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公開番号2024055845
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2023174111
出願日2023-10-06
発明の名称有機物処理装置及び有機物処理方法
出願人イー・ディー・エル株式会社
代理人個人
主分類B01J 8/02 20060101AFI20240411BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】光触媒粒子の摩耗を防ぎ、メンテナンスの手間を無くす又は削減することができる。
【解決手段】有機物を含む気体である被処理気体を処理する有機物処理装置であって、内部に光触媒粒子が封入された第1ケースを有する有機物処理部と、光触媒粒子を加熱する第1加熱部を有する加熱部と、被処理気体を有機物処理部に供給する供給部と、を備える。光触媒粒子は、第1ケースの上端まで充填されている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
有機物を含む気体である被処理気体を処理する有機物処理装置であって、
内部に光触媒粒子が封入された第1ケースを有する有機物処理部と、
前記光触媒粒子を加熱する第1加熱部を有する加熱部と、
前記被処理気体を前記有機物処理部に供給する供給部と、
を備え、
前記光触媒粒子は、前記第1ケースの上端まで充填されている
ことを特徴とする有機物処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
有機物を含む気体である被処理気体を処理する有機物処理装置であって、
内部に光触媒粒子が封入された第1ケースを有する有機物処理部と、
前記光触媒粒子を加熱する第1加熱部を有する加熱部と、
前記被処理気体を前記有機物処理部に供給する供給部と、
を備え、
前記供給部は、前記第1ケースの内部で前記光触媒粒子を動かさない程度の風速で前記被処理気体を供給する
ことを特徴とする有機物処理装置。
【請求項3】
前記供給部は、毎秒0.13m以下の風速で前記被処理気体を供給する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の有機物処理装置。
【請求項4】
前記有機物処理部は、前記被処理気体を流入させる流入部と、前記流入部と前記第1ケースとの間に設けられた第2ケースと、を有し、
前記第2ケースの内部は、前記光触媒粒子が設けられておらず、
前記加熱部は、前記第2ケースの内部を加熱する第2加熱部を有する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の有機物処理装置。
【請求項5】
前記第1加熱部は、前記第1ケースの中央部における前記光触媒粒子が略300℃±30℃となるように前記光触媒粒子を加熱する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の有機物処理装置。
【請求項6】
前記第1加熱部は、前記第1ケースの中央部における前記第1ケースの中央部における前記光触媒粒子が略450℃以上かつ略550℃以下となるように前記光触媒粒子を加熱し、
前記第2加熱部は、前記第2ケースの中央部の温度が略500℃以上かつ略520℃以下となるように前記第2ケースの内部を加熱する
ことを特徴とする請求項4に記載の有機物処理装置。
【請求項7】
有機物を含む気体である被処理気体を、内部に加熱された光触媒粒子が封入された第1ケースを有する有機物処理部に供給して前記被処理気体を処理する有機物処理方法であって、
前記光触媒粒子は、前記第1ケースの上端まで充填されていることを特徴とする有機物処理方法。
【請求項8】
有機物を含む気体である被処理気体を、内部に加熱された光触媒粒子が封入された第1ケースを有する有機物処理部に供給して前記被処理気体を処理する有機物処理方法であって、
前記第1ケースの内部で前記光触媒粒子を動かさない程度の風速で前記被処理気体を前記第1ケースに供給する
ことを特徴とする有機物処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、有機物処理装置及び有機物処理方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、有機物を光触媒粒子に接触させ、加熱によって活性化された光触媒と酸素によって目的物質を酸化又は分解する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-325980号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、引用文献1に記載の発明では、処理を促進させるために光触媒粒子を浮遊させているが、光触媒粒子を浮遊させることで光触媒粒子を摩耗させてしまう。その結果、摩耗して減った光触媒粒子を定期的に補充する必要があり、メンテナンスに手間がかかるという問題がある。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、光触媒粒子の摩耗を防ぎ、メンテナンスの手間を省くことができる有機物処理装置及び有機物処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係る有機物処理装置は、例えば、有機物を含む気体である被処理気体を処理する有機物処理装置であって、内部に光触媒粒子が封入された第1ケースを有する有機物処理部と、前記光触媒粒子を加熱する第1加熱部を有する加熱部と、前記被処理気体を前記有機物処理部に供給する供給部と、を備え、前記光触媒粒子は、前記第1ケースの上端まで充填されていることを特徴とする。また、本発明に係る有機物処理装置は、例えば、有機物を含む気体である被処理気体を処理する有機物処理装置であって、内部に光触媒粒子が封入された第1ケースを有する有機物処理部と、前記光触媒粒子を加熱する第1加熱部を有する加熱部と、前記被処理気体を前記有機物処理部に供給する供給部と、を備え、前記供給部は、前記第1ケースの内部で前記光触媒粒子を動かさない程度の風速で前記被処理気体を供給することを特徴とする。
【0007】
また、本発明の別の態様に係る有機物処理方法は、例えば、有機物を含む気体である被処理気体を、内部に加熱された光触媒粒子が封入された第1ケースを有する有機物処理部に供給して前記被処理気体を処理する有機物処理方法であって、前記光触媒粒子は、前記第1ケースの上端まで充填されていることを特徴とする。また、本発明の別の態様に係る有機物処理方法は、例えば、有機物を含む気体である被処理気体を、内部に加熱された光触媒粒子が封入された第1ケースを有する有機物処理部に供給して前記被処理気体を処理する有機物処理方法であって、前記第1ケースの内部で前記光触媒粒子を動かさない程度の風速で前記被処理気体を前記第1ケースに供給することを特徴とする。
【0008】
本発明にかかる有機物処理装置によれば、光触媒粒子が第1ケースの上端まで充填されている、または、第1ケースの内部で光触媒粒子を動かさない程度の風速で被処理気体を供給するため、第1ケースの内部で光触媒粒子を動かさない状態で被処理気体が有機物処理部で処理される。これにより、光触媒粒子の摩耗を防ぎ、メンテナンスの手間を省くことができる。
【0009】
前記供給部は、毎秒0.13m以下の風速で前記被処理気体を供給してもよい。これにより、効率よく有機物を処理することができる。
【0010】
前記有機物処理部は、前記被処理気体を流入させる流入部と、前記流入部と前記第1ケースとの間に設けられた第2ケースと、を有し、前記第2ケースの内部は、前記光触媒粒子が設けられておらず、前記加熱部は、前記第2ケースの内部を加熱する第2加熱部を有してもよい。これにより、光触媒粒子の温度低下を防ぎ、効率よく有機物を処理することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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