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公開番号2024102566
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-31
出願番号2023006547
出願日2023-01-19
発明の名称水中構造物の点検装置
出願人ジビル調査設計株式会社
代理人弁理士法人大手門国際特許事務所
主分類E02D 37/00 20060101AFI20240724BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】水中構造物の点検箇所に対して直接接触して正確かつ効率的に点検作業を行うことができる水中構造物の点検装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る点検装置1は、点検箇所に接触した状態でセンサにより測定する測定部10と、測定部10を点検箇所に対向した位置に移動させる移動部20と、測定部10を点検箇所に接触させた状態に設定する設定部30と、測定部10の両側に配置された複数対の圧接部材を備えるとともに測定部10の接触面に対して傾斜する面に圧接部材を圧接して測定部10を保持する保持部40とを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水中構造物の点検箇所に接触した状態でセンサにより測定する測定部と、前記測定部を前記点検箇所に対向した位置に移動させる移動部と、前記測定部を点検箇所に接触させた状態に設定する設定部と、前記測定部の両側に配置された複数対の圧接部材を備えるとともに前記水中構造物において前記測定部の接触面に対して傾斜する面に当該圧接部材を圧接して前記測定部を保持する保持部とを備えている水中構造物の点検装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記点検箇所の周囲の形状を検知する検知部を備えている請求項1に記載の水中構造物の点検装置。
【請求項3】
前記点検箇所の周囲を撮影する撮影部を備えている請求項1又は2に記載の水中構造物の点検装置。
【請求項4】
前記設定部は、前記点検箇所に向かって前記測定部及び前記保持部を前進又は後退させる動作部材を備えている請求項1又は2に記載の水中構造物の点検装置。
【請求項5】
前記水中構造物は、鋼板を凹凸形状に配列しており、前記保持部は、前記鋼板の凹部の内側の傾斜面に対して前記圧接部材を離間するように動作させて押圧する内側駆動部と、前記鋼板の凸部の外側の傾斜面に対して前記圧接部材を接近するように動作させて押圧する外側駆動部とを備えている請求項1又は2に記載の水中構造物の点検装置。
【請求項6】
水中構造物の点検箇所に接触した状態でセンサにより測定する水中構造物の点検方法であって、前記センサにより測定する測定部を前記点検箇所に対向した位置に移動させ、前記測定部を点検箇所に接触させた状態に設定し、前記水中構造物において前記測定部の接触面に対して傾斜する面に前記測定部の両側に配置された複数対の圧接部材を圧接させて前記測定部を保持し、前記測定部を接触させた状態に保持して測定する水中構造物の点検方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水中の構造物に対して直接接触して点検を行う水中構造物の点検装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、港湾、河川等において構築された構造物では、老朽化に伴う強度劣化が問題となっており、特に水中の構造物への対応が求められている。
【0003】
水中の構造物に対して点検作業を行う場合、ダイバーが潜水して構造物を点検することが行われているが、潜水時間や潜水範囲が限られているため、広い範囲を効率的に点検することは難しい、といった課題があった。
【0004】
そのため、無人機により水中の構造物を点検することが提案されている。例えば、特許文献1には、鉄管内壁の点検作業を行う水中作業ロボットとして、推進装置と作業機器を備えたロボット本体の両側部に、先端部に電磁吸着盤を備えた1対の吸着アームを備えた水中作業ロボットが記載されている。
【0005】
また、特許文献2には、上昇下降用スラスタ、前後進用スラスタ及び左右用スラスタを備え、水中での遊泳と静止が可能な遠隔検査・補修塗装用のビークルが記載されている。また、特許文献3には、被点検物を撮影する撮影手段を設けた保持体と、保持体に左右方向に離隔して設けられた支持脚と、推進力を発生させる前後スラスタとを備え、前後スラスタの駆動により支持脚を介して被点検物に接触する水中点検装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第2528690号公報
特開2004-212194号公報
特許第6485633号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述した特許文献では、スラスタ等の推進装置により点検装置本体を点検領域に移動させて点検作業を行うようになっているが、水中の濁りによる視界不良な状況において点検位置を視認することが難しい。また、海中のように常時波動が生じる状況では、装置本体が揺動して不安定な状態となることから、点検作業を安定して行うことが難しい。そのため、従来の水中点検装置では、こうした様々な状況に対して、正確な点検作業を効率よく行うことは難しいといった課題がある。
【0008】
そこで、本発明は、水中構造物の点検箇所に対して直接接触して正確かつ効率的に点検作業を行うことができる水中構造物の点検装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る水中構造物の点検装置は、水中構造物の点検箇所に接触した状態でセンサにより測定する測定部と、前記測定部を前記点検箇所に対向した位置に移動させる移動部と、前記測定部を点検箇所に接触させた状態に設定する設定部と、前記測定部の両側に配置された複数対の圧接部材を備えるとともに前記水中構造物において前記測定部の接触面に対して傾斜する面に当該圧接部材を圧接して前記測定部を保持する保持部とを備えている。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、上記のような構成を有することで、点検箇所に測定部を接触した状態に設定し、測定部の両側に配置した複数対の圧接部材を測定部の接触面に対して傾斜する面に圧接して接触させた状態の測定部を保持するようにしているので、測定を安定した状態で行うことが可能となり、正確で効率的な点検作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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