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公開番号2024042911
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2022147832
出願日2022-09-16
発明の名称障害物監視システム
出願人井関農機株式会社
代理人個人
主分類A01B 69/00 20060101AFI20240322BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】、圃場内に存在する事故につながる障害物の情報の対応を目的とし、また、障害物を検出して作業車両を停止させる等の異常回避に加えて、状況に応じて作業を継続する等の安全確認対応型の障害物監視システムを提供する。
【解決手段】作業場センサ500が作業場Aへの障害物の侵入を確認し、且つ、作業車両10の障害物センサ130が障害物を検出した場合は、作業車両10に搭載した制御装置135が作業車両10を停止し、作業場センサ500が作業場Aへの障害物の侵入を確認したが、作業車両10の障害物センサ130が障害物を検出しない場合は、作業車両10の車速を低下させ、クラウドサーバー700は作業行程変更の通知を端末140に送信する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
作業車両(10)に搭載した障害物センサ(130)及び制御装置(135)と、外部携帯端末(140)と、作業場(A、B、C)に侵入及び作業場(A、B、C)からの退去を検出する作業場センサ(500)と、クラウドサーバー(700)を備えた障害物監視システムにおいて、
作業場センサ(500)は、作業場(A、B、C)への障害物(800)の侵入及び退去について監視を行い、障害物(800)の侵入を確認するとクラウドサーバー(700)に侵入情報を送信し、
作業車両(10)の障害物センサ(130)は、作業車両(10)に搭載した制御装置(135)から外部携帯端末(140)及びクラウドサーバー(700)に障害物(800)の存否情報を送信し、
作業場センサ(500)が作業場(A、B、C)への障害物(800)の侵入を確認し、且つ、作業車両(10)の障害物センサ(130)が障害物(800)を検出した場合は、作業車両(10)に搭載した制御装置(135)が作業車両(10)を停止し、作業行程中止をクラウドサーバー(700)に送信し、クラウドサーバー(700)は作業行程中止を端末(140)に送信し、
作業場センサ(500)が作業場(A、B、C)への障害物(800)の侵入を確認したが、作業車両(10)の障害物センサ(130)が障害物(800)を検出しない場合は、作業車両(10)の車速を低下させ、車速の低下に基づいて作業行程時間を変更し、作業行程変更の通知をクラウドサーバー(700)に送信し、クラウドサーバー(700)は作業行程変更の通知を端末(140)に送信することを特徴とする障害物監視システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
作業場センサ(500)が作業場(A、B、C)への障害物(800)の侵入を確認後、作業場(A、B、C)から障害物(800)が退去したことを確認し、作業車両(10)の障害物センサ(130)が障害物(800)を検出する状態から検出しない状態になった場合は、停止している作業車両(10)の運転を起動させ、設定された作業速度とし、作業休止中の時間に基づいて作業行程時間を変更し、作業行程変更の通知をクラウドサーバー(700)に送信し、クラウドサーバー(700)は作業行程変更の通知を端末(140)に送信し、
作業場センサ(500)が作業場(A、B、C)への障害物(800)の侵入を確認後、作業場(A、B、C)から障害物(800)が退去したことを確認し、作業車両(10)の障害物センサ(130)が障害物(800)を検出しない場合は、低下させた作業速度を設定された作業速度に戻し、作業行程時間を変更し、作業行程変更の通知をクラウドサーバー(700)に送信し、クラウドサーバー(700)は作業行程変更の通知を端末(140)に送信することを特徴とする請求項1に記載の障害物監視システム。
【請求項3】
作業車両(10)の障害物センサ(130)が障害物(800)の検出状態から障害物センサ(130)の検出範囲内で突然情報が消失、障害物(800)の大きさが所定寸法を超えて大きい、または障害物(800)が相対速度で作業車両(10)に向かってくる場合は、作業車両(10)を停止し、移動障害物異常情報をクラウドサーバー(700)に送信し、クラウドサーバー(700)は移動障害物異常情報を端末(140)に送信することを特徴とする請求項1に記載の障害物監視システム。
【請求項4】
クラウドサーバー(700)から過去の作業で蓄積された作業データと営農管理情報データを追加してパーソナルコンピューター(610)によって加工したデータと作業車両(10)の各センサから検出したデータを一元管理するシステムであるFMISでクラウドサーバー(700)は各端末(135,140,610)と通信し、クラウドサーバー(700)は、FMISのデータを即時照合し、作業車両(10)、障害物(800)、各作業場(A、B、C)の位置情報を管理してマッピング処理を行って、マッピング処理情報を各端末(135,140,610)に送信することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の障害物監視システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、農作業機や土木作業機等の各種作業車両の作業を管理する障害物監視システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
作業未着手情報、作業中情報、及び作業完了情報等の作業経過情報を圃場毎に取得可能として、作業経過情報を作業中に更新可能とした農作業支援システムがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平2020-064663号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そのような従来の農作業支援システムは、作業進行や作業機の状態に関連する一般的な情報を取得し、作業情報を更新するものであり、圃場に存在する作業機、作業者または動物等の障害物の情報に対応するものではない。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、圃場内に存在する事故につながる障害物の情報の対応を目的とし、また、障害物を検出して作業車両を停止させる等の異常回避に加えて、状況に応じて作業を継続する等の安全確認対応型の障害物監視システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明は、作業車両10に搭載した障害物センサ130及び制御装置135と、外部携帯端末140と、作業場A、B、Cに侵入及び作業場A、B、Cからの退去を検出する作業場センサ500と、クラウドサーバー700を備えた障害物監視システムにおいて、
作業場センサ500は、作業場A、B、Cへの障害物800の侵入及び退去について監視を行い、障害物800の侵入を確認するとクラウドサーバー700に侵入情報を送信し、
作業車両10の障害物センサ130は、作業車両10に搭載した制御装置135から外部携帯端末140及びクラウドサーバー700に障害物800の存否情報を送信し、
作業場センサ500が作業場A、B、Cへの障害物800の侵入を確認し、且つ、作業車両10の障害物センサ130が障害物800を検出した場合は、作業車両10に搭載した制御装置135が作業車両10を停止し、作業行程中止をクラウドサーバー700に送信し、クラウドサーバー700は作業行程中止を端末140に送信し、
作業場センサ500が作業場A、B、Cへの障害物800の侵入を確認したが、作業車両10の障害物センサ130が障害物800を検出しない場合は、作業車両10の車速を低下させ、車速の低下に基づいて作業行程時間を変更し、作業行程変更の通知をクラウドサーバー700に送信し、クラウドサーバー700は作業行程変更の通知を端末140に送信する障害物監視システムである。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、作業場A、B、C内に存在する障害物800の情報をクラウドサーバー700に統合して、現在進行形での作業計画の修正に利用できる。
【0008】
作業場A、B、C内に障害物800が侵入した場合は、要注意状態であり、作業者(監督者)に即連絡するが、作業車両10の障害物センサ130が検知しない場合は、作業車両10の近傍に障害物800はいないため作業速度を落として対応することで作業の大幅な遅れが無いようにする。このように障害物800の情報を正しく、即時に分析することで、事故を防止しながら、作業計画の修正も行い、自律走行する作業車両10での運転を有人運転のレベルと近しいものとすることができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、作業場センサ500が作業場A、B、Cへの障害物800の侵入を確認後、作業場A、B、Cから障害物800が退去したことを確認し、作業車両10の障害物センサ130が障害物800を検出する状態から検出しない状態になった場合は、停止している作業車両10の運転を起動させ、設定された作業速度とし、作業休止中の時間に基づいて作業行程時間を変更し、作業行程変更の通知をクラウドサーバー700に送信し、クラウドサーバー700は作業行程変更の通知を端末140に送信し、
作業場センサ500が作業場A、B、Cへの障害物800の侵入を確認後、作業場A、B、Cから障害物800が退去したことを確認し、作業車両10の障害物センサ130が障害物800を検出しない場合は、低下させた作業速度を設定された作業速度に戻し、作業行程時間を変更し、作業行程変更の通知をクラウドサーバー700に送信し、クラウドサーバー700は作業行程変更の通知を端末140に送信する請求項1に記載の障害物監視システムである。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、障害物800でも、動物であれば、長い時間圃場に滞在することは少なく、作業場A、B、Cから退去したことを確認できれば、作業を再開させたり、作業速度を低下させた場合は、作業速度を元に戻したりすることで、有人監視と同様な対応ができる。
(【0011】以降は省略されています)

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