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公開番号2024088176
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203224
出願日2022-12-20
発明の名称建設機械
出願人住友建機株式会社
代理人個人,個人
主分類E02F 9/16 20060101AFI20240625BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】シートの前後位置を詳細に微調整することができる建設機械を提供する。
【解決手段】ショベル100(建設機械)は、操作者が着座する運転席20(シート)を備える。ショベル100は、シート調整レバー24と、操作者が操作したシート調整レバー24の操作力を運転席20に伝達する伝達機構部50と、を有する。運転席20は、伝達機構部50から伝達されたシート調整レバー24の操作力に基づいて、操作者の足を置くためのフロア19と相対的に前後方向にスライドする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
操作者が着座するシートを備える建設機械であって、
前記シートの位置を調整するためのレバーと、
前記操作者が操作した前記レバーの操作力を前記シートに伝達する伝達機構部と、を有し、
前記シートは、前記伝達機構部から伝達された前記レバーの操作力に基づいて、前記操作者の足を置くためのフロアと相対的に前後方向にスライドする、
建設機械。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記伝達機構部は、前記レバーの操作により前記前後方向のうち一方の方向に前記シートをスライドさせる場合に、他方の方向への前記シートのスライドを規制する、
請求項1に記載の建設機械。
【請求項3】
前記伝達機構部は、前記レバーの上げ操作および下げ操作に基づき前記シートをスライドさせる、
請求項2に記載の建設機械。
【請求項4】
前記伝達機構部は、前記レバーの操作量に応じて所定の移動量だけ前記シートをスライドさせる、
請求項3に記載の建設機械。
【請求項5】
前記レバーは、前記シートの着座部の下方に位置する、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の建設機械。
【請求項6】
前記レバーは、前記シートの左右方向中央に位置する、
請求項5に記載の建設機械。
【請求項7】
前記シートの側部に設けられ、前記操作者が操作するコンソールと、
前記コンソールと相対的に前記シートをスライド自在にするスライド機構と、
前記シートのスライドの許容および禁止を切り替え可能な固定機構と、を備える一方で、
前記伝達機構部は、前記シートおよび前記コンソールを一体にスライドさせる、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の建設機械。
【請求項8】
前記シートの側部に設けられ、前記操作者が操作するコンソールを備え、
前記伝達機構部は、前記シートおよび前記コンソールを一体にスライドさせる第1伝達機構部と、前記コンソールと相対的に前記シートをスライドさせる第2伝達機構部と、を有する、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の建設機械。
【請求項9】
前記伝達機構部は、
前記レバーに連結されるギアと、
前記シートが前進方向に移動するために前記ギアに設けられた第1歯群に噛み合い可能な第1ラチェットギアと、
前記シートが後進方向に移動するために前記ギアに設けられた第2歯群に噛み合い可能な第2ラチェットギアと、
前記第1ラチェットギアの第1方向の回転に連れて回転し、かつ前記第1ラチェットギアの第2方向の回転に対して空転する一方で、前記第2ラチェットギアの第2方向の回転に連れて回転し、かつ前記第2ラチェットギアの第1方向の回転に対して空転する伝達シャフトと、を含む、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の建設機械。
【請求項10】
前記ギアは、前記前第1歯群と前記第2歯群とを周方向の離れた位置に配置しており、
前記レバーを第1操作範囲に配置することで、前記第1歯群と前記第1ギアとが噛み合う一方で、前記レバーを前記第1操作範囲と異なる位置である第2操作範囲に配置することで、前記第2歯群と前記第2ラチェットギアとが噛み合う、
請求項9に記載の建設機械。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、シートの前後位置を調整可能な建設機械に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ショベル等の建設機械は、操作者が着座するシート(運転席)をキャビン内に有する。特許文献1に開示されているショベルの運転席は、背もたれの傾斜角度を調整でき、また運転席およびコンソールを一体に前後方向に移動可能、かつコンソールと相対的に運転席を前後方向に移動可能に構成されている。
【0003】
この種の運転席は、例えば、運転席の下側に設けられたスライド機構と、スライド機構のスライドの許容および禁止(固定)を切り換え可能な固定機構と、を下部に備え、運転席を軽い力で前後方向にスライドすることが可能である。例えば、操作者は、運転席に着座した状態で固定機構の固定を解除して、足の曲げ伸ばしの力を利用して運転席の前後位置を調整する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2016/152700号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記のように操作者の足の力を利用する場合は、運転席およびコンソールの位置を微細に調整することが難しくなる。例えば、スライド機構が静止状態から一方向に動き出した後は操作力が小さくなることで、操作者が所望する位置に短いピッチで止まることができない場合がある。
【0006】
本開示は、シートの前後位置を詳細に微調整することができる建設機械を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様によれば、操作者が着座するシートを備える建設機械であって、前記シートの位置を調整するためのレバーと、前記操作者が操作した前記レバーの操作力を前記シートに伝達する伝達機構部と、を有し、前記シートは、前記伝達機構部から伝達された前記レバーの操作力に基づいて、前記操作者の足を置くためのフロアと相対的に前後方向にスライドする、建設機械が提供される。
【発明の効果】
【0008】
一態様によれば、シートの前後位置を詳細に微調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
ショベルの一例を示す外観図(左側面図)である。
キャビンの内部を示す平面図である。
キャビンの内部を示す側面図である。
シート調整レバーおよび伝達機構部の一例を示す概略斜視図である。
トルクダイオード一例を示す側面断面図であり、図5(A)は、入力側から回転が伝達された場合、図5(B)は、出力側から回転が伝達された場合である。
図6(A)は、運転席の位置を前進方向に調整する場合の各構成の動作を示すフローチャートである。図6(B)は、運転席の位置を後進方向に調整する場合の各構成の動作を示すフローチャートである。
図7(A)は、第1操作範囲におけるシート調整レバーの上げ操作を示す図である。図7(B)は、第1操作範囲におけるシート調整レバーの下げ操作を示す図である。
図8(A)は、第2操作範囲におけるシート調整レバーの下げ操作を示す図である。図8(B)は、第2操作範囲におけるシート調整レバーの上げ操作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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