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公開番号2024032195
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-12
出願番号2022135715
出願日2022-08-29
発明の名称混練物の難固着構造及び混練物打設器具
出願人株式会社大林組
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類B28C 7/00 20060101AFI20240305BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約【課題】混練物が接触する接触面に固着する混練物の固着量を低減することである。
【解決手段】セメント系固化材を含有する混練物が接触する接触面を被覆層で被覆する混練物の難固着構造であって、前記被覆層は、非粘着性、低摩擦性及び難接着性を有する合成樹脂材を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
セメント系固化材を含有する混練物が接触する接触面を被覆層で被覆する混練物の難固着構造であって、前記被覆層は、非粘着性、低摩擦性及び難接着性を有する合成樹脂材を含むことを特徴とする混練物の難固着構造。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
請求項1に記載の混練物の難固着構造において、
前記被覆層が、前記接触面に一体形成された一体形成層であり、
該一体形成層は、前記合成樹脂材を含む吹付け材を前記接触面に吹付けて硬化させたものであることを特徴とする混練物の難固着構造。
【請求項3】
請求項1に記載の混練物の難固着構造において、
前記被覆層が、前記接触面に対して着脱自在なカバー材であり、
該カバー材は、前記合成樹脂材を含むことを特徴とする混練物の難固着構造。
【請求項4】
請求項3に記載の混練物の難固着構造において、
前記カバー材が、
前記接触面に対して着脱自在なカバー材本体と、
該カバー材本体に形成された前記合成樹脂材を含む樹脂層と、
を備えることを特徴とする混練物の難固着構造。
【請求項5】
請求項3に記載の混練物の難固着構造において、
前記カバー材が、表面に複数の凸部を備えることを特徴とする混練物の難固着構造。
【請求項6】
請求項3に記載の混練物の難固着構造において、
前記カバー材が、前記接触面に着脱自在に固定されることを特徴とする混練物の難固着構造。
【請求項7】
請求項1に記載の混練物の難固着構造において、
前記混練物が、高強度コンクリートもしくは超高強度繊維補強コンクリートであることを特徴とする混練物の難固着構造。
【請求項8】
請求項1に記載の混練物の難固着構造において、
前記合成樹脂材が、ポリウレア樹脂とふっ素樹脂とを複合化した複合樹脂であることを特徴とする混練物の難固着構造。
【請求項9】
セメント系固化材を含有する混練物の、打設作業に使用する混練物打設器具であって、
請求項1から7のいずれか1項に記載の混練物の難固着構造を備えることを特徴とする混練物打設器具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フレッシュコンクリートやフレッシュモルタルが接触する接触面を被覆する混練物の難固着構造、及び難固着構造を備える混練物打設器具に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
現場でコンクリートを打設する際、レディミクスト車などで搬入したフレッシュコンクリートを、手押し一輪車の荷箱やベッセルに移し替え、打設予定位置まで運搬する場合がある。この場合には、コンクリートの打設作業が終了したのち、荷箱、ベッセル及びレディミクスト車のシューターなどに固着したフレッシュコンクリートを、硬化する前に水洗浄して除去する清掃作業を行う。
【0003】
フレッシュコンクリートを除去するための水洗浄は煩雑であるため、例えば特許文献1には、手押し一輪車の荷箱を合成樹脂材で形成する構成が開示されている。これにより、荷箱に固着したコンクリートや塗料、土砂などの剥離性を向上するとともに、荷箱の水洗浄を容易にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-104206号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1には、合成樹脂材の種類について詳細が記載されておらず、荷箱に固着したコンクリートの除去容易性の程度も不明である。また仮に、除去容易性を有していたとしても、近年需要が高まっている高強度コンクリートや超高強度繊維補強コンクリートなど、高粘性のコンクリートを採用した場合には、同様の効果を得られない可能性がある。
【0006】
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであって、その主な目的は、混練物が接触する接触面に固着する混練物の固着量を低減することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる目的を達成するため本発明の混練物の難固着構造は、セメント系固化材を含有する混練物が接触する接触面を被覆層で被覆する混練物の難固着構造であって、前記被覆層は、非粘着性、低摩擦性及び難接着性を有する合成樹脂材を含むことを特徴とする。
【0008】
本発明の混練物の難固着構造は、前記被覆層が、前記接触面に一体形成された一体形成層であり、該一体形成層は、前記合成樹脂材を含む吹付け材を前記接触面に吹付けて硬化させたものであることを特徴とする。
【0009】
本発明の混練物の難固着構造は、前記被覆層が、前記接触面に対して着脱自在なカバー材であり、該カバー材は、前記合成樹脂材を含むことを特徴とする。
【0010】
本発明の混練物の難固着構造は、前記カバー材が、前記接触面に対して着脱自在なカバー材本体と、該カバー材本体に形成された前記合成樹脂材を含む樹脂層と、
を備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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