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公開番号2024035065
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2023088246
出願日2023-05-29
発明の名称バグフィルタ
出願人株式会社サタケ
代理人個人,個人
主分類B01D 46/02 20060101AFI20240306BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】製粉工場内等の比較的狭いスペースに設置された場合であっても簡易に濾布を交換可能なバグフィルタを提供する。
【解決手段】外面濾過方式のバグフィルタ1は、含塵空気が導入される濾過室R1の天井面10bに吊設されたリテーナ12と、リテーナ12を下方から覆う使用状態に着脱可能な上方に開口する袋状をなす濾布16とを有する。可動部材13及びワイヤロープ14は、濾布16を取付完了位置まで上昇させながら前記リテーナ12に取り付ける一方、濾布16を交換作業位置まで下降させながらリテーナ12から取り外していくよう構成されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
含塵空気が導入される濾過室の天井面に吊設されたリテーナと、前記リテーナを下方から覆う使用状態に着脱可能な上方に開口する袋状をなす濾布と、を有する外面濾過方式のバグフィルタであって、
前記濾布を取付完了位置まで上昇させながら前記リテーナに取り付ける一方、前記濾布を交換作業位置まで下降させながら前記リテーナから取り外していく昇降部を備えていることを特徴とするバグフィルタ。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
請求項1に記載のバグフィルタにおいて、
前記昇降部は、昇降動作時に前記リテーナが挿通可能な上下に貫通する貫通孔を有する可動部材と、前記可動部材を昇降可能に吊持する吊持部と、を備え、
前記濾布の上端開口周縁は、前記可動部材の前記貫通孔周縁に対応するように前記可動部材に着脱自在に取り付けられていることを特徴とするバグフィルタ。
【請求項3】
請求項2に記載のバグフィルタにおいて、
前記可動部材の前記貫通孔周縁には、下方に突出する環状突条部が設けられ、
前記環状突条部の外周面には、前記濾布の上端開口周縁が着脱自在に取り付けられていることを特徴とするバグフィルタ。
【請求項4】
請求項2又は3に記載のバグフィルタにおいて、
前記天井面と前記可動部材との少なくとも一方には、前記濾布が前記取付完了位置まで上昇した際において前記天井面と前記可動部材との間の間隙を埋めるシール部材が設けられていることを特徴とするバグフィルタ。
【請求項5】
請求項2に記載のバグフィルタにおいて、
前記濾過室を構成する側壁には、点検口が設けられ、
前記可動部材は、中心線が上下に向く円板状をなし、かつ、その内周領域において前記吊持部に吊持される一方、外周領域において前記貫通孔が前記中心線を中心とした周方向に複数設けられており、
前記吊持部の下側領域は、その上側領域に対して捩じることが可能であることを特徴とするバグフィルタ。
【請求項6】
請求項5に記載のバグフィルタにおいて、
前記点検口を開閉可能な点検扉を備え、
前記昇降部は、前記点検扉が開状態のときは、前記濾布を前記交換作業位置まで下降させる一方、前記点検口が閉状態のときは、前記濾布を前記取付完了位置まで上昇させることを特徴とするバグフィルタ。
【請求項7】
請求項1に記載のバグフィルタにおいて、
前記交換作業位置は、前記濾布が前記リテーナの一部を覆った状態の位置であることを特徴とするバグフィルタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、天井面に吊設されたリテーナを袋状の濾布で覆って使用する外面濾過方式のバグフィルタに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、製粉工場などの施設には、含塵空気を集塵するバグフィルタが設置されており、該バグフィルタには、内面濾過方式と外面濾過方式との2種類が存在している。
【0003】
内面濾過方式は、筒状の濾布の内側から外側に向けて含塵空気を通過させることで濾過する方式である。一方、外面濾過方式は、筒状の濾布の外側から内側に向けて含塵空気を通過させることで濾過する方式であって、濾過部分は、筒状の骨組み枠体であるリテーナに袋状の濾布を覆うように取り付けることにより構成され、リテーナが濾布を内側から支持して当該濾布の形状を維持している。
【0004】
ところで、バグフィルタの濾布は、使用を続けると性能が次第に低下していくため、定期的に交換することが求められる。例えば、特許文献1に開示されている外面濾過方式のバグフィルタでは、濾布とリテーナとで構成される濾筒を濾過室からバグフィルタの外側へと取り出すことが可能なリンク機構が設けられている。そして、バグフィルタの外側へと取り出された濾筒のリテーナに取り付けられている使用済みの濾布を使用前の濾布に交換した後、再度、リンク機構を用いて濾筒を濾過室に戻して濾布の交換作業を完了させるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実公昭61-10730号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1の如きバグフィルタは、濾筒自体を濾過室からバグフィルタの外側へと取り出す構造になっているので、作業者による濾布交換作業のための広いスペースがバグフィルタの周囲に必要となる。しかし、例えば、バグフィルタを製粉工場内に設置する場合、該バグフィルタの周囲には他の設備等が設置されているため、バグフィルタの周囲に作業者が濾布の交換作業を行うために必要充分な広いスペースをバグフィルタの周囲に確保できないおそれがある。
【0007】
また、特許文献1の如きバグフィルタでは、濾筒のリテーナから使用済みの濾布を取り外す作業と、使用前の濾布をリテーナに取り付ける作業とを作業員の手作業で行う必要があるので、作業者にとって濾布の交換作業が煩わしいという問題もある。
【0008】
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、製粉工場内等の比較的狭いスペースに設置された場合であっても簡易に濾布を交換可能なバグフィルタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本発明は、濾過室の天井面に吊設されたリテーナに対して濾布を昇降動作により着脱させる構成にしたことを特徴とする。
【0010】
具体的には、含塵空気が導入される濾過室の天井面に吊設されたリテーナと、前記リテーナを下方から覆う使用状態に着脱可能な上方に開口する袋状をなす濾布と、を有する外面濾過方式のバグフィルタを対象とし、次のような解決手段を講じた。
(【0011】以降は省略されています)

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