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公開番号2024035837
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-14
出願番号2023142764
出願日2023-09-04
発明の名称基板処理方法
出願人テス カンパニー、リミテッド
代理人個人
主分類H01L 21/3065 20060101AFI20240307BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】シリコン窒化物層の湿式エッチングの際、再成長酸化物が生成されるようにする代わりに、後工程において、乾式エッチング方法で再成長酸化物を除去する基板処理方法を提供する。
【解決手段】シリコン酸化物層とシリコン窒化物層とが積層された基板におけるシリコン窒化物層を選択的にエッチングする基板処理方法であって、リン酸系エッチング液を用いて、前記シリコン窒化物層を湿式エッチングするステップと、エッチングガスを用いて、前記湿式エッチングステップにおいて前記シリコン酸化物層表面に生成された再成長酸化物を乾式エッチングするステップと、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シリコン酸化物層とシリコン窒化物層とが積層された基板における前記シリコン窒化物層を選択的にエッチングする基板処理方法において、
(a)リン酸系エッチング液を用いて、前記シリコン窒化物層を湿式エッチングするステップと、このとき、シリコン酸化物層表面に再成長酸化物が生成される;
(b)エッチングガスを用いて、上記(a)ステップにおいて前記再成長酸化物を乾式エッチングするステップと、を含むことを特徴とする、
基板処理方法。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
上記(b)ステップにおいて、前記エッチングガスは、フッ化水素とアンモニアとを含むことを特徴とする、
請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項3】
前記フッ化水素の流量は、20~60sccmであり、
前記アンモニアの流量は、40sccm以下であることを特徴とする、
請求項2に記載の基板処理方法。
【請求項4】
上記(b)ステップにおいて、前記エッチングガスは、フッ化水素からなることを特徴とする、
請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項5】
前記フッ化水素の流量は、20~60sccmであることを特徴とする、
請求項4に記載の基板処理方法。
【請求項6】
上記(b)ステップは、80~120℃の基板温度で行われることを特徴とする、
請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項7】
上記(b)ステップは、0.3~1.0Torrの工程圧力で行われることを特徴とする、
請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項8】
シリコン酸化物層表面の、前記シリコン酸化物層の密度より低密度を有する再成長酸化物を選択的にエッチングする、基板処理方法において、
エッチングガスを用いて、前記再成長酸化物を乾式エッチングするステップを含むことを特徴とする、
基板処理方法。
【請求項9】
前記エッチングガスは、フッ化水素とアンモニアとを含むことを特徴とする、
請求項8に記載の基板処理方法。
【請求項10】
前記フッ化水素の流量は、20~60sccmであり、
前記アンモニアの流量は、40sccm以下であることを特徴とする、
請求項9に記載の基板処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、基板処理方法に関する。より詳細は、リン酸系エッチング液を用いたシリコン窒化物層の湿式エッチング中に、シリコン酸化物層のコーナーに生成された再成長酸化物を効率良く除去することができる、基板処理方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、半導体素子が微細化するにつれて、半導体素子は、高集積化しつつある。シリコン窒化膜は、化学的に安定的な特性を有している誘電膜又は絶縁膜として使用されるため、メモリ素子の基本的な素子分離工程のみならず、コンタクト(Contact)工程やキャッピング(Capping)工程において、サイドウォール(Sidewall)素材として使用されるなど、DRAM及びFLASH Memory製造工程で広範囲に使用されている。
【0003】
一方、半導体素子の製造に際して、基板上にシリコン酸化物層及びシリコン窒化物層が交互に多層形成される場合がある。この場合、シリコン窒化物層を選択的にエッチングするためには、シリコン酸化物層に比べ、高いエッチング選択比を有するエッチング液を適用しなければならない。
【0004】
従来、シリコン酸化物層に比べ、高いエッチング選択比を有するエッチング液としては、リン酸系エッチング液が知られている。リン酸系エッチング液を用いたシリコン窒化物層のエッチングは、湿式エッチングに該当する。
【0005】
リン酸系エッチング液を用いたシリコン窒化物層の湿式エッチングは、下記の反応式1による反応を伴い、高温で行われることが知られている。
【0006】
[反応式1]
3Si



+27H

O+4H

PO

⇔4(NH



PO

+9H

OSiO

【0007】
このとき、リン酸系エッチング液を用いたシリコン窒化物層の湿式エッチング中に、シリコン酸化物層のコーナー部分で発生する再成長酸化物(Regrowth Oxide)の生成が問題とされる。
【0008】
図1は、湿式エッチング時間が経過するにつれて、再成長酸化物の生成及び厚さの増加を概略的に示したものである。
【0009】
これら再成長酸化物は、後続工程に影響を及ぼして、最終的に製造される半導体素子の電気的特性を低下させる要因であることが知られている。
【0010】
一般的に、リン酸系エッチング液にシリコン系化合物が添加剤として含まれることで、再成長酸化物が生成されることが知られている。これを解決するため現在までの方法は、リン酸系エッチング液に含まれる添加剤の調整などによって、シリコン窒化物層の湿式エッチング中に、再成長酸化物の生成自体を抑制することが提案されている(例えば、KR10-2325905B、KR10-2019-0096785A)。しかし、この方法の場合、シリコン窒化物層に対する湿式エッチング工程時間が非常に長くなるという短所がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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