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公開番号2024034558
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022138869
出願日2022-08-31
発明の名称移植機
出願人三菱マヒンドラ農機株式会社
代理人個人,個人
主分類A01C 23/00 20060101AFI20240306BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】肥料を前後複数の肥料タンクに貯留できるとともに、各肥料タンクに肥料を供給する手間も軽減可能な移植機を提供することを課題とする。
【解決手段】走行機体の前側のタンクと、後側のタンクと、その後部に昇降可能に連結された植付作業機と、そこに設置された施肥部と、前側タンクの肥料の量を検出する貯留量検出手段と、後側タンクの肥料の量を検出する貯留量検出手段と、供給ポンプとを備え、制御部は、後側タンクの肥料の量がメイン側第1貯留用以下になり且つ前側のタンク側の肥料の量が供給可能量よりも多い場合、前側タンク内から後側タンク内への肥料供給を開始する一方で、その最中に後側のタンク内の肥料の量がメイン側第1貯留量よりも多いメイン側第2貯留量に達するか、或いは前側のタンク内の肥料の量が供給可能量以下になった場合、サブタンク内からメインタンク内への肥料供給を停止する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
施肥作業及び植付作業機を行う移植機であって、
走行機体と、
走行機体の後部に昇降可能に連結され且つ圃場への植付作業を行う植付作業機と、
前記走行機体の前側に配置された肥料タンクであるサブタンクと、
前記走行機体側における前記サブタンクの後方に配置された肥料タンクであるメインタンクと、
前記植付作業機側に配置され且つ前記肥料タンク内から供給される肥料を圃場に施肥する施肥部と、
前記サブタンク側の肥料の量を検出するサブ側貯留量検出手段と、
前記メインタンク側の肥料の量を検出するメイン側貯留量検出手段と、
前記サブタンクから前記メインタンクに肥料を供給する供給ポンプと、
前記供給ポンプの駆動を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記メインタンク側の肥料の量が予め定めた所定の量であるメイン側第1貯留量以下になったことが前記メイン側貯留量検出手段によって検出されるとともに前記サブタンク側の肥料の量が予め定めた所定の量である供給可能量よりも多いことが前記サブ側貯留量検出手段によって検出された状態である補給必要状態が確認されたことを少なくとも1つの条件として、前記供給ポンプを駆動させて前記サブタンク内から前記メインタンク内への肥料供給を開始する一方で、
前記供給ポンプを駆動させている最中、前記メインタンク側の肥料の量が前記メイン側第1貯留量よりも多い予め定めた所定の量であるメイン側第2貯留量以上になったことが前記メイン側貯留量検出手段によって検出されるか、或いは、前記サブタンク側の肥料の量が前記供給可能量以下になったことが前記サブ側貯留量検出手段により検出された状態が確認された場合、前記供給ポンプの駆動を停止させて前記サブタンク内から前記メインタンク内への肥料供給を停止する、
ように構成された
ことを特徴とする移植機。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記走行機体の走行状態を検出する走行状態検出手段を備え、
前記制御部は、前記走行機体の走行停止状態を前記走行状態検出手段によって検出した場合には第1モードへの切替を行う一方で、前記走行機体が走行中である状態を前記走行状態検出手段によって検出した場合には第2モードへの切替を行うように構成され、
前記制御部は、
第1モードへの切替中、前記メインタンク内の肥料の量が前記メイン側第2貯留量に達していない状態が前記メイン側貯留検出手段によって検出された場合、前記補給必要状態が確認されなかった場合でも、前記供給ポンプを駆動させて前記サブタンク内から前記メインタンク内への肥料供給を開始する一方で、
第2モードへの切替中、前記メインタンク内の肥料の量が前記メイン側第2貯留量に達していない状態が前記メイン側貯留検出手段によって検出された場合でも、前記補給必要状態が確認されるまでの間は、前記供給ポンプの駆動を停止させる、
ように構成された
請求項1に記載の移植機。
【請求項3】
前記走行機体は、動力源と、走行部と、前記動力源から前記走行部に前進走行動力と後進走行動力とを切り換え可能に伝動する伝動装置と、前記伝動装置から取り出した動力によって前記供給ポンプを駆動する駆動装置とを有し、
前記伝動装置による後進走行状態又はその切換操作を検出する後進走行検出手段を備え、
前記駆動装置は、前記前進走行動力を前記伝動装置から取り出すことによって、前記サブタンクから前記メインタンクに肥料を供給する側である正転側に前記供給ポンプを駆動させるように構成され、
前記駆動装置は、前記供給ポンプへの動力の有無を切り換える切換クラッチと、前記切換クラッチを断続作動させ且つ前記制御部によって制御可能なアクチュエータとを含み、
前記制御部は、前記走行機体の後進走行状態又はその切換操作が前記後進走行検出手段によって検出された場合、前記アクチュエータによって前記切換クラッチを切断状態に切り換えて前記供給ポンプの駆動を停止させるように構成された
請求項1又は2に記載の移植機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、施肥作業及び植付作業機を行う移植機に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
走行機体と、走行機体の後部に昇降可能に連結され且つ圃場への植付作業を行う植付作業機と、走行機体の前側に配置された肥料タンクである前側タンクと、走行機体側における前記肥料タンクのさらに後方に配置された肥料タンクである後側タンクと、植付作業機側に配置され且つ肥料タンク内から供給される肥料を圃場に施肥する施肥ノズル(施肥部)とを備えた移植機が公知になっている(例えば、特許文献1を参照。)。
【0003】
このような移植機によれば、より多くの肥料を前後複数の肥料タンクに貯留できるというメリットがある一方で、必要な量の肥料を各肥料タンクに供給する手間が増加するというデメリットがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-032822号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、肥料を前後複数の肥料タンクに貯留できるとともに、各肥料タンクに肥料を供給する手間も軽減可能な移植機を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、施肥作業及び植付作業機を行う移植機であって、走行機体と、走行機体の後部に昇降可能に連結され且つ圃場への植付作業を行う植付作業機と、前記走行機体の前側に配置された肥料タンクであるサブタンクと、前記走行機体側における前記サブタンクの後方に配置された肥料タンクであるメインタンクと、前記植付作業機側に配置され且つ前記肥料タンク内から供給される肥料を圃場に施肥する施肥部と、前記サブタンク側の肥料の量を検出するサブ側貯留量検出手段と、前記メインタンク側の肥料の量を検出するメイン側貯留量検出手段と、前記サブタンクから前記メインタンクに肥料を供給する供給ポンプと、前記供給ポンプの駆動を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記メインタンク側の肥料の量が予め定めた所定の量であるメイン側第1貯留量以下になったことが前記メイン側貯留量検出手段によって検出されるとともに前記サブタンク側の肥料の量が予め定めた所定の量である供給可能量よりも多いことが前記サブ側貯留量検出手段によって検出された状態である補給必要状態が確認されたことを少なくとも1つの条件として、前記供給ポンプを駆動させて前記サブタンク内から前記メインタンク内への肥料供給を開始する一方で、前記供給ポンプを駆動させている最中、前記メインタンク側の肥料の量が前記メイン側第1貯留量よりも多い予め定めた所定の量であるメイン側第2貯留量以上になったことが前記メイン側貯留量検出手段によって検出されるか、或いは、前記サブタンク側の肥料の量が前記供給可能量以下になったことが前記サブ側貯留量検出手段により検出された状態が確認された場合、前記供給ポンプの駆動を停止させて前記サブタンク内から前記メインタンク内への肥料供給を停止する、ように構成されたことを特徴とする。
【0007】
前記走行機体の走行状態を検出する走行状態検出手段を備え、前記制御部は、前記走行機体の走行停止状態を前記走行状態検出手段によって検出した場合には第1モードへの切替を行う一方で、前記走行機体が走行中である状態を前記走行状態検出手段によって検出した場合には第2モードへの切替を行うように構成され、前記制御部は、第1モードへの切替中、前記メインタンク内の肥料の量が前記メイン側第2貯留量に達していない状態が前記メイン側貯留検出手段によって検出された場合、前記補給必要状態が確認されなかった場合でも、前記供給ポンプを駆動させて前記サブタンク内から前記メインタンク内への肥料供給を開始する一方で、第2モードへの切替中、前記メインタンク内の肥料の量が前記メイン側第2貯留量に達していない状態が前記メイン側貯留検出手段によって検出された場合でも、前記補給必要状態が確認されるまでの間は、前記供給ポンプの駆動を停止させる、ように構成されたものとしてもよい。
【0008】
前記走行機体は、動力源と、走行部と、前記動力源から前記走行部に前進走行動力と後進走行動力とを切り換え可能に伝動する伝動装置と、前記伝動装置から取り出した動力によって前記供給ポンプを駆動する駆動装置とを有し、前記伝動装置による後進走行状態又はその切換操作を検出する後進走行検出手段を備え、前記駆動装置は、前記前進走行動力を前記伝動装置から取り出すことによって、前記サブタンクから前記メインタンクに肥料を供給する側である正転側に前記供給ポンプを駆動させるように構成され、前記駆動装置は、前記供給ポンプへの動力の有無を切り換える切換クラッチと、前記切換クラッチを断続作動させ且つ前記制御部によって制御可能なアクチュエータとを含み、前記制御部は、前記走行機体の後進走行状態又はその切換操作が前記後進走行検出手段によって検出された場合、前記アクチュエータによって前記切換クラッチを切断状態に切り換えて前記供給ポンプの駆動を停止させるように構成されたものとしてもよい。
【発明の効果】
【0009】
肥料を前後複数の肥料タンクに貯留できるとともに、前側のサブタンクに肥料を供給されば、供給ポンプによって後側のメインタンクにも肥料が供給されるため、各肥料タンクに肥料を供給する手間が軽減される他、所定の量の肥料がメインタンクに貯留されれば、供給ポンプの駆動も停止されるため、該供給ポンプの無駄な駆動も防止される。
【0010】
また、前記走行機体の走行状態を検出する走行状態検出手段を備え、前記制御部は、前記走行機体の走行停止状態を前記走行状態検出手段によって検出した場合には第1モードへの切替を行う一方で、前記走行機体が走行中である状態を前記走行状態検出手段によって検出した場合には第2モードへの切替を行うように構成され、前記制御部は、第1モードへの切替中、前記メインタンク内の肥料の量が前記メイン側第2貯留量に達していない状態が前記メイン側貯留検出手段によって検出された場合、前記補給必要状態が確認されなかった場合でも、前記供給ポンプを駆動させて前記サブタンク内から前記メインタンク内への肥料供給を開始する一方で、第2モードへの切替中、前記メインタンク内の肥料の量が前記メイン側第2貯留量に達していない状態が前記メイン側貯留検出手段によって検出された場合でも、前記補給必要状態が確認されるまでの間は、前記供給ポンプの駆動を停止させる、ように構成されたものによれば、走行停止している状態では、圃場外等からサブタンクに肥料を継続的に供給することによって、各肥料タンクに必要な量の肥料を迅速に供給できる一方で、走行中には、走行機体の左右や前後の揺れによって、供給ポンプの駆動と駆動停止とが繰り返される事態が防止され、耐久性の問題を改善できる。
(【0011】以降は省略されています)

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