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公開番号2024105063
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-06
出願番号2023009605
出願日2023-01-25
発明の名称杭頭構築方法及び杭頭構造
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E02D 27/12 20060101AFI20240730BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】場所打ち杭とフーチングとを連結する鋼製部材を、場所打ち杭に対して容易に位置決めできる杭頭構築方法及び杭頭構造を提供する。
【解決手段】杭頭構築方法は、鉄筋かご14に囲まれた位置において、鉄筋かご14の上端から上方へ突出するように鋼製部材30を配置して、鉄筋かご14と鋼製部材30とを連結部材40で連結する工程と、鉄筋かご14を杭孔へ挿入する工程と、杭孔へコンクリート12を打設して、上端から鋼製部材30が突出した場所打ち杭(杭10)を構築する工程と、鋼製部材30の上端及び場所打ち杭の杭頭部が埋設されたフーチング20を構築する工程と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
鉄筋かごに囲まれた位置において、前記鉄筋かごの上端から上方へ突出するように鋼製部材を配置して、前記鉄筋かごと前記鋼製部材とを連結部材で連結する工程と、
前記鉄筋かごを杭孔へ挿入する工程と、
前記杭孔へコンクリートを打設して、上端から前記鋼製部材が突出した場所打ち杭を構築する工程と、
前記鋼製部材の上端及び前記場所打ち杭の杭頭部が埋設されたフーチングを構築する工程と、
を有する杭頭構築方法。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
鉄筋かごを備えた場所打ち杭と、
前記場所打ち杭の杭頭部が埋設されたフーチングと、
前記場所打ち杭から前記フーチングに亘って配置される鋼製部材と、
前記鉄筋かごと前記鋼製部材とを連結する連結部材と、
を備えた杭頭構造。
【請求項3】
前記鉄筋かごは前記場所打ち杭の杭頭から突出しておらず、
前記鋼製部材は、スタッドが溶接された芯鉄骨または複数の異形鉄筋を束ねて形成された芯鉄筋である、
請求項2に記載の杭頭構造。
【請求項4】
前記連結部材は、
上下方向に並んで配置され、それぞれ前記鉄筋かごの内側に溶接された一対の環状部材と、
前記一対の環状部材のそれぞれから前記鋼製部材に架け渡された鉄骨または鉄筋である、
請求項2又は3に記載の杭頭構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、杭頭構築方法及び杭頭構造に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、場所打ちコンクリート杭の杭頭半剛接合構造が記載されている。この構造では、一端が杭頭のコンクリートに飲み込まれ他端がフーチングのコンクリートに飲み込まれることで、杭頭とフーチングとを接合している中央鋼材を用いている。この中央鋼材によって、杭頭半剛接合構造のせん断耐力が高められている。
【0003】
また、下記特許文献2は、杭と柱の接合構造が示されている。この構造では、PHC杭の杭頭部に固定される鉄骨柱を位置決めするために、チャンネル材などを井桁状に組み合わせた治具を、PHC杭上に配置している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-070032号公報
特開2004-162374号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に示された杭頭半剛接合構造に用いられる中央鋼材は、杭頭のコンクリートに飲み込まれて配置されているが、この中央鋼材を位置決めするためには、例えば上記特許文献2に示されたような治具を用いる必要がある。しかしながら、このような方法では、治具を製作し、設置し、撤去する工数が必要となる。またコンクリートが硬化するまで治具を撤去できないため、工期に影響を与える可能性がある。
【0006】
本発明は、上記事実を考慮し、場所打ち杭とフーチングとを連結する鋼製部材を、場所打ち杭に対して容易に位置決めできる杭頭構築方法及び杭頭構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の杭頭構築方法は、鉄筋かごに囲まれた位置において、前記鉄筋かごの上端から上方へ突出するように鋼製部材を配置して、前記鉄筋かごと前記鋼製部材とを連結部材で連結する工程と、前記鉄筋かごを杭孔へ挿入する工程と、前記杭孔へコンクリートを打設して、上端から前記鋼製部材が突出した場所打ち杭を構築する工程と、前記鋼製部材の上端及び前記場所打ち杭の杭頭部が埋設されたフーチングを構築する工程と、を有する。
【0008】
請求項1の杭頭構築方法では、鉄筋かごを杭孔へ挿入する前に、連結部材によって鋼製部材を鉄筋かごに対して連結する。これにより、鋼製部材を場所打ち杭に対して容易に位置決めできる。
【0009】
また、鋼製部材の上端はフーチングに埋設される。これにより、場所打ち杭とフーチングとを連結し、場所打ち杭とフーチングとの間で引張力を伝達できる。
【0010】
請求項2の杭頭構造は、鉄筋かごを備えた場所打ち杭と、前記場所打ち杭の杭頭部が埋設されたフーチングと、前記場所打ち杭から前記フーチングに亘って配置される鋼製部材と、前記鉄筋かごと前記鋼製部材とを連結する連結部材と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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