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公開番号2024034218
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022138317
出願日2022-08-31
発明の名称ランナー固定ピン
出願人有限会社シーム
代理人個人,個人,個人
主分類A01G 9/12 20060101AFI20240306BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】培地に容易に刺し込むことができ、かつ培地から抜けにくいランナー固定ピンの提供。
【解決手段】培地に突き刺される2つの脚20であり、下部に下方へ向かって直線状に延びる脚下部21を備える2つの脚20を有し、この2つの脚20の間に植物のランナーを抱持する脚部2と、脚部2の2つの脚20の上部からそれぞれ上方に延びる2つの腕30を有する摘み部3と、脚部2の2つの脚20の上部を接続する接続部4であり、摘み部3の2つの腕30間が狭まる方向に力を加えたときに弾性変形する接続部4とを備え、脚部2の2つの脚20の脚下部21は、摘み部3の2つの腕30間が狭まる方向に力を加えたときに接続部4が弾性変形することにより互いに略平行状態となり、力を開放したときに接続部4が弾性復帰することにより下方へ向かうに連れて間隔が狭い状態となるランナー固定ピン1。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
培地に突き刺される2つの脚であり、下部に下方へ向かって直線状に延びる脚下部を備える2つの脚を有し、この2つの脚の間に植物のランナーを抱持する脚部と、
前記脚部の2つの脚の上部からそれぞれ上方に延びる2つの腕を有する摘み部と、
前記脚部の2つの脚の上部を接続する接続部であり、前記摘み部の2つの腕間が狭まる方向に力を加えたときに弾性変形する接続部とを備え、
前記脚部の2つの脚の脚下部は、前記摘み部の2つの腕間が狭まる方向に力を加えたときに前記接続部が弾性変形することにより互いに略平行状態となり、前記力を開放したときに前記接続部が弾性復帰することにより下方へ向かうに連れて間隔が狭い状態となる
ランナー固定ピン。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記脚部の2つの脚の脚下部は、外側縁部に沿って延びる第1フランジ部と、前記第1フランジ部から垂直に内側へ延出して前記第1フランジ部に沿って延びる第1ウェブ部とを備える請求項1記載のランナー固定ピン。
【請求項3】
前記脚部の2つの脚の上部は、内側縁部に沿って延び、前記脚下部との接続部において外側縁部に向かって延びる第2フランジ部と、前記第2フランジ部から垂直に外側へ延出して前記第2フランジ部に沿って延びる第2ウェブ部とを備える請求項1または2に記載のランナー固定ピン。
【請求項4】
前記摘み部の2つの腕の上端部は、前記2つの腕間を狭めたときには噛み合うことで前記脚部の2つの脚の脚下部を互いに略平行状態に維持するとともに、前記力を解放したときには前記2つの腕間に形成される隙間を植物のランナーよりも狭い幅とする凹凸を備える請求項1または2に記載のランナー固定ピン。
【請求項5】
前記摘み部の2つの腕は、外側縁部に沿って延びる第3フランジ部と、前記第3フランジ部から垂直に内側へ延出して前記第3フランジ部に沿って延びる第3ウェブ部とを備える請求項1または2に記載のランナー固定ピン。
【請求項6】
前記摘み部の2つの腕の外側にローレットを備える請求項1または2に記載のランナー固定ピン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、苺などの蔓性植物の株から発生するランナーを培地に固定するために使用される植物のランナー固定ピンに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
苺などの蔓性植物は、親株からランナーを発生して子株を形成し、さらに子株からランナーを発生して新たな子株を形成することを繰り返して増殖する。しかし、ランナーが培地から離れていては子株の根付きが悪いため、子株の根部が培地に確実に接触して発根が促されるようにランナーを、例えば特許文献1に記載のようなランナー固定ピンを用いて培地に押し付けるようにして固定することが行われている。図15は特許文献1に記載の従来のランナー固定ピンの斜視図である。
【0003】
ランナー固定ピン101は、合成樹脂で一体成形され、上部の摘まみ部102と、下部に2つの刺し込み脚107を有する脚部103とを具備する。使用時には、2つの刺し込み脚107間に植物のランナーを抱持し、刺し込み脚107が培地に突き刺される。摘まみ部102は、厚さ方向の表面とその反対側の裏面とを有する平板状をなす。脚部103は、摘まみ部102の下部に連なる湾曲接続部106と、摘まみ部102の幅方向の両側に位置する湾曲接続部106の両端部から下方へ延出する一対の刺し込み脚107とを具備する。刺し込み脚107は、湾曲接続部106の両端から互いに平行に下方へ延びる直線部110とこの直線部110の下端部に連続する尖鋭部111とを具備する。刺し込み脚107の直線部110は、湾曲接続部106の両端部に連続して外側縁部に沿って延びるフランジ部112と、このフランジ部112から垂直に内側へ延出してフランジ部112に沿って延びかつ上端部において湾曲接続部106の湾曲の内側に沿って湾曲して延びるウェブ部113とを具備する。
【0004】
このランナー固定ピン101では、刺し込み脚107の直線部110がフランジ部112とウェブ部113とで構成されるから、曲げ変形に対する強度が高く一対の刺し込み脚107間が拡開することがなく、真っ直ぐに培地に刺し込むことができる。刺し込み脚107間の拡開は、湾曲接続部106の内側にまで延びるウェブ部113によっても防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5948369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のように、ランナー固定ピン101は、一対の刺し込み脚107間が拡開することがなく、真っ直ぐに培地に刺し込むことができるが、一対の刺し込み脚107は湾曲接続部106の両端から互いに平行に下方へ延びているため、培地から抜けやすいという問題がある。
【0007】
そこで、本発明においては、培地に容易に刺し込むことができ、かつ培地から抜けにくいランナー固定ピンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のランナー固定ピンは、培地に突き刺される2つの脚であり、下部に下方へ向かって直線状に延びる脚下部を備える2つの脚を有し、この2つの脚の間に植物のランナーを抱持する脚部と、脚部の2つの脚の上部からそれぞれ上方に延びる2つの腕を有する摘み部と、脚部の2つの脚の上部を接続する接続部であり、摘み部の2つの腕間が狭まる方向に力を加えたときに弾性変形する接続部とを備え、脚部の2つの脚の脚下部は、摘み部の2つの腕間が狭まる方向に力を加えたときに接続部が弾性変形することにより互いに略平行状態となり、力を開放したときに接続部が弾性復帰することにより下方へ向かうに連れて間隔が狭い状態となるものである。
【0009】
本発明のランナー固定ピンによれば、2つの脚の間に植物のランナーを抱持して培地に刺し込む際には、摘み部の2つの腕間が狭まる方向に力を加えると、接続部が弾性変形して脚部の2つの脚の脚下部が互いに略平行状態となるため、容易に培地に刺し込むことができる。また、培地に刺し込んだ後、力を解放すると、接続部が弾性復帰して脚部の2つの脚の脚下部が下方へ向かうに連れて間隔が狭い状態となり、2つの脚の脚下部により培地を掴んだ状態となるので、培地から抜けにくくなる。
【0010】
脚部の2つの脚の脚下部は、外側縁部に沿って延びる第1フランジ部と、第1フランジ部から垂直に内側へ延出して第1フランジ部に沿って延びる第1ウェブ部とを備えることが望ましい。これにより、培地に刺し込んだ後、力を解放して、接続部が弾性復帰して脚部の2つの脚の脚下部が下方へ向かうに連れて間隔が狭い状態となり、2つの脚の脚下部により培地を掴んだ状態となった際に、第1ウェブ部を挟んで第1フランジ部の内側で培地を押さえるため、より培地から抜けにくくなる。
(【0011】以降は省略されています)

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