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公開番号2024089064
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204187
出願日2022-12-21
発明の名称ショベル
出願人住友建機株式会社
代理人個人,個人
主分類E02F 9/00 20060101AFI20240626BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】排気系の部品の腐食を検知する。
【解決手段】ショベルは、下部走行体と、前記下部走行体に旋回可能に搭載される上部旋回体と、前記上部旋回体に搭載されるエンジンと、前記エンジンから排出される排気ガスが流れる流路と、前記流路に設けられ、前記排気ガスに晒されることによって特性値が変化するセンサと、前記特性値の変化に基づいて腐食を検知する制御装置と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
下部走行体と、
前記下部走行体に旋回可能に搭載される上部旋回体と、
前記上部旋回体に搭載されるエンジンと、
前記エンジンから排出される排気ガスが流れる流路と、
前記流路に設けられ、前記排気ガスに晒されることによって特性値が変化するセンサと、
前記特性値の変化に基づいて腐食を検知する制御装置と、
を備える、ショベル。
続きを表示（約 630 文字）【請求項２】
前記制御装置は、前記腐食を検知した場合に通知する、
請求項１に記載のショベル。
【請求項３】
前記制御装置は、前記腐食を検知した場合に当該ショベルの出力を制限する、
請求項１に記載のショベル。
【請求項４】
前記制御装置は、前記特性値が第１閾値を超えた場合に通知し、前記特性値が前記第１閾値よりも大きい第２閾値を超えた場合に当該ショベルの出力を制限する、
請求項１に記載のショベル。
【請求項５】
前記流路は、前記排気ガスを当該ショベルの外部へ排気する排気流路を含み、
前記排気流路には、前記排気ガスを浄化する後処理装置が設けられ、
前記センサは、前記後処理装置の上流側の前記排気流路に設けられる、
請求項１に記載のショベル。
【請求項６】
前記流路は、前記エンジンから排出される前記排気ガスの一部を前記エンジンに還流させるＥＧＲ流路を含み、
前記センサは、前記ＥＧＲ流路に設けられる、
請求項１に記載のショベル。
【請求項７】
前記特性値は、電気特性値を含む、
請求項１に記載のショベル。
【請求項８】
前記センサは、前記流路に用いられる部品と同じ材料、又は前記部品よりも前記排気ガスに対する腐食耐性が低い材料により形成される、
請求項１に記載のショベル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ショベルに関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、ディーゼルエンジンから発生する排気ガスを浄化する後処理装置を備えたショベルが知られている（特許文献１参照）。後処理装置では、粒子状物質（ＰＭ：Particulate Matter）、窒素酸化物（ＮＯｘ）等が除去される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－１７３４５５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、使用する燃料中の硫黄分や塩基物の含有量が高い場合、燃料中の硫黄分や塩基物が排気ガス中の水分と反応し、排気ガス中に硫酸や塩酸が混ざることがある。硫酸や塩酸は、排気系の部品が腐食しうる。
【０００５】
上述に鑑み、排気系の部品の腐食を検知できる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一態様に係るショベルは、下部走行体と、前記下部走行体に旋回可能に搭載される上部旋回体と、前記上部旋回体に搭載されるエンジンと、前記エンジンから排出される排気ガスが流れる流路と、前記流路に設けられ、前記排気ガスに晒されることによって特性値が変化するセンサと、前記特性値の変化に基づいて腐食を検知する制御装置と、を備える。
【発明の効果】
【０００７】
本発明の一態様によれば、排気系の部品の腐食を検知できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本発明の一実施形態に係るショベルの左側面図である。
上部旋回体の概略構成を示す平面図である。
ショベルの排気系の概略構成を示す図である。
第１例に係る腐食検知センサを示す図である。
第２例に係る腐食検知センサを示す図である。
第３例に係る腐食検知センサを示す図である。
腐食検知処理の一例を示すフローチャートである。
腐食検知センサの抵抗値の変化の一例を示す図である。
ショベルの管理システムの構成例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
【００１０】
なお、以下の説明において、Ｘ軸方向、Ｙ軸方向、Ｚ軸方向は互いに垂直な方向であり、典型的には、Ｘ軸方向及びＹ軸方向は水平方向、Ｚ軸方向は鉛直方向である。Ｘ軸方向は、ショベル１００の前後方向であり、前方側が＋Ｘ方向であり、後方側が－Ｘ方向である。Ｙ軸方向は、ショベル１００の左右幅方向であり、左側が＋Ｙ方向、右側が－Ｙ方向である。Ｚ軸方向は、ショベル１００の高さ方向であり、上側が＋Ｚ方向、下側が－Ｚ方向である。
（【００１１】以降は省略されています）

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