合する構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-204172号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術は、1本の柱を1本の杭で支持するものであるが、構造物の重量が大きい場合等において、1本の柱を2本の杭で支持する基礎構造が求められていた。
【0005】
本発明は上記に鑑みてなされたもので、1本の柱を2本の杭で支持することを実現できる基礎構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の基礎構造は、地盤に設置された2本の杭の間に配置された柱に前記2本の杭の並列方向において前記柱を挟んで接合され前記並列方向に延びる2本の第1梁、および前記並列方向に直交する方向において2本の杭のそれぞれの一方側および他方側に配置され前記並列方向に延びる4本の第2梁を有する基礎梁と、上下方向に延び、前記2本の第1梁にそれぞれ接合された2つの第1筒状体と、上下方向に延び、前記2本の杭のそれぞれの頭部の周囲を取り巻き、前記2つの第1筒状体のそれぞれの下端部の周囲を取り巻く2つの第2筒状体と、前記2つの第1筒状体のうちの一方の前記第1筒状体の内部および前記2つの第2筒状体のうちの一方の前記第2筒状体の内部に充填された第1コンクリートと、他方の前記第1筒状体の内部および他方の前記第2筒状体の内部に充填された第2コンクリートと、前記4本の第2梁のそれぞれに対応して設けられ、前記並列方向に直交し前記第2梁から前記第1筒状体または前記第2筒状体まで斜め下方向に延びる4つの斜材とを備え、前記4本の第2梁には、それぞれ第1接続部材が設けられており、前記2つの第1筒状体または前記2つの第2筒状体には、それぞれ2つの第2接続部材が設けられており、前記第1接続部材、前記第2接続部材、前記斜材の一端部および他端部には、それぞれ貫通穴が形成されており、前記斜材の一端部の前記貫通穴および前記第1接続部材の前記貫通穴にピンが挿通されることで前記斜材と前記第2梁とが前記第1接続部材を介して接続されており、前記斜材の他端部の前記貫通穴および前記第2接続部材の前記貫通穴にピンが挿通されることで前記斜材と前記第1筒状体または前記第2筒状体とが前記第2接続部材を介して接続されており、前記第1接続部材の前記貫通穴および前記斜材の一端部の前記貫通穴の少なくともいずれかは、上下方向に延びる長穴であり、前記第2接続部材の前記貫通穴および前記斜材の他端部の前記貫通穴の少なくともいずれかは、上下方向に延びる長穴であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の基礎構造によれば、1本の柱を2本の杭で支持することを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係る基礎構造を示す平面図である。
図1のA-A線に沿った断面図である。
通常時における斜材の状態を示す図である。
第1筒状体が斜材とは逆側に傾いた場合の斜材の状態を示す図である。
第1筒状体が斜材側に傾いた場合の斜材の状態を示す図である。
斜材の上端側のボルトと下端側のボルトとの中心軸間の距離の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。各図面を通じて同一もしくは同等の部位や構成要素には、同一もしくは同等の符号を付している。
【0010】
以下に示す実施形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置等を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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