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公開番号2024032378
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-12
出願番号2022135995
出願日2022-08-29
発明の名称流体供給装置
出願人ダイニチ工業株式会社
代理人
主分類H01M 8/04 20160101AFI20240305BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】二重管構造を有して改質器に水と原燃料を供給する流体供給装置において、加工性と組立性に優れた流体供給装置を提供すること。
【解決手段】流体供給装置は、内管61と外管62からなる二重管構造を備える分配管60と、分配管60に原燃料供給装置15と水供給装置16を接続する接続継手70と、を有して構成され、接続継手70は、分配管60が挿通される分配管挿通路74が形成された継手本体71と、分配管挿通路74内に配置され外管62と分配管挿通路74とをシールするシール部材73と、継手本体71の一端部に嵌合する嵌合部材72と、を備え、シール部材73は、継手本体71と嵌合部材72とに挟み込まれて保持される。接続継手70は、継手本体71内にシール部材73を配置し、嵌合部材72を継手本体71に取り付けることで組み立てることができ、加工性と組立性に優れる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
水蒸気改質をおこなう改質器に原燃料と水とを供給する流体供給装置であって、
原燃料を供給する原燃料供給装置と、
水を供給する水供給装置と、
内管と外管からなる二重管構造内に原燃料の流路と水の流路とを備え、前記改質器に接続される分配管と、
前記分配管に、前記原燃料供給装置と前記水供給装置を接続する接続継手と、を有し、
前記接続継手は、前記分配管が挿通される分配管挿通路が形成された継手本体と、前記分配管挿通路内に配置され、前記外管と前記分配管挿通路とをシールするシール部材と、前記継手本体の一端部に嵌合する嵌合部材と、を備え、
前記シール部材は、前記継手本体と前記嵌合部材とに挟み込まれて保持される流体供給装置。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記シール部材はOリングであって、
前記分配管挿通路は、前記継手本体の一端部に設けられた大径部と、前記大径部とつながる小径部を備え、
前記大径部と前記小径部との間に形成された段差に前記Oリングが載置される請求項1記載の流体供給装置。
【請求項3】
前記分配管に取り付けられる抜け止め具をさらに備え、
前記継手本体の端部には、前記嵌合部材の外周において前記分配管の軸方向に凸となる凸部が複数形成されており、
前記抜け止め具と前記凸部とが当接する請求項2記載の流体供給装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、流体供給装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
水素を含有する燃料ガスと酸素含有ガス(空気)とを用いて発電を行ない、電気を外部に供給する燃料電池装置が知られており、発電を行う燃料電池モジュールと、燃料電池モジュールを動作させるための補機等を筐体内に備えて構成される。
【0003】
このような燃料電池装置は、天然ガスやLPガス等の原燃料から、燃料電池モジュールに供給する燃料ガスを生成するための改質器を備えている。改質器は、水を気化して水蒸気を生成する気化部と、発生した水蒸気を用いて原燃料を水蒸気改質する改質部とを有しており、気化部に原燃料と水とが導入されるようになっている。そして、気化部で発生した水蒸気と原燃料とが混合されて下流側の改質部に導入され、改質部で燃料ガスが生成されるように構成されている。
【0004】
そして、この気化部に水と原燃料を導入する手段として、例えば、二重管構造を備えた流体供給装置が用いられる。特許文献1では、内管5Aと外管5Bからなる二重管構造の本体部5と、この本体部5に原燃料供給管3及び水供給管4を接続する継手部材2を備えており、原燃料と水はそれぞれ二重管の内と外を通って本体部5の先端から気化部に供給されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-064862号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述の構成においては、水および原燃料の流路と継手部材との気密をとるために、シール部が設けられている。一般的に、シール部にはOリングが用いられる。継手部材は、金属部品からなり、Oリングを装着するための内溝が切削形成されている。しかしながらこの構造では、Oリングを取り付ける際は、継手内部の溝にOリングを押し込む作業が必要であり、Oリング外径より狭い部分を通すため、ねじれたり、余計に押し込まれたりと作業性が悪くなっていた。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためのもので、二重管構造を有して改質器に水と原燃料を供給する流体供給装置において、加工性と組立性に優れた流体供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、水蒸気改質をおこなう改質器に原燃料と水とを供給する流体供給装置であって、
原燃料を供給する原燃料供給装置と、
水を供給する水供給装置と、
内管と外管からなる二重管構造内に原燃料の流路と水の流路とを備え、前記改質器に接続される分配管と、
前記分配管に、前記原燃料供給装置と前記水供給装置を接続する接続継手と、を有し、
前記接続継手は、前記分配管が挿通される分配管挿通路が形成された継手本体と、前記分配管挿通路内に配置され、前記外管と前記分配管挿通路とをシールするシール部材と、前記継手本体の一端部に嵌合する嵌合部材と、を備え、
前記シール部材は、前記継手本体と前記嵌合部材とに挟み込まれて保持される流体供給装置である。
【発明の効果】
【0009】
上述のように構成することにより、内溝加工を施すことなく、シール部材を取り付けることができるため、加工性と組立性に優れた流体供給装置となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態の燃料電池装置のシステム構成図である。
本実施形態の分配装置の斜視図である。
(a)は本実施形態の分配装置の上面図であり、(b)は(a)におけるA-A断面図である。
(a)は本実施形態の分配装置の側面図であり、(b)は(a)におけるB-B断面図である。
本実施形態の継手本体の断面図である。
本実施形態の接続継手の斜視図である。
本実施形態の分配装置において嵌合部材の有無を比較する上面図であって、(a)は嵌合部材が装着されている場合、(b)は嵌合部材を装着し忘れた場合を示す。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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