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公開番号2024031594
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022135245
出願日2022-08-26
発明の名称草刈り機
出願人東洋重機工業株式会社
代理人個人
主分類A01D 34/535 20060101AFI20240229BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】草刈り作業(草木の伐採作業)の効率向上に寄与できる草刈り機を提供する。
【解決手段】パワーショベルのアーム先端に取り外し可能に装着されて草木を刈り取る草刈り機であり、複数の草刈り刃を備える回転ドラムと、箱状の収納容器と、を備える。箱状の収納容器は、下方面を開口面とし、側面で、草刈り機の移動方向に相対する前面及び後面にそれぞれ、少なくとも、垂直方向で、回転ドラムの回転軸芯より上側に、上側開口を有する開口部(排出口)を備える。そして、回転ドラムには、油圧回転装置(油圧モータ)が、移動方向に応じて、回転方向を切り替え可能に接続されてなる。これにより、刈られた草木を大きな排出速度で収納容器外に、しかも常に、移動方向とは反対方向に排出することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
パワーショベルのアーム先端に取り外し可能に装着されて草木を刈り取る草刈り機であって、
複数の草刈り刃を備える回転ドラムと、
前記回転ドラムを回転可能に支持し、かつ該回転ドラムを収納する収納容器と、を備え、
前記収納容器は下方面を開口面とし、
前記収納容器の側面で、前記草刈り機の移動方向に相対する2面に、開口部を備え、かつ
前記開口部が、少なくとも、垂直方向で、前記回転ドラムの回転軸芯より上側に上側開口を有し、さらに
前記回転ドラムには、油圧回転装置が回転方向を切り替え可能に接続されてなることを特徴とする草刈り機。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記開口部が、前記上側開口に加えてさらに、垂直方向で、前記回転ドラムの回転軸芯より下側に、下側開口を有することを特徴とする請求項1に記載の草刈り機。
【請求項3】
前記下側開口には、前記下側開口の幅方向全域に、飛翔防止手段を有することを特徴とする請求項2に記載の草刈り機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、とくに、パワーショベルなどの建設機械のアーム先端に着脱自在に装着されて、草木を刈り取る草刈り機に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、作業者が人力で前後進させる手押し型草刈り機や、運転者が運転台に乗り込んで走行させる乗用型草刈り機など、様々な形式の草刈り機が開発されている。手押し型草刈り機は、個人住宅の庭などの狭い面積の草刈りに適し、また、乗用型草刈り機は、公園、競技場などの広い面積の草刈りに適している。しかし、これらの草刈り機は、道路の法面や、鉄道線路の法面など勾配の大きい場所や、凹凸の激しい場所では、転覆するなど、使用場所が限定される。
【0003】
そこで、不整地、傾斜地での草刈りが可能なように、パワーショベルなどの建設機械のアーム先端に着脱自在に取り付けて、草刈りを行うがことができる草刈り機が提案されている。パワーショベルなどの建設機械のアームには、寸法や重量が大きな草刈り機を装着できるため、大出力の草刈り機を装着して、草刈り作業を行うことが可能となる。このような草刈り機では、伐採された草木が広範囲に飛散しやすいため、収納容器を設け、ハンマーナイフを多数取付けた回転体を内装した草刈り機が一般的である。しかし、伐採した草木が多い場合には、伐採した草木が収納容器内に留まり、回転体の回転を妨げる場合が多々あった。
【0004】
そこで、収納容器の一面に隙間(開口)を設け、伐採した草木を積極的に収納容器外に排出するようにした草刈り機が提案されている。
【0005】
例えば、特許文献1には、回転刃を有する回転体と、回転体を収納するケーシングと、ケーシングにおける回転体の回転方向の一方向側および反対側に、開口がそれぞれ形成された建築機械の草刈り機が記載されている。特許文献1に記載された草刈り機では、草刈り機が移動し、一方の開口からケーシング内に地面に生えている草を取込むとともに、草刈刃で刈られた草を他方の開口からケーシング外に放出するとしている。そして、この草刈り機では、一方向側の開口および反対側の開口のうちの少なくとも一方の大部分を覆うように垂下された第1の可撓性部材と、第1の可撓性部材に対し回転体から遠ざかる方向に離間して垂下された第2の可撓性部材と、を有する。これにより、周囲への石等の飛散を抑制することができる、としている。
【0006】
また、特許文献2には、建設機械のアームに着脱可能で、草刈刃を有する回転ドラムと、回転ドラムを回転可能に支持するとともに収納するケーシングボディとを有し、ケーシングボディの片側にレーキを着脱可能に設けた草刈り機が記載されている。この草刈り機では、ケーシングボディは、下方面を開放面とするとともに回転ドラムの周囲を囲い、かつ八角形を呈するとしている。
【0007】
特許文献2に記載された草刈り機では、ケーシングボディの下方面の開口を地表に近づければ、地面に生えている草が開口からケーシングボディ内に取り込まれて、草刈刃で刈られ、外に放出される。特許文献2に記載された草刈り機では、ケーシングボディが回転ドラムの周囲を囲っている。そのため、刈られた草のうち大きなものは、草刈り刃とともにケーシングボディ内を回すことができ、再度、草刈刃で破断され、細かくなって下に落ちる、としている。さらに、特許文献2に記載された草刈り機では、ケーシングボディが回転ドラムの周囲を囲っているので、草刈り刃ではねられた石等の飛び出しも少なく、石等の飛び出し防護策は簡易なもので済むとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2015-8702号公報
特開2018-134025号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、周囲への石等の飛散を抑制するため、少なくとも一方の開口の大部分を覆うように、可撓性部材を備える必要があり、構造が複雑となるうえ、草刈り機の製造コストが高くなる、という問題がある。
【0010】
また、特許文献2に記載された草刈り機では、ケーシングボディ(収納容器)が回転ドラムの周囲を囲った構造となっている。このため、刈られた草のうち大きなものは、ケーシングボディ(収納容器)内に留まりやすく、ケーシングボディ(収納容器)外への排出量が少なく、さらに伐採作業の抵抗が増して、草刈り作業の効率が低下する、という問題がある。
(【0011】以降は省略されています)

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