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公開番号2024094644
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022211318
出願日2022-12-28
発明の名称建設機械
出願人日本車輌製造株式会社
代理人個人,個人
主分類E02F 9/00 20060101AFI20240703BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】簡単な構造で作業装置に接続した配管部材の着脱性を向上させることが可能な配管固定構造を備えた建設機械を提供する。
【解決手段】下部走行体の上部に上部旋回体を旋回可能に設けたベースマシンと、上部旋回体の前部に立設したリーダと、該リーダの前面に沿って昇降可能な作業装置(例えばケリードライブ)25とを備え、該作業装置25は、上部旋回体との間で配管固定構造33を経由した油圧ホースや電気ケーブルなどの配管部材18による接続がなされている建設機械において、配管固定構造33は、作業装置25に設けられた本体部35と、該本体部35に対して配管部材18と一体で着脱可能に取り付けられた配管クランプ部材36とを有し、配管クランプ部材36には、吊りロープが着脱可能な吊り部46aが設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
下部走行体の上部に上部旋回体を旋回可能に設けたベースマシンと、前記上部旋回体の前部に立設したリーダと、該リーダの前面に沿って昇降可能な作業装置とを備え、該作業装置は、前記上部旋回体との間で配管固定構造を経由した配管部材による接続がなされている建設機械において、
前記配管固定構造は、前記作業装置に設けられた本体部と、該本体部に対して前記配管部材と一体で着脱可能に取り付けられた配管クランプ部材とを有し、
前記配管クランプ部材には、吊りロープが着脱可能な吊り部が設けられていることを特徴とする建設機械。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記配管クランプ部材は、前記吊り部が設けられる上ブラケットと、該上ブラケットと対をなして前記配管部材を挟み込む下ブラケットと、上下ブラケットを互いに分離可能に締結する締結手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載の建設機械。
【請求項3】
前記本体部は、上に凸となる曲面形状に前記配管部材を載せ置く載置部を有し、
前記載置部には、前記下ブラケットの下端が没して前記配管部材の曲げ状態を前記曲面形状に整合させる開口が設けられていることを特徴とする請求項2記載の建設機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、建設機械に関し、詳しくは、作業装置に接続した配管を固定する配管固定構造を備えた建設機械に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
基礎工事で使用される杭施工機や掘削機などの建設機械は、機体本体と作業装置との間に、制御信号の伝達や電源を供給するためのケーブル及び油圧駆動力を与えるためのホースが連結されており、そのケーブルやホース(以下、配管部材と称する)により伝達される制御信号及び駆動力で、作業装置の昇降や回転駆動が行われる。こうした複数本の配管部材は、リーダに沿う作業装置の昇降範囲に対応して十分余裕を持った長さを有し、作業装置に付設の中継器に対して端末部(例えばホース口金)を接続しているのが一般的である(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-140905号公報(図2)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の各種建設機械は、輸送車の積載質量制限がある場合には、作業装置を部品状態で輸送することが行われている。しかしながら、リーダから作業装置を取り外す際には、いわゆるハンガーといわれる配管固定構造により作業装置に掛け下げられた配管部材に対して、その拘束状態を一本ずつ解かなければならず、作業効率の低下を招く要因となっていた。
【0005】
そこで本発明は、簡単な構造で作業装置に接続した配管部材の着脱性を向上させることが可能な配管固定構造を備えた建設機械を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の建設機械は、下部走行体の上部に上部旋回体を旋回可能に設けたベースマシンと、前記上部旋回体の前部に立設したリーダと、該リーダの前面に沿って昇降可能な作業装置とを備え、該作業装置は、前記上部旋回体との間で配管固定構造を経由した配管部材による接続がなされている建設機械において、前記配管固定構造は、前記作業装置に設けられた本体部と、該本体部に対して前記配管部材と一体で着脱可能に取り付けられた配管クランプ部材とを有し、前記配管クランプ部材には、吊りロープが着脱可能な吊り部が設けられていることを特徴としている。
【0007】
また、前記配管クランプ部材は、前記吊り部が設けられる上ブラケットと、該上ブラケットと対をなして前記配管部材を挟み込む下ブラケットと、上下ブラケットを互いに分離可能に締結する締結手段とを備えていることを特徴としている。
【0008】
さらに、前記本体部は、上に凸となる曲面形状に前記配管部材を載せ置く載置部を有し、前記載置部には、前記下ブラケットの下端が没して前記配管部材の曲げ状態を前記曲面形状に整合させる開口が設けられていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の建設機械によれば、作業装置に接続される配管部材の配管固定構造が、本体部に対して配管部材と一体で着脱可能に取り付けられた配管クランプ部材を有しているので、クランプ状態の複数本の配管部材をまとめて着脱することが可能となり、従来では必要であったハンガーに対して配管部材の拘束を一本ずつ解く手間が省け、さらには吊り部を用いた配管クランプ部材の吊り動作も安定して行えることから、作業装置の着脱作業における効率や安全の確保に資するものである。
【0010】
また、配管クランプ部材において、吊り部が設けられる上ブラケットと、該上ブラケットと対をなして配管部材を挟み込む下ブラケットと、上下ブラケットを互いに分離可能に締結する締結手段(例えばボルト・ナット)とを備えているので、配管部材の保守(交換など)の作業も容易かつ安全に行えるという利点がある。
(【0011】以降は省略されています)

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